【修復工事終了】スペイン階段が真っ白に生まれ変わりました!
今スペイン階段をご訪問いただくと、どなた様ももれなく真っ白のスペイン階段を上ることが出来ます!というのは、ローマの有名観光スポット、スペイン階段の修復工事が遂に終了しました。修復工事は昨年の10月7日に始まり、竣工までほぼ1年かかりました。修復工事の様子を時系列に見て行きましょう!
↑ 現在の真っ白に生まれ変わったスペイン階段は、遠くからでも良く見えます。スペイン階段(スペイン広場)の正面の通り(写真)は高級ブランド店が立ち並ぶコンドッティ通り(Via dei Condotti)です。スペイン階段への行き方ですが、スペイン階段はスペイン広場にあり、最寄りの駅は地下鉄A線のスペイン(広場)駅です。
↑ こちらは1年前の修復工事開始直後(2015年10月10日頃)の写真です。階段は何となく黒っぽく見えます。階段の上にある、トリニタ・ディ・モンティ教会も修復工事で表面に覆いが掛かっていて見えません。
↑ スペイン階段の修復工事が施されたのはちょうど20年ぶりでした。高級ブランド ブルガリ(Bulgari)の寄付により、1500.000,00ユーロの予算を持って始められました。(工事が始まった昨年のレートで計算すると203,354,250円-2億3百万円)
↑ こちらは、今年の夏(8月3日)に撮影した写真です。ローマの夏の強い日射しに照らされて、全てが白光りしています。上にあるトリニタ・ディ・モンティ教会の修復工事はもう終わっていますね!スペイン階段の修復工事は、138段の階段の清掃から始まり、階段の石の欠如部分の補修と保護、雨水の排水設備の整備、階段の新しい照明の設置、現在ある伝統的な階段のランプの修復などを中心に行われました。
↑ それではいよいよ修復したばかりのほやほやの様子を見てみましょう。今日の筆者はコルソ通り(Via del Corso)からコンドッティ通りに入って来ました。観光客さんの集団が写真を撮りながらスペイン階段へ向かって行くので、それについて行きます。午後3時頃の様子です。
↑ 正面におもちゃの様なかわいい教会が見えて来ました!
↑ こちらはまた別の日で、正午近くに撮影した写真です。いつ行ってもスペイン広場は人でいっぱいです。
↑ こちらもまた別の日の、今度は夕方の午後6時30分に撮影しました。暗くなると更にロマンティックになるスペイン階段です。
↑ だんだんと暗くなって行く中で、夕闇色の空にオレンジ色の優しい明りを灯しながら浮かび上がる重厚なパラッツオ(建物)は圧倒的な存在感を誇っています。美しく光る石畳の上を、焼栗売りのおじさんが売る丸々と太った栗の甘く芳ばしい香りが漂い、辺りは異国情緒溢れるたまらなく魅惑的な空間となっています。皆様、どうぞ素敵なローマ滞在を!!
筆者
イタリア特派員
阿部 美寿穂
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