ローマで観光中に突然雨が降ってきても、ご心配いりません～。

皆さん、こんにちは！

今日はローマでの観光中に、突然雨が降ってきたらどうしたら良いかという点についての豆知識＆アドバイスです！

ローマでは、雨が降ってから10～15分以内に"巡回傘売り"さんが街中のあちらこちらに傘をじゃらんと腕にぶら下げて出没します。今日ではどこにも出没しますので、便利といえば便利なサービス（？）です。

最近びっくりしたことといえば、突然雷が鳴り出して、うわっ、雨が降り出したぁと思っていたら、マイナーな病院の出入口にまで即効で傘売りさんが２人も待機していたのを見たことです。病院なので、全く観光スポットではない所までやって来たという実態を目にし、驚きました。

大抵はバングラデッシュ人の傘売りさんで、お値段の目安は折り畳み傘で1本3～5ユーロ、長い傘で8～10ユーロ位です。

「アンブレラ、アンブレラ」とか、「オンブレッロ、オンブレッロ（イタリア語で傘の意味）」とか言いながら、傘を持っていなくて辛そうな人に近づいて来ます。英語とイタリア語が混ざってしまって、「アンブレッロォ～、アンブレッロォ～！」という愉快な傘売りさんもいます。

傘は、安かろう悪かろうですぐに壊れるときもありますが、案外しっかりした商品の時もあります。筆者の折り畳み傘は9年前のある日、友達と映画館を出た途端にひどい土砂降りになってしまって、こうもり（傘）売りのおじさんから1本5ユーロで買ったと記憶していますが、まだぴんぴんしています。赤をベースにしチェックの模様で、稼ぎ時で忙しいにもかかわらず、種類をいろいろ選ばせてくれました！

上記のお値段の目安よりも高く売りつけてくるなぁと思ったら、迷わず値切ってみて下さい。

案外すぐに安くしてくれます。

有名な観光地にはまず100％、巡回傘売りさん達がやってきますし（多いときは十数人、突然、現れます！）地下鉄の入口や、バス停周辺、スーパーマーケットや映画館の入口にも、傘売りさんが20～30本の傘を手にぶらさげて待機しています。

この後も徒歩でどこかを周る予定があるという人は、買ってしまっても良いでしょう。

↑筆者にコロッセオの前で日傘を売りつけようとする巡回傘売りのおじさんを尻目に。雨が止んで、日が出てくると今度は瞬く間に"日傘売り"のおじさんに変身です！

外を歩いていて突然の雨が降ってきた場合で、空を見てもまだまだ止みそうもないなぁ～なんていう場合には、筆者は近くをキョロキョロして傘売りが到着していないか探します。本当にあっという間の驚く早さで傘売りさんは到着しています。

住宅地にいて傘売りさんが来そうもない場合は、ちょっと大通りに出ると見つかることもあります。　

傘売りさんは、雨が降り出してから5分後位にはもう現場に到着している時もあるので、この速さは何？いったいどこから来るんだろう？まさかすぐ近くに隠れて待機しているわけでは？などと不安に思ったこともあります。

思わず傘売りさんに聞いてみました。「傘売りさん達は、雨が降るとまるで地面からキノコがポコポコはえるように一斉に出没するけど、どこにいたらこんなに早く来れるのですか？？？」と。

お答えは、友達の経営するインターネットカフェ、花屋さんなどの店内に、何人か仲間で傘を大量にデポジットさせてもらっていて、雨が降りそうになると一番近くのお友達のところから30本位持ってきて、すぐに営業に向かうそうです。街のあちこちにあるお店に置かせてもらっているので、雨が降りそうな怪しい雰囲気になってきたらとりあえず一番近いお友達のお店に傘をとりに行くとのことです。すごいチームワークプレーですね～！

ですので、イタリア旅行へ行くのに万が一スーツケースの中に折り畳み傘を入れるのを忘れてしまった！と思っても、現地で絶対購入できますのでご心配はいりませんよ～。知っておくと良い、旅行の豆知識ちゃんでした！