【修復工事の進捗状況】トレヴィの泉の仮設 "ミニ泉" ちゃん、今日もお仕事中!

公開日 : 2015年09月29日
最終更新 :

只今、ローマのトレヴィの泉は致命的なことに、泉なのに水がない状態となっております。しかし仮設の "ミニ泉" ちゃんは今日も頑張って働いていました!

ということで、ローマ滞在中の皆さまには大変申し訳ないのですが、2014年の6月よりトレヴィの泉は修復工事に入っており、見学できない状態になっています。(修復工事開始直後のお写真は昨年7月14日号をご参照下さい。こちら

今日は最新の工事の進捗状況をお届けしたいと思います。

Trevi a.JPG

↑ 今日はヴェネツィア広場で用事があった為、広場から歩いて行きます。5~7分歩くとトレヴィの泉が見えて来ました。写真奥で白く輝きを帯びているものが泉です。

Trevi b.JPG

↑ 泉に到着しました。真っ白過ぎて白光しているようにも見えました。今日も人がたくさんいます!

Trevi c.JPG
Trevi d.JPG

↑ ギリギリまで近づきましたが、やはり修復中の為に泉は透明な囲いで覆われていました。泉の中に立ち入ることができないように完全に囲われているので、当然ながら、泉の正面にある階段を降りて泉の周りに座ってコインを投げることができません。

Trevi e.JPG

↑ しかし、去年の夏の写真と比べてみて下さい(下部の写真)、泉の正面のポーリ宮の壁面に飾られた彫刻群の修復が終わり、今では大分見れるようになっています。

Trevi f.JPG

↑ 昨年の夏の写真です。泉は大半が足場で覆われており見えませんでした。

Trevi g.JPG

↑ 写真の手前部分は、普段水が張られている水盤部分です。泉を訪れたのはイタリアではお昼ご飯の時間でしたが、工事の人達は一生懸命働いていました。今の時期のローマの日中の気温(最高)は25度くらいです。

Trevi h.JPG

↑ 修復工事費用のスポンサーは、イタリアの高級ブランド、フェンディ(FENDI)です。予定では、このまま順調に行けば、修復工事は年内に終了する見通しです。

Trevi i.JPG

↑ ところで、トレヴィの泉では後ろ向きにコインを投げるともう一度ローマに戻って来ることができるといわれていますが、水がないのでコインは投げられないのかしら?

いえいえ、"Throw your coin! コインを投げよう!" と書いてあります。ということは・・・、そう、仮設 "ミニ泉" ちゃんの登場です。

Trevi j.JPG
Trevi k.JPG

↑ トレヴィの泉を模った、"ミニ泉" ちゃんです。

"ミニ泉" ちゃんは、トレヴィの泉のほぼ真正面にあり、仮設の泉の前でも、みんな真剣な面持ちでコインを投げたり、写真を撮ったりしています。

泉は小さく、日本の普通の家庭にある浴槽にそっくりで(失礼)、小さ過ぎるのかコインをうまく入れるにはコツがあるようです。写真を見てもお分かりのように、ほとんどのコインが入っていません・・・。

この時期にローマを訪問された方は、コインはミニ泉ちゃんへということになりますが(これはこれでまた貴重な経験となるかも?)、コインをうまく入れて、また是非ローマに戻って来て下さいね!

きっと次回の再訪問時には、トレヴィの泉は見違えるような真っ白でピカピカの泉となって、皆さんの再訪を大喜びしてくれることでしょう!

筆者

イタリア特派員

阿部 美寿穂

ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。