イタリア現地ツアー「1日で行く！ローマ発：ポンペイ遺跡・ソレント・カプリ島/青の洞窟・ナポリ」 その１
先日、ローマから日帰りでポンペイ遺跡、ソレント、カプリ島（青の洞窟）、ナポリへ行って来ました。
ところで、皆さんはローマ－ナポリ間の距離はどのくらいあるかご存知でしょうか？
答えは、ローマ－ナポリ間は直線距離で約230km、ほぼ東京－名古屋間と同じです。
イタリアの赤い新幹線（注：筆者が勝手に名付けてます・・・）でローマのテルミニ駅を出発すると、ナポリの中央駅には1時間8分前後で到着です。
割と近いので、筆者の周りにはピザだけ食べに行くツワモノもいます。ナポリは言わずもながピザの発祥地で、ここではとてもおいしいピザが食べられるのです！
今回は、筆者の友人のローマ在住の恵子さんがガイドをするミキトラベル・ローマ（みゅう）のイタリア現地発着ツアー 「【ローマ発】ゆったりバスで行くカプリ島、ポンペイ、ソレント、ナポリ1日観光ツアー 詳細」 に参加し、日帰りでナポリ近郊の4つの有名観光スポットを廻って来ました。
とても嬉しかったのは、今まで一度も入れたことのない、幻想的なブルーが美しいカプリ島の青の洞窟へ入場することが出来たことです。
青の洞窟の入口の高さは僅か1メートルの為、好天でも風があったり、波が出て来たりすると入れません。入れるか入れないかは当日にならないと分からない、かなりドキドキ心拍数を上げさせてくれるスポットです。今回は幸運の女神が微笑んでくれました・・・！
前置きが長くなりましたが、今回から3回に渡り、これらの観光スポットについて、旅のヒントなどをお届けしたいと思います。本日（その1）は、ローマを出発してからポンペイ遺跡の観光までをまとめたいと思います。
ツアーは、朝の7時30分にローマ・テルミニ駅、北側のマルサラ通りからバスで出発です。
テルミニ駅についての詳細：
2013年7月12日号 必見！丸わかりガイド ローマ中央駅テルミニ駅。治安＆構内マップと施設情報。 こちら
待ち合わせ時間より少し早く着いてしまったので、テルミニ駅構内にあるバールでカプチーノとクロワッサンを1個いただいてリラックスです。
駅構内を通り抜けるとマルサラ通りの集合場所、ロイヤル・サンティーナ・ホテルの前に出ます。
ローマを出発してまず最初に向かう場所は、ポンペイにあるポンペイ遺跡です。
↑ ポンペイまでの旅の途中、ローマ県の隣の県のフロシノーネ県にあるカッシーノという町のGA Cassinoというお店で休憩がありました。（位置は上部の地図参照）
店内にはリモンチェッロ（Limoncello）というレモンを使って作るリキュールがたくさん売られていました。イタリアでは冷蔵庫などで冷やしたものを食後酒として飲みます。甘くておいしいお酒です。
↑ メニューは日本語での表記もあります。
カウンターのケースの中においしそうなドーナッツが見えるでしょうか？
休憩ということで、ここでも筆者はカプチーノとドーナッツをいただきました。
↑ トイレ休憩を終えるとポンペイに向かって出発です。窓の外には真っ青な海が見えて来ました。
↑ 10時15分にポンペイ遺跡に到着しました。
遺跡前にはレストランやお土産物屋さんが並んでいます。南イタリアの陽光をたっぷり浴びた鮮やかな色をしたレモンは、この地方の名物のレモンのパスタなど様々なお料理に登場します。
↑ ポンペイ遺跡に入場しました！
ポンペイは、79年にヴェスヴィオ山の突然の噴火によって一夜にして灰の下に埋もれてしまった古代ローマ時代の町です。1世紀当時の人々の様子がそのまま残るその遺跡は、"ポンペイ、ヘルクラネウム及びトッレ・アンヌンツィアータの遺跡地域" として世界遺産に登録されています。
↑ お肉やお魚を売っていた市場（Macellum）の建物の壁面を装飾していたフレスコ画です。
ガイドさんの説明を聞いているのは、本日、筆者と一緒に日帰りツアーに参加している24名の皆さんです！
↑ とても暑い日でした。イタリアでは夏場の観光は帽子、日傘などをお忘れなく！
夏の注意点：この時期に気をつけた方が良い旅のトラブル。"炎天下の観光と熱中症の対策法" こちら
↑ "猛犬注意（Cave canum）"とラテン語で書かれたモザイクが残る、悲劇詩人（Casa del Poeta Tragico）の家の玄関です。他所のお宅の入口で犬がワンワンと激しく鳴いていると、怖いな～と思ってしまうのは今も昔も変わりませんね！
↑ パン屋さんです。手前には粉を挽く臼、奥にはパンを焼くかまどが見えます。
↑ 約1時間のポンペイ遺跡の見学を終え、出口に向かいます。
そして再びバスに乗り、今度は次の目的地ソレント（位置は上部の地図参照）へ出発です。
↑ 移動中の車窓からはヴェスヴィオ山が見えます。
ポンペイ遺跡からソレントまではひたすら海岸線を走って行くのですが、風光明媚な美しい景色に目を奪われ続けました。
次回（その2）は "ソレントで昼食" をお届けしたいと思います！
筆者
イタリア特派員
阿部 美寿穂
ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。
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