イタリア人男子2名の憧れの日本旅行(!)のプランを見せてもらうの巻。

公開日 : 2015年01月16日
最終更新 :

イタリア人の友人の息子さん(30歳)とその友人(32歳)がこの春、初めての海外旅行をします。

その行き先が何と日本ということで、先週より、彼らのプランが大丈夫かどうか見てくれないかとご両親に頼まれ、自宅にお伺いして旅行スケジュールをチェックしています。

日本人に比べるとかなり大雑把な性格のイタリア人が、果たして綿密な旅行計画を立てられるのか?等々、好奇心と不安な気持ち一杯でお伺いしましたが、ホテルももう予約してあり、旅行プランの骨組みは大方出来上がっていました。

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日本に15日間滞在ということで、日本のガイドブックを片手に色々勉強しているようでした。

とはいってもやはり、現地の文化などは全く想像がつかないもので、筆者が思っても見なかった様な面白い質問をたくさん受けました。

もしかすると、イタリア人の日本旅行という逆ヴァージョンでも皆様のご参考になるかもしれません。

今回は、その一部をお届けしたいと思います!

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ホテルは、Booking.com のサイトで予約してありました。

彼らが作ったスケジュールでは、まずはイタリア・ローマのレオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港から成田国際空港にアリタリア航空の直行便を利用して向かいます。

初めの5日間は東京観光にあてるということで、港区のホテルを予約してありました。

日本で困ったことがあった時にすぐに駆け込める様にと、港区のイタリア大使館の近くにある宿泊施設を探したそうです。(統計でも、ヨーロッパ人の中で自国を離れた時に最も慎重になる国民は、イタリア人だとの結果が出ています)

東京観光の見所は、ローマにある日系の旅行会社にメールで問い合わせをし、ワードで作成された簡単な資料(イタリア語)を送ってもらっていました。

彼らがその中で特に興味を持っていたのは、浅草、築地の魚市場、上野恩賜公園、銀座、お台場です。

5日の東京滞在のうち、丸一日は東京ディズニーランドの観光にあてるということで、髭もじゃでごっつい二人ですが、メルヘンチックな男性であることが良くわかりました(?)。

イタリアにはディズニーランドがない為、もし行くとなると一番近場では、パリのユーロディズニー(ディズニーランド・リゾート・パリ)まで行かなければなりません。二人ともずっと行ってみたいと思っていたそうです。

ディズニーランドにはベネツィアン・ゴンドラなど、イタリアに由来しているものもあるので、きっと楽しめるでしょう!

"陽気でおしゃべり好きのゴンドリエたちがこぐゴンドラに乗って運河をひとめぐり。優雅でロマンティックな旅をお楽しみあれ!" (ヴェネツィアン・ゴンドラ/東京ディズニーランドのホームページより引用)

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東京の観光には、リムジン & サブウェイパス(成田路線) (東京メトロ線全線および都営地下鉄線全線とリムジンバス成田路線がセットになったお得なチケット)の3日間券を購入します。

東京滞在中にもし余裕があれば、1日は鎌倉の大仏を見に行きたいということでした。

電車の乗換えなどに不安なのは言葉の問題です。

二人ともあまり英語が話せず、ほぼイタリア語オンリーなので、日本ではジェスチャーを中心にしたコミュニケーションとなりそうです。通じると良いのですが・・・。

一応、日本語会話の本を一冊購入していましたが、日本語が難しくて全く頭に入らないそうです・・・。

東京の次は、静岡県の三島市のホテルが1泊、予約してありました。何故、三島市なのか疑問に思い聞いてみたところ、美しい富士山を見てみたい、そして富士山の5合目まで行ってみたいという夢があるとのことでした。

国内の移動は新幹線などを利用します。JRのジャパンレールパスをローマの日系旅行会社で予め購入しておきます。

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静岡県に1泊後、翌日は奈良へ向かいます。

奈良で1泊、京都で3泊し、続いて広島で2泊です。

広島では、原爆ドームと世界遺産の厳島神社を見学の予定です。

その後、東京に戻り、1泊した後、イタリア・ローマへ向けて帰国の途に着きます。

最初は観光プランの中に日光と大阪も1泊ずつ入っていたのですが、スケジュール的にきついと思われる為、今回は諦めてもらいました。

昔はイタリア人にとって、日本は途轍もなく遠い国でしたが、ここ数年は、日本をハネムーンの旅行先に選んだり、バカンスの観光で訪れる人もとても増えています。(東京とローマは姉妹都市でもあります)

日本の伝統文化やテクノロジー、東洋の思想の神秘的な部分に強く魅かれる様です。

もし、皆さんが町で大声でおたおたしている、黒髪で割と小柄な観光客を見たらイタリアからの旅行者かもしれません。(イタリア人は地声が非常に大きいので、"大声でキョロキョロ" というところがポイント)

困っていそうだったら、助けてあげて下さいね。宜しくお願い致します!

筆者

イタリア特派員

阿部 美寿穂

ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。

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