シチリア系バールはリコッタチーズたっぷりのカンノーロ天国!

公開日 : 2017年06月28日
最終更新 :

イタリアのバール(Bar)は、近所の人や友人達と楽しいお喋りをしながらコーヒーを飲んだり軽食もとれる、社交場のような役割も果たしています。今日はシチリア島のドルチェがびっしりカウンターに並ぶ、シチリア系バール「La Cannoleria Siciliana」をご紹介します!

このお店は以前にご紹介した、ローマで一番おいしいと言われるティラミスを出すお店「カフェ・ポンピ(Pompi)」の並びにあります。これらのお店の行き方はとても簡単で、地下鉄A線レ・ディ・ローマ(Re di Roma)駅の地上出口の目の前にあります。

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↑ お店の名前「La Cannoleria Siciliana」は、そのままズバリ「シチリアのカンノーロ屋」さんです。

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↑ 小さいお店に足を踏み入ると、そこには芳ばしいコーヒーの香りが漂います。角を曲がって(写真の右側)真っ直ぐ100メートル行くと「カフェ・ポンピ」があります。

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↑ 右から2番目の丸い緑色のスイーツは、シチリアのお菓子"カッサータ(Cassata)"です。中には、超濃厚なリコッタチーズとチョコチップを混ぜたクリームが詰められています。中央でやや左寄りのキノコの様な形をしたものは、ナポリ名物"ババ(Babà)"です。スポンジケーキに、ラム酒風味のシロップをしみ込ませたドルチェです。

ババの左隣りの奥側にあるものは、"セッテヴェーリ・アル・ピスタキオ(Setteveli al Pistacchio)"で、7層になったスポンジケーキの間には、ピスタチオクリームやバニラムースなどが挟まれています。

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↑ シチリア島の塩辛い系の食べ物もあります。ライスコロッケ類です。ライスコロッケは、味のバリエーションは様々ですが、イメージとしては、トマトソース(ミートソース)で煮たお米の中にモッツアレラチーズ、ひき肉、ナスなどが入っているものです。

小腹が空いた時にパクっと食べれる、イタリア版のおむすびでしょうか!

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↑ 手作りジェラートもあります。一番手前は、シチリア名物のモディカのチョコレート味!低温で仕上げる為、口の中でジャリジャリとした砂糖の歯触りのするチョコレートは、どんなに外の気温が高くても溶けない摩訶不思議なチョコレートです。シチリア島がスペインに統治されていた時代に生まれたチョコレートです。

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↑ カンノーロが並ぶ上の段の左側には色鮮やかなフルーツの形をしたシチリアのお菓子"マルトラーナ(Martorana)"が、右側は板状になったアーモンドが見えます。太陽の恵みをたっぷり受けた島のお菓子はカラフルなものが多く、お料理の材料にはピスタチオやアーモンドが良く使用されます。カンノーロ(Cannolo)は、筒形のパスタ生地の中にリコッタチーズのクリームが詰めたもので、おそらくシチリア島のお菓子で最も知られているでしょう!

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↑ 続いて、カンノーロのメニューを見てみましょう!一番下でクエスチョンマークが付いているのは、3ユーロでお好みの味のマイ・カンノーロを作れるからです。

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↑ エスプレッソと一番小さいカンノーロで休憩です。最近、ローマはとても暑いので疲れます!!濃いコーヒーにカンノーロは良く合います。とても小さな店内には4~5テーブルですが、座れる場所があります。カンノーロや、シチリア系のジェラートをお試しになってみたい方は、是非どうぞ!

インフォメーション:

名称    La Cannoleria Siciliana (ラ・カンノレリーア・シチリアーナ)

住所    Piazza Re di Roma, 10(レ・ディ・ローマ広場店)

* ローマには、その他にはトリエステ通り店があります。  

オープン時間   レ・ディ・ローマ広場店は、日~木曜日 7時~深夜1時、金曜日 7時~深夜2時、土曜日 7時~深夜3時まで。

ホームページ   こちら

筆者

イタリア特派員

阿部 美寿穂

ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。

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