アルジダの "カフェ・ゼロ" シリーズ。
今日はアイスクリームのマイナー路線ということで、バールで最近流行っている"加工アイス"のご紹介です。
イタリアではアイスクリームが食べたいとなると、普通ジェラート屋さん(バールの店頭でも)に行き、ガラスケースの中の "これとこの味を下さい!" と選んで、店員さんが目の前でコーンやカップに盛り付けてくれるというパターンが一般的です。
↑ イタリアでは、アイスクリームが食べたい人はアイスクリームの専門店である "ジェラート屋さん"(ジェラテリアという Gelateria)に行きます。普通ジェラートは手作りで、毎朝コネたものです。
ところがジェラート屋さんでなくとも、マイナー路線ですが、街角にあるバール(Bar)でも日本のコンビニなどで買える様なパッケージに入った(1個1個包装された)アイスクリームを購入することが出来ます。
↑ 加工アイスの伝統がなかったこともあり外資系の商品が多く、今回ご紹介するイタリアではハートのマークでおなじみのアイスクリームのアルジダ(Algida)シリーズも同様です。(ユニリーバ社)
↑ 最近売れているアルジダのクリーミーなシャーベット(Cremosa granita)です。"カフェ・ゼロ"というシリーズで写真のものはココショック(Cocco Shock)。一番人気があります!
↑ カフェ・ゼロシリーズは、5種類の味があります。(カプチーノ味、ミントショック味など)1個3ユーロ。(1個につき容量 165g/180ml、230キロカロリー)
↑ ガリガリした氷の粒がたくさん入ったシェイクなので、ストローで吸っても良し、スプーンの様にして食べても良しです。(スプーンにもなる不思議な形のストロー付き)
↑ ココショックはココナッツとカカオ味フレーバーです。ジェラートよりは軽めの甘さです。
行きつけのバールでは朝ごはんに食べている人もいます。
↑ イタリアではジェラート屋さんがあちこちにあるので、普段加工アイスは "緊急時" に利用させてもらいます。(緊急時とは、外出先で急にジェラートが食べたくなるという事態が生じたが、近くにジェラート屋さんが一軒も見当たらない場合)
筆者行きつけのバールの店員さんによると、このアルジダシリーズは他にもチョコレートバーなど様々な種類がありますが、最近の流行は断然、カップアイス系のシャーベットだそうです。
余談ですが、ここのバールのスタッフさんは全員寡黙なタイプで、まるで仮面をかぶっているかの様にニコリともせず全くもってローマらしくないお店なのですが、とてもプロフェッショナルなのでお気に入りのバールの一つにしています。
行きつけなので、顔を見ると注文しなくても、いつもの組み合わせがカウンターに自動的に出てきてあとは食べるだけなので簡単というのもありますが、何よりカプチーノの温度が最高です!(ちょっと熱め)。
(その他にはたまに財布を忘れるので、つけがきくので良いという面もあります。)
熱いお茶を飲む日本人に比べるとイタリア人は猫舌なので、普通にバールなどでカプチーノを頼むと私達には少々ぬるめに感じられるかもしれません。
普段から熱い飲み物がお好きな方は、用心の為に注文時にカプチーノ カルド(熱いカプチーノを!Cappucino caldo = hot の意味)と伝えられると良いですよ!
(5月お題 "今はやりのスイーツ")
筆者
イタリア特派員
阿部 美寿穂
ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。
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