ローマの美術館の入場料が1ユーロになる深夜開放デー:明日5月20日(土)!

公開日 : 2017年05月19日
最終更新 :

明日20日(土)はローマの美術館の入場料が1ユーロになり、深夜2時までオープンします!この5月の夜間開放デーについてはローマでは良く知られていますが、実はイタリア全土にある一部の国営博物館、美術館、ギャラリーなどもこの企画に参加します。順番にご説明して行きたいと思います!

まずは、近年イタリアの文化財・文化活動と観光省が行った、最も重要な法令の改正についての参考記事を一つだけ貼り付けます。イタリアの国営施設の入場無料デー等の情報についてまだご存知でない方は、どうぞご覧下さい。

2014年7月7日号:

ご利用下さい!7月1日からイタリアの美術館・遺跡などに関する法令が大きく変わりました! こちら

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↑ 今週末5月20日(土)にローマ市が行う "Night of Museums" のイベントのちらしです。「起きて待ってるわ。」とあります。ありがとうございます!

「Rome's Night of Museums is back on Saturday, May 20, 2017: the most important Civic and State Museums of the city will stay open in the evening from 8 PM to 2 AM (last admission at 1 AM). With a symbolic admission ticket of 1 euro (unless otherwise indicated) visitors will have access to museums and/or cultural spaces, visiting all the temporary and permanent exhibitions hosted therein, and attend concerts and live performances.」

ローマ市は毎年5月のとある土曜日に、深夜2時まで博物館、美術館、遺跡などの施設を開ける深夜開放デーを設けています。

今年は今週の土曜日5月20日に、国営・市営美術館、博物館、遺跡など約50施設を20~2時まで開け、いくつかの施設内ではイベントを開催します。入場料はお一人様1ユーロです。

このイベントの詳細は、ローマ市営博物館のサイト(英語)こちら でご覧になっていただくことが出来ます。

今回は多くの施設が参加する為、こちらでは全てをご紹介出来ませんが、主なものには

-Musei Capitolini (カピトリーニ美術館)

-Centrale Montemartini (モンテマルティーニ美術館)

-Galleria d'Arte Moderna (現代美術館)

-MACRO (ローマ現代アート美術館)

-MACRO Testaccio (ローマ現代アート美術館 in Testaccio)

-Ara Pacis (アラ・パチス)

-Museo di Roma in Trastevere (ローマの博物館 in Trastevere)

-Musei di Villa Torlonia (ヴィッラ・トルローニア)

-Palazzo delle Esposizioni (市営展示館)

-Mercati di Traiano (トラヤヌスのマーケットと博物館)があります。

イタリア語になってしまいますが、完全な施設のリストと詳細情報は上記のサイトのページの右下にある Documents の Programma(PDF)で確認していただくことが出来ます。

また5月20日(土)と21日(日)は、イタリア国内の他の州でも約500の国営の博物館、美術館、遺跡、遺跡公園が夜遅くまで時間を延長してオープンしたり、様々なイベントを開催します。

施設の数が多い為、対象施設のリストはこちらの文化財・文化活動と観光省のリストでご確認下さい。 こちら(イタリア語)

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↑ 文化財・文化活動と観光省が主導の、5月20日、21日の美術館の日のちらしです。

限られた時間での夜間開放ですが、入場料は嬉しい1ユーロです。この日はシンボル的に1ユーロ払う感じで、実質無料の夜間開放となっています。日中よりやや混みますので少し早めに向かうことが推奨されます。

ローマでは商工会議所(ハドリアヌス帝の神殿)や国会(下院)なども、何故か深夜2時頃まで見学出来ますので、いつもと違ったこちらの訪問も面白いかと思います。

イタリアは梅雨がない為、夏が早く来ますが、最近のローマは日中の気温は30度近くあり、もう夏の陽気です。しかしながら、美術館の見学が終了され、帰宅される頃(深夜1~2時)の気温は16度前後になりますので、必ず何か一枚、上に羽織る物をお持ち下さい。

イタリアでは、特に2014年以降、お金をかけずにイベントや観光が楽しめるチャンスがどんどん増えています!

筆者

イタリア特派員

阿部 美寿穂

ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。

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