【特別聖年開催はもうすぐ！】只今、スペイン階段は入れません！！
先日、友人より"スペイン階段がすごいことになっている！"というニュースを入手し、早速今日の午後に立ち寄ってみました。
↑ スペイン階段への行き方ですが、スペイン階段はスペイン広場にあり、スペイン（広場）駅で降ります。（そのままですが！）
イタリア語でスペインはスパーニャ（Spagna）といいますので、スペイン（広場）駅はスパーニャ（Spagna）という表記です。（写真をご覧下さい）
スパーニャ駅は地下鉄A線の駅の一つで、テルミ二駅からバッティスティーニ行に乗って僅か3つ目です。
この駅は人の往来が昼夜を問わず激しい駅なので、気がわさわさして落ち着かず、筆者はあまり使いません。（個人的な駅の好みです。好きという方ももちろんいらっしゃるでしょう・・・。）
今回も、とことこ（とぼとぼかも）家から歩いて行きました。写真はスペイン階段への駅の出口です。
↑ 一枚目の写真にある地下鉄の出口を出て、左に曲がるとそこはもうスペイン広場です。
角にいつもいる、焼き栗売りのおじさんが見えます。その他には、よくタロット占いのおじさんや手相占いのおばさんで魔女のような出で立ちの方（？）がこの近辺にはいらっしゃいます。（今日もおり、バッチリ声を掛けられました）
↑ スペイン広場はいつも人でいっぱいです。
↑ スペイン広場に面しているスペイン階段を見ると・・・・。あれっ、確かにおかしいですね、スペイン階段に誰も座っていません。近づいてみましょう。
↑ スペイン階段の上にある、トリニタ・ディ・モンティ教会も修復工事で表面に覆いが掛かっていて見えません。スペイン階段の普段の様子はこちらです。
参考記事：2013年10月24日号 スペイン階段について こちら
↑ なるほど、階段はフェンスで囲われていて入れません。
↑ しっかり工事の看板が出ています。
↑ 工事の説明があるので、何が書いてあるか読んでみましょう。
ローマ市主導によるスペイン階段の修復工事で2015年10月7日に開始されました。この修復工事にかかる費用は、1500.000,00ユーロとあります。日本円に換算すると今日のレートで203,354,250円（2億3百万）くらいでしょうか。
ローマ市によると、このスペイン階段の修復工事が完全に終了するのは2016年春の予定ですが、階段の片側部分は来月中に工事が終了し、再来月の12月7日には公開されるとのことです。
というのは、前回のブログでも、ローマの地下鉄（A・B・C線）のメンテナンスに伴う営業時間の変更についてお知らせしましたが、まもなく2015年12月8日より1年間の "慈しみの特別聖年" に入る為、バチカン市国のお膝元ローマは世界中よりたくさんの巡礼者、お客さんを迎え入れなければなりません。その為、市内あちこちで公共交通機関のメンテナンスなどが始まっており、関係当局は大忙しです。
参考記事：
2015年3月26日号 ローマ法王、罪の赦しと償いの "2015‐2016年特別聖年" 開催宣言！ こちら
今回のスペイン階段の修復費用は高級ブランド、ブルガリ（Bulgari）の寄付によって行われます。
修復工事はまずは138段の階段の清掃から始まり、階段の石の欠如部分の補修と保護、雨水の排水設備の整備、階段に新しい照明の設置、現在ある伝統的な階段のランプの修復などを中心に行われるそうです。修復工事が施されるのはちょうど20年ぶりだそうです。
階段は清掃されておそらくピカピカになる筈ですので、工事が終了するのが楽しみですね！
皆さんもこの聖年の機会に、是非、遊びに来て下さい！
筆者
イタリア特派員
阿部 美寿穂
ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。
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