ローマのバールでよく見かけるスイーツ。その4 スリッパの形の大きなパイ、チャバットーネ

公開日 : 2015年06月11日
最終更新 :

イタリアのバール(Bar)は近所の人達とおしゃべりをしながらコーヒーを飲んだり軽食もとれる、いわば社交場のような役割を果たしています。イタリアでは一般的にケーキやクロワッサン、タルトなどの "甘い朝ごはん" で一日が始まりますので、バールで朝食を摂ることも多いです。

"ローマのバールで良く見かけるスイーツ"シリーズの4回目は、チャバットーネ(Ciabattone)というパイの一種をご紹介したいと思います。

イタリア語でチャバッタ(Ciabatta)とはスリッパの意味です。

大きなスリッパそっくりなその形状が、"チャバットーネ"の名前の由来となったと思われます!

ちなみに"チャバッタ"という食用のパンなど、他にもスリッパの形から同じく"チャバッタ"と呼ばれているものもあります。

Ciabattone 1.JPG
Ciabattone 3.JPG

↑ 横幅は15cm位ある大きなパイです。前回その3でご紹介したお菓子、"さくさくの食感の扇形のパイ、ヴェンターリオ"同様、イタリアではパイもポピュラーです。

Ciabattone 4.JPG

↑ パイの膨らんで盛り上がった部分にはカスタードクリームが入っています!

ずっしりとした朝ごはんです。

Ciabattone 5.jpg

↑ イタリアではハートのマークでおなじみの、ユニリバー・イタリア(Unilever Italia)のアルジダ(Algida)シリーズのフード・サービスでもチャバットーネを売っていました。朝食向けの商品のコーナーで、130gのパイの中にはとろりとしたレモンクリームが入っているとあります。これはまたおいしそうですね。

今回4回目は、スリッパの様な形の大きなパイ、チャバットーネをご紹介しました。

バールのお菓子類はお持ち帰りも出来ますので、もしイタリアでバールに入る機会がありましたらお試し下さい。

ご参考までに、ローマの市場(バール)での平均価格は、1枚1.8ユーロ(約248円)前後です!

筆者

イタリア特派員

阿部 美寿穂

ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。

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