ローマのフィウミチーノ空港-市内間のタクシー料金表のまとめ

公開日 : 2014年10月09日
最終更新 :

ローマの名物(?)ともいえる、ぼったくりタクシーですが、今回はぼったくりタクシー攻略法ではなく、定額制が導入された空港-市内間の料金表についてまとめてみたいと思います。

ローマでは、2006年10月より、空港-市内間(逆ルートの場合も)のタクシー料金は定額制となり、嬉しいことにぼったくりなどの被害にあうケースが著しく減りました。

実はこの料金というのはインターネット上で情報が大変混乱しており、日本語では様々な料金が出てきます。かなり古い情報も混じっているようです。今回は最新の料金表をまとめ、お届けしたいと思います。

また、乗車時の一般的な注意点などについてはこちらの記事にまとめてあります。ローマのタクシー乗り場が一目でわかるマップ。旧市街40ヶ所のタクシー乗り場のまとめ。

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↑ インターネット上では情報が混乱していると書きましたが、現実の世界でも、タクシーステーションの料金表示が間違っていることが多々あります。まやかしものにご注意下さい。これは昨日通りかかった共和国広場にあった看板です。

看板内にも表記があるように、定額料金制ではスーツケースなどの荷物も料金込みです。

定額料金表:(2014年10月9日現在)

* ローマのレオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港 (通称フィウミチーノ空港)-市内間(定義はアウレリアヌス帝の城壁内-下部にマップを添付します)は一律、48ユーロ   ⇒ポイント:空港から直接、市内のホテルなどへ向かう人など

* ローマのレオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港 (通称フィウミチーノ空港)-チャンピーノ空港(ジョヴァン・バッティスタ・パスティーネ空港。市の15km南にあり、主に格安航空会社のヨーロッパ線が中心)は一律、50ユーロ   ⇒ポイント:フィウミチーノ空港からチャンピーノ空港へ行き、さらに航空機を乗り継ぐ人など

* ローマのレオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港 (通称フィウミチーノ空港)-ティブルティーナ駅は一律、55ユーロ    ⇒ポイント:空港から鉄道駅のティブルティーナ駅へ行き、そこから列車や高速バスで各地へ向かう人など

* ローマのレオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港 (通称フィウミチーノ空港)-オスティエンセ駅は一律、45ユーロ  ⇒ポイント:空港から鉄道駅のオスティエンセ駅へ行き、そこから列車や高速バスで各地へ向かう人など

* ローマのレオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港 (通称フィウミチーノ空港)-チヴィタヴェッキア港は一律、120ユーロ    ⇒ポイント:空港からローマ北部にある大きな港、チヴィタヴェッキア港へ行き、そこから船やフェリーで各地(各国)へ向かう人など

* ローマのチャンピーノ空港 (ジョヴァン・バッティスタ・パスティーネ空港)-市内は一律、30ユーロ    ⇒ポイント:チャンピーノ空港に到着し、空港から直接、市内のホテルなどへ向かう人など

* ローマのチャンピーノ空港 (ジョヴァン・バッティスタ・パスティーネ空港)-ティブルティーナ駅は一律、35ユーロ     ⇒ポイント:空港から鉄道駅のティブルティーナ駅へ行き、そこから列車や高速バスで各地へ向かう人など

* ローマのチャンピーノ空港 (ジョヴァン・バッティスタ・パスティーネ空港)-オスティエンセ駅は一律、30ユーロ     ⇒ポイント:空港から鉄道駅のオスティエンセ駅へ行き、そこから列車や高速バスで各地へ向かう人など

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↑ 英語版です。

Taxi 2.jpg

↑ 定額制の料金が対象となる、"市内"の定義とは、アウレリアヌスの城壁内(地図内オレンジ色の部分)からタクシーが出発か到着をする場合です。

注意点:

*一台に付き、最大4名までの乗車となります。4名以上の場合は、定額料金制の対象とはなりません。

*定額制の場合、お客様は全力で目的地(空港など)へ向かわなければいけません。途中休憩や、ショッピングなどの寄り道はできません。

*定額料金制では、休日・祝日の追加料金、夜間乗車の追加料金はかかりません。

*必ずタクシー乗り場から乗りましょう。ローマのタクシーは白い色です。(白タクではありません)

ローマ市にタクシー事業登録をしているタクシーがこの市内-空港間の定額料金制をとっています。

昨今、当局も取り締まりを強化しているようですが、ヴェネツィア広場、フォーリ・インペリアーリ通り、コロッセオ周辺では隣のリエーティ県でライセンス登録をしているタクシーや、ひどい場合ですと、ローマから遠いマルケ州のタクシーなどが何食わぬ顔で混じって待機していることもあるようです。本来ならば、各々の持ち場(登録場所の都市)へ戻って営業しなければならないのですが、ローマはお客さんが四六時中たくさんいるので出稼ぎといったところでしょうか。(例えるなら、関東地方の他県のタクシーが観光地、東京で営業しているといった感じです。)これらの運転手は思い思いの値段を請求することもできますのでご注意下さい。

それでは、楽しいご滞在を!

筆者

イタリア特派員

阿部 美寿穂

ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。

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