石畳のヨーロッパ観光で疲れをためないコツ

公開日 : 2013年11月10日
最終更新 :

石畳の町の観光はとても疲れると思うのですが、日本で頻繁に山歩きをされている方でもヨーロッパの石畳を歩くとぐっと疲れてしまうようですね。おそらく、普段使っていない筋肉を使っているのかもしれません。歩く時は、親指側に力を入れて歩く様にすると足腰に負担がかからず良いですよ。

今日は石畳対策としていくつかご紹介したいと思います。

DSCN0815.JPG

↑ どこもかしこも石畳!ローマのカンポ・デ・フィオーリ広場の朝市にて。

1.石畳では運動靴(ウォーキングシューズ)を履く!

石畳は、ハイヒールなどのかかとの高い靴で歩くと足をくじいたり危ないので、運動靴を履きましょう。どうしてもかかとのある靴を履きたい人は別に持参して、パーティー会場なりで取り換えるようにした方が懸命です。

ローマでは石畳はサンピエトリーニといってブロックとブロックの間に砂や石を細かく砕いたものを入れて石畳をつくります。セメントを使わないので石と石が動きやすく、でもそのおかげで雨水も浸透し地面が呼吸できるので地球にはやさしい石畳なのですが、施工されてから時間が経つと砂がなくなったりして、ブロックとブロックの間に隙間ができているところも多くなります。

その隙間にパンプスのかかとが挟まって、かかとがボリっととれた日本人旅行者の方がいらっしゃいました。

日本ではかわいいコンフォートシューズなどが売られていますので、とにかく履きなれた靴で、自分の足にぴったりあう柔らかい靴が大切です。

もう一つの利点は(実はこっちの方が重要なのですが)、引ったくりや強盗にあった場合、運動靴なら走って逃げることができるという点です。

また、時々ブロックとブロックの間に小銭が挟まって落ちていることもありますので、物乞いの方に教えてあげると大変喜ばれます。

2.ビデを利用して足を暖める!

ホテルのバスルームにあるビデに熱いお湯を張り、足を温めます。温度は43~45度位の熱めにして下さい。約10分程ですが、途中で冷めてきたら、蛇口からお湯を足します。温度計はまさかお持ちで無いでしょうから、温度の目安はといいますと、10分経過した後にお湯から足を出して、足の色が赤くなっていればOKです。

色が変わっていないようでしたら、ぬるいということですので、再度、もう少し熱めのお湯でトライしてみて下さい。

お湯に何でもいいので何か入れるとより湯冷めがしにくくなりますので、何か探して入れましょう。

筆者は旅行時には塩や入浴剤、アロマオイルを少々持参してバスタブに入れます。忘れてしまった場合は、もしお部屋に備え付けのティーセットがあれば、紅茶などのティーバックを1袋お湯に浮かすだけでも違います。

ビデに直接足を入れるのは衛生上耐えられないという方は、ビデの上に厚手のポリ袋を敷いてその中にお湯を張って足を浸すか、アウトドア(釣具などの)用品などで折りたためる携帯ポリバケツやたらいがあります。

3.足スッキリ爽快シートを持参!

日本に売っている、足スッキリシートの類を数枚購入されてお持ち下さい。

これは寝る時に足の裏にシートを貼ると、起きた時にすっかり疲れがとれているという代物です。貼って寝ればいいだけなので簡単で、疲れてホテルに帰っても足のマッサージどころじゃない人にはぴったりです。足爽快樹液シートなどは、取れた疲れがシートの色が変わることによって教えてくれます。

4.できればバスタブ付きのお部屋に泊まろう!

イタリアでは基本的に入浴はシャワーですますので、お風呂にバスタブはありません。

ホテルでは、1つ星、2つ星ランクではまずシャワーのみでバスタブはほぼ間違いなく"(ホテルに)ない"といって良く、3つ星ではホテル予約時にリクエストすれば、あるお部屋にしてくれることもあるが、保証は出来ないといった感じです。4つ星になると比率的に多くのお部屋にバスタブがありますが、念のために予約時にリクエストすることをお奨めします。

予算の問題もあるかもしれませんが、慣れない土地での観光は疲労が格段に増しますので、バスタブにお湯を張って暫く浸かり、体の血行を良くするだけでもずいぶん翌朝の疲れ具合が違います。騙されたと思って、入浴の効果をお試し下さい。

なお、お湯の温度は38~40度の少々ぬるめでお願いします。

40度以上の熱いお湯だと、交感神経を優位にさせてしまって逆に興奮してしまい、リラックスできませんのでご注意下さい。

2番の足湯と同じ説明ですが、お湯に何でもいいので何か入れるとより湯冷めがしにくくなりますので、何か入れましょう。機内で貰ったミニワインを入れてワイン風呂にしている人もいました。

足は28個の小さな骨がたくさん集まってできています。(両足で56個)

あまり過信せずに、疲れたと思ったらすぐにケアをした方が良いですね。それではまた!

筆者

イタリア特派員

阿部 美寿穂

ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。