入場無料になるヨーロッパ文化遺産の日、今年イタリアは9月20日(土)です！

今回は、ヨーロッパで文化遺産などを国民に深く知ってもらうために、毎年1回、9月頃に開催されるヨーロッパ文化遺産の日についてのお知らせです。この文化遺産の日は、その国の文化財・観光省などが企画する為、国によって違います。

今年、イタリアは9月20日（土）と21日（日）となります。

予定では、9月20日（土）は国立美術館・博物館・考古学遺跡などの入場が無料となり、夜間開放され、深夜0時まで入場できます。（一部の施設では、入場料がお一人様1ユーロとなります）

この日のプログラムはまだ作成中ですので、イベントに参加する国立（私立もイベントに参加するところも）の美術館・博物館・考古学遺跡の最終的なリストができていません。また、20日、21日のど土曜、日曜とも無料になる可能性もあるとの情報もあります。（おそらくぎりぎりにならないと正確な情報が出ません）

情報は日々更新中とのことですが、ローマでは毎年、カラカラ浴場や、国立美術館は無料ですので今年も特別問題がなければ、そのようになるかと思います。イタリア各地にある美術館・博物館でも同様です。

また、イタリアの遺産をより身近に感じてもらうために、各施設では講演会、イベントなどが特別に行われます。

↑　がぶっ。"牛に襲いかかるトラ"、色大理石、エスクイリーノより出土、4世紀後半。（トラは、カピトリーニ美術館の新宮の階段部分の壁に展示してあります。）

余談ですが、日々パワーアップしている、イタリアの文化財・文化活動と観光省（Ministero dei Beni e delle Attività Culturali e del Turismo）ですが、7月1日から施行した観光客にとっても利点いっぱいの省令（Decreto 27 giugno 2014, n. 94）が大反響だそうで、"フランチェスキーニ革命"と呼ばれているそうです。（発案者のフランチェスキーニ文化相の名前から）

今週末の9月7日（日）も、第一日曜日なので入場が完全無料となりますので、ご利用下さい！