日本から送られた数千本の桜。"日本の散歩道"では今満開です!

公開日 : 2014年03月29日
最終更新 :

ローマに日本の桜でお花見できる素敵な場所があります。

その通りの名前はイタリア語で "日本の散歩道"(Passeggiata del Giappone)といいます。

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日本の桜は、ローマ中心部から地下鉄で20分程の距離のE.U.R.(エウルと発音)という地区にあります。

この人工の湖をぐるっと一周する道が、"日本の散歩道" と名付けられています。

この散歩道に植えられている数千本の桜は日本からプレゼントされたもので、1959年7月20日に当時の岸信介首相が記念植樹をして、このプロムナード "日本の散歩道" が華々しくオープンとなりました!!

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↑ 当時の様子です。桜はこんなに小さかったのですね・・・。皆、楽しそう!

参考資料はこちら ("日本の散歩道"(Passeggiata del Giappone)の看板を立てた記念写真などあり)

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↑ 今やローマのイタリア人の間でも"花見クラブ" なるものも存在し、日本文化に興味を持ったり、日本のインテリアや料理、精神世界などを積極的に生活の中に取り入れようという人達が本当に増えています。

"Hanami" や"Sakura" という言葉もわざわざ訳さなくても通じる程に市民権を得てきていますね。一般的にイタリア人はとても親日的だと思います。

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↑ この様なお花のプレゼントはいいですね。皆に愛されています。

それまで日本のことを良く知らなかった人も、このお花見イベントに誘われたりしたことをきっかけに、 "何故、日本人は桜のはかなさを愛でるのか・・・。" 等々、日本人のものの考え方や精神性、哲学的な面に魅力を感じる人も多いようです。時々、ものすごく難しい質問をされることがあります・・・。

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↑ 異国で逞しく咲く桜です。枯れてしまった桜も多いので、現在は数千本まではいかないと思います。

なお、桜の開花予測によると本日から4日後が満開の予定です。週末には、日本の武道を紹介するイベントなども行われます。

また、湖では遊覧船(土・日のみの運行で定員30名。お一人3ユーロ)に乗ったり、手漕ぎ船(30分間10ユーロ。定員2名まで)やペダルボート(30分間9ユーロ。定員4名まで)などがレンタルでき、自然と親しむことができます。(レンタルボート情報:2017年4月10日PM 管理者と電話確認済み)

湖の周辺には、お食事処や休憩処などが多数ありますし、エウル地区は博物館や"四角いコロッセオ" などの見所も色々とあります。お散歩とお食事に訪ねてみてはいかがでしょうか?

インフォメーション:

住所  エウル地区。

行き方  地下鉄最寄り駅はB線のエウル・フェルミ(E.U.R. Fermi)またはエウル・パラスポーツ駅(E.U.R. Palasport)。テルミニ駅からラウレンティーナ行きに乗り、9駅目です。地下鉄の地上口を出るとすぐ目の前が人工湖です。

筆者

イタリア特派員

阿部 美寿穂

ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。

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