イタリアのお魚料理:外で食べるお魚料理(レストラン編)その1

公開日 : 2016年05月14日
最終更新 :

日本にはおいしいお魚料理がたくさんありますね!

しかし、日本と同様にぐるりと海に囲まれたイタリアもおいしいお魚料理では負けていませんよ!

地球の歩き方・現地特派員には毎月 "お題" というものがあり、5月のテーマは "(現地の)お魚料理" です。

そこでこの度は、今まで筆者が集めて来たお魚料理の写真をカテゴリー別にまとめてご紹介したいと思います。

新鮮な情報をご提供する為、写真は全て3年以内に撮影したものを厳格に選びました。ですので、多少レストランの所在場所が偏ってしまったかもしれませんが、その点はご勘弁下さい!

また、お料理の名前とレストランの名称・場所等は出来る限り記載する様に心掛けました。お店選びなどのご参考にどうぞ。

カテゴリーは以下の通りです。

今月のお題 "お魚料理"は、写真を見ているだけでも楽しんでいただけるかと思います!!

1.外で食べるお魚料理

※①のレストラン編は写真の枚数が多くなってしまった為、下記の通りその1、その2、その3(最終回)にざっくり分けました。

①大衆食堂から少しおしゃれなレストランまで(レストラン編)

イタリアのお魚料理:外で食べるお魚料理(レストラン編)その1 ※前菜、付け合わせなど

イタリアのお魚料理:外で食べるお魚料理(レストラン編)その2 ※プリモ・ピアット こちら

イタリアのお魚料理:外で食べるお魚料理(レストラン編)その3(最終回) ※プリモ・ピアット、セコンド・ピアット、その他 こちら

②少しグレードアップした場合のお魚料理(ホテルのレストラン編)

イタリアのお魚料理:外で食べるお魚料理(ホテル編) こちら

2.家庭で食べるお魚料理

イタリアのお魚料理:家庭で食べるお魚料理 こちら

それでは早速、お魚を使った前菜(アンティパスト)から行ってみましょう!

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↑ アンティパスト(前菜)です。

サーモンやイワシのマリネなどが入っています。アンティパストは冷菜が多いですが、素材の味を活かしたイタリアらしい雰囲気の料理がいっぱいでお店によって趣向の違いが良く出ていると思います。いつも別の土地へ行ったら何か一皿アンティパストを試してみたいなと思います。(場所:ローマ郊外のレストラン)

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↑ こちらはレストランではなく、バールで行っているアペリティーヴォ(Aperitivo 食前酒という意味)サービスを利用してお魚料理をいただいたものです。

イタリアでは、夕食前に軽く食前酒を飲みながらちょっとしたものをつまみ、食前酒によって食欲を増進させ、夕食までの時間をつなぐ文化があります。大食漢の彼らにとっては夕食前のウォーミングアップといったところですが、私達日本人にとっては本当の夕食のようになってしまいます。バールやカフェなどでは夕食前の17~22時頃までアペリティーヴォサービスを展開していて、料金は安いお店でお一人様4ユーロ位からです。

この「お魚づくしのアペリティーヴォ」は8ユーロでパン、前菜、お魚の料理、飲み物(写真右上に貼り付けました。筆者が頼んだのはカンパリ)が付いてきます。黄色く見える調味料はオリーブオイル、手前の焼きナスのソースはバルサミコ酢です。

アペリテーヴォサービスを利用してお食事とされる節約旅行中の方もいらっしゃるかと思いますが、毎日ではやはり栄養のバランスが崩れてしまいますので、レストランや大衆食堂な様なところでしっかりお食事を摂る日を作ることも大切だと思います!(場所:ローマ中心部のバール)

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↑ レストランのアンティパストです。イカ墨とポレンタを練り上げたものにグアンチャーレと海老を添えたものです。(Biscotto di polenta al nero di seppia lardellata al guanciale con gamberi saltati、英語表記:Black cuttlefish cornmeal mush with pork cheek and shrimps)

ポレンタとは北イタリアで良く食べられる料理でトウモロコシの粉に水やスープを加えて火にかけて練り上げたものですが、これはポレンタがイカ墨の黒で染められて、ゴマせんべいの様になっています!グアンチャーレ(Guanciale)は豚のほお肉の脂身の塩漬けでカルボナーラなどに入っているお肉です。

(場所:アイ・フィエナローリ Ai Fienaroli、ローマのVia Sardegna, 135-137。ヴェネト通りから東方向に徒歩約10分)

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↑ こちらは近所の店長&スタッフ一同、熱狂的なローマファン(サッカー)のピザレストランです。

店内にはテレビが二台設置してあり、試合の日には狂信的なサポーターが集まりものすごい騒ぎとなります。もちろんその様な日は恐ろしいので周辺には近づきません。

ピザを食べる前にハムとモッツアレッラチーズの盛り合わせ(写真奥)やブルスケッタの盛り合わせ(写真手前)を注文しました。ブルスケッタには色々な種類がありますが、右奥に見えるのは花ズッキーニ、モッツァレッラチーズとアンチョビをのせたものです。この組み合わせは良くローマで食べられるアンティパストの"ローマ風揚げもの Fritto Misto alla Romana"の中の一つ、花ズッキーニのフライとして登場します。花ズッキーニのフライもとてもおいしいですので、機会があれば是非お試し下さい。(場所:ローマ中心部のピザレストラン)

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↑ 同じくブルスケッタです。少し前のバールでの「お魚づくしのアペリティーヴォ」に含まれるトマトとアンチョビのブルスケッタです。ルッコラ(ロケット)の葉が添えてあります。日本にいた時は、良くルッコラなどのハーブの種を蒔いて育てていました。ルッコラは日本で育てていた時は特別おいしいハーブだとは思っていませんでしたが、イタリアで食べるルッコラは味が全然違いますね!イタリアのパワフルな太陽とおいしい水、空気がそうさせるのでしょうか。(場所:ローマ中心部のバール)

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↑ ツナのサラダです。

ツナ缶もイタリアのツナは基本的にオリーブオイル漬けになっているのでおいしいと感じます。カロリーが低めなオリーブオイル漬けでないツナ缶(水煮など)もありますが、イタリア人が好むのはエキストラバージンなどを使ったオリーブオイル漬けの方です。

(場所:サラダの専門店 インサラータ・リッカ Insalata ricca、ローマのPiazza Albania, 3。地下鉄B線 チルコ・マッシモ駅や国連 - 国際連合食糧農業機関 FAOから徒歩7~8分)

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↑ アラゴスタ(伊勢海老)のサラダ。

野菜サラダをベースに、ルッコラ、キノコ、コーン、チコリに甘いドレッシングがかかっています。

(場所:サラダの専門店 インサラータ・リッカ Insalata ricca、ローマのPiazza Albania, 3。地下鉄B線 チルコ・マッシモ駅や国連 - 国際連合食糧農業機関 FAOから徒歩7~8分)

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↑ 日替わりのお魚のミックスフライ。

レモンと塩でいただきます!

(場所:イータリー/オスティエンセ駅店 Eataly Roma Ostiense、ローマのPiazzale XII Ottobre, 1492。最寄り駅は地下鉄B線のピラミデ駅。イータリーはオスティエンセ駅にくっついています) 

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↑ お次は場所が飛んで、"帰れソレントへ"のナポリ民謡で知られているソレントのレストランです。このレストラン"ラ・バジリカ"は、すぐお隣にあるソレント料理が楽しめる有名ミュージアムレストラン "カルーソ Caruso" の姉妹店です。

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↑ 右側の茶色く見えるものはマグロです。南イタリアではやはりアンティパストの魚介類はおいしいですね!

(場所:ラ・バジリカ La Basilica、ソレントのVia Sant'Antonino, 28, Sorrento)

以上、写真の枚数が多くなってしまった関係で今回はここまでとし、次回その2は、最も目が楽しめるイタリアらしいカラフルなパスタやリゾット類などのプリモ・ピアット(第一皿目)をお届けします!

5月お題"魚料理"

筆者

イタリア特派員

阿部 美寿穂

ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。

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