観光中にオオカミを5匹以上見つけたら、あなたもローマ通!(チェックテスト付き)

公開日 : 2014年03月17日
最終更新 :

こんにちは!

今日は、"ローマ通"度テストを作ってみましたので、まずはお試し下さい。(ローマに滞在したことがある方はその時のことを思い出しながら、行ったことがない方は未来の訪問を想像しながらお答え下さい!)

紀元前753年4月21日にローマを建国したロムルス達を育てたといわれる、"心優しき雌オオカミ"はローマのシンボルアニマル。

さて、ローマ滞在中にオオカミを何匹、発見しましたか?

町でオオカミを1匹も発見できなかった。

⇒ローマ入門者  

アドバイス:まずは、観光ガイドブックを見ながら、どんなところにオオカミがいるのか学んでみよう!

町でオオカミを1~2匹発見した。        

⇒ローマ初心者 

アドバイス:博物館や美術館巡りなどをして、オオカミを見る目を鍛えよう!

町でオオカミを3~6匹発見した。   

⇒ローマ中級者 

アドバイス:この調子で、オオカミとの出会いを楽しもう!

町でオオカミを7~10匹発見した。    

⇒ローマ上級者   

アドバイス:もっともっとマニアックなオオカミを発見して、みんなに教えてあげよう!

町でオオカミを20匹以上発見した。     

⇒ローマの達人 

アドバイス:特になし。

それではご紹介します。

雌オオカミは至る所で見られ、ローマの歴史を語る上で絶対に避けては通れません。こんなところにいます。

(雌オオカミの詳しいストーリーを知りたい方は過去記事、

DSCN3143.JPG

↑ 街灯にもオオカミの顔。

DSCN3147.JPG

↑ 近寄ってみてみます。心優しき雌オオカミというよりは、獰猛な雄オオカミのよう。

060401.JPG

↑ ゴミ箱にも雌オオカミのシンボル。

イタリア語で雌オオカミ(単数の1匹)はルーパ(Lupa)、雄オオカミ(単数の1匹)はルーポ(Lupo)といいます。

"雌オオカミ"といいたい時は、ラ・ルーパ(La lupa)です。"La" は英語の"The"と考えて下さいね。

Lupa 3.jpg

↑ 水飲み場もオオカミ!地下鉄B線の"コロッセオ駅" の出口前です。少し犬みたいです。

Lupa.jpg

↑ レストランの看板も雌オオカミ!

ローマ料理をだすおいしいレストランで、双子の兄弟の名からロモロ・エ・レモといいます。

双子の兄弟がオオカミの下でフォークを持っています!

Lupa 1.jpg

↑ ローマのお土産物屋さんには、ご当地キャラクターとして様々なオオカミグッズが売られています。これはオーソドックスな置物。

Lupa 2.jpg

↑ 裏側も見てみました。

Altare a Malta e a Venere 2.JPG

↑ オスティアから出土した、124年頃の軍神マルスとヴィーナスの祭壇にもオオカミと双子が既にいます。マッシモ宮(Palazzo Massimo alle Terme ローマ国立博物館)にて。ローマ美術を見るならここ。とてもお奨めです。

気になるのは祭壇越しに見える、ヴェールを被った男性の顔。これは、ローマ帝国初代皇帝アウグストゥス帝の惚れ惚れする様な美しい彫像です。(次回以降にお届けします)

060404.JPG

↑ これが一番有名な"カピトリーノの雌オオカミ"  高さ75cm。カピトリーニ美術館 コンセルヴァトーリ宮にて。

ブロンズ像で、紀元前5世紀初め頃の作品だとされ(異説あり)、雄弁家キケロも「前65年に、カンピドーリオの丘の上にあった雌オオカミのブロンズ像が雷に打たれ、双子の部分が破壊した。」と記録しています。(過去記事 2013年6月5日号より抜粋)

さて、"ローマ通度" チェックテストの結果はいかがでしたか?

ローマ滞在中には、町でオオカミを何匹見つけられるか試してみると、ゲームの様で一人でもとても楽しい観光となりそうです! ローマとオオカミの関係をご存知でない旅行者さんにも、今回知っていただけると嬉しいです。

筆者

イタリア特派員

阿部 美寿穂

ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。