イタリアのお魚料理:家庭で食べるお魚料理

公開日 : 2016年05月31日
最終更新 :

日本にはおいしいお魚料理がたくさんありますね!

しかし、日本と同様にぐるりと海に囲まれたイタリアもおいしいお魚料理では負けていませんよ!

地球の歩き方・現地特派員には毎月 "お題" というものがあり、5月のテーマは "(現地の)お魚料理" です。

そこでこの度は、今まで筆者が集めて来たお魚料理の写真をカテゴリー別にまとめてご紹介したいと思います。

新鮮な情報をご提供する為、写真は全て3年以内に撮影したものを厳格に選びました。ですので、多少レストランの所在場所が偏ってしまったかもしれませんが、その点はご勘弁下さい!

また、お料理の名前とレストランの名称・場所等は出来る限り記載する様に心掛けました。お店選びなどのご参考にどうぞ。

カテゴリーは以下の通りです。

今月のお題 "お魚料理"は、写真を見ているだけでも楽しんでいただけるかと思います!!

1.外で食べるお魚料理

※①のレストラン編は写真の枚数が多くなってしまった為、下記の通りその1、その2、その3(最終回)にざっくり分けました。

①大衆食堂から少しおしゃれなレストランまで(レストラン編)

イタリアのお魚料理:外で食べるお魚料理(レストラン編)その1 ※前菜、付け合わせなど こちら

イタリアのお魚料理:外で食べるお魚料理(レストラン編)その2 ※プリモ・ピアット こちら

イタリアのお魚料理:外で食べるお魚料理(レストラン編)その3(最終回) ※プリモ・ピアット、セコンド・ピアット、その他 こちら

②少しグレードアップした場合のお魚料理(ホテルのレストラン編)

イタリアのお魚料理:外で食べるお魚料理(ホテル編) こちら

2.家庭で食べるお魚料理

イタリアのお魚料理:家庭で食べるお魚料理 

それでは早速、家庭で食べるお魚料理を幾つか見てみましょう!

Mizupesce.JPG

↑ こちらはイタリアのマンマ(mamma / お母さん)が作る、普通の家庭のお昼ご飯です。

今日のパスタはメカジキのパスタです。作り方を記します。

フライパンに油をひき、下記のイタリアンパセリ、メカジキ、パスタ以外の材料を入れて炒めます。途中で、パスタの茹で汁を加えてさらに炒めます。全ての材料に火が通ったら、ブロック状に切ったメカジキを加え炒めます(炒め過ぎない様に!)。仕上げにオリーブオイルを少々加えかき混ぜます。お皿に盛り付けたら、イタリアンパセリをパスタの上にちらして出来上がりです。

材料: (だいたい3人分)

メカジキ 大きな切り身 1枚     

にんにく (よくきざむ)     

オリーブオイル(エクストラヴァージン) 少々     

ケイパー(塩漬けのもので良く洗って使用) いくつか     

唐辛子 少々      

黒オリーブの実(Gaeta産のもの。なければ個性の強くないものなら良し)     

アンチョビ(オイル漬けのもの) 1枚     

ミニトマト(なくても可。洗って種を取り除いておく)いくつか     

レモンの絞り汁 約1個分     

生イタリアンパセリ(適当にきざむ) 少々     

乾燥オレガノ(カラブリア州のものは最高に香り良し)少々     

松の実 少々     

塩(できれば精製してないもの)     

パスタ(ソースがパスタの中に入ってよくからまるように、スパゲッティなどの麺状のタイプのものより、写真のタイプのものが良し)

Pasta con le alici.JPG

↑ こちらも家庭のお昼ご飯です。カタクチイワシのスパゲッティです。

イタリアではお魚の価格がお肉より圧倒的に高いです。よって、レストランでもお魚料理とお肉料理の値段には差があります。

24 dic NT 10.JPG

↑ こちらはクリスマスイブの夕飯です。イタリアではクリスマスイブ(12月24日)の夜はお魚料理がメインです。前菜が終わった後に、プリモ・ピアット(第一皿目)のマグロのパスタが来ました。このパスタのソースはトンナレッリ(Tonnarelli アブルッツオ州の断面が四角いパスタ)に良く合います。新鮮なマグロにトマトソース加え火を通したデリケートな味のソースです。

24 dic NT 8.JPG

↑ こちらはクリスマスイブの夕飯の塩ダラの前菜です。ニンニクで味付けがしてあります。オリーブの実は家のオリーブの木から収穫したものです。

24 dic NT 6.JPG

↑ クリスマスイブの夕飯の準備をしているところを奥様方に見せてもらいました。

これはカンネッリ(Cannelli)という貝で、軽く塩茹でしたものをツルっと食べます。

写真の右奥に見える丸い貝はファソラーリ(Fasolari)といって、同じく軽く茹でたものをいただきます。

また写真には写っていませんが、テッリーネ(Telline)という貝もありました。

テッリーネは日本語ではニッコウ貝というそうです。貝は桜貝にそっくりで味はシジミに激似です。テッリーネは地中海や黒海沿岸で食べられるそうです。貝類は前菜の一部なのでそれぞれ2キロずつ準備したということです。といっても貝だけで6キロとはすごい量です。日本人に比べると本当にたくさん食べる人達です。

pas 007.JPG

↑ こちらは家庭のご飯のおかずです。時には、肉や魚の替わりのメインディッシュとしても食べられることもあります。夏の熱い時には前菜として、冷蔵庫の中で冷やしておいたものをお出しするととても喜ばれるそうです。作り方を記します。

エビとイカを適量購入します。今日は3人でエビ15匹と甲イカ3匹を使いました。

まず、エビとイカを鉄板の上で油をひかずに焼きます。焼きすぎるとイカは固くなるので手早く行います。エビとイカが焼けたら鉄板からおろし、オリーブオイル、イタリアンパセリ、レモン汁、塩少々、黒コショウ少々を混ぜたソースであえるだけです。とてもイタリアらしいコンビネーションのソースです。

材料: (だいたい3人分)

エビ 適量     

イカ(甲イカでも槍イカでも) 適量     

オリーブオイル(エクストラヴァージン) 少々     

レモンの絞り汁 適量 

生イタリアンパセリ(適当にきざむ) 少々    

黒コショウ 少々    

塩(できれば精製してないもの)     

ということで、2016年5月14日から5回(その1その2その3その4-詳細はこのブログの上部を参照)に渡りイタリアのお魚料理をご紹介しました。

今後もおいしそうでワクワクする様な料理に出会ったら、こちらで一番にご紹介したいと思います!

5月お題"魚料理"

筆者

イタリア特派員

阿部 美寿穂

ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。