サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂が目の前に!パノラマが楽しめる場所

公開日 : 2018年07月30日
最終更新 :

ローマ中央駅・テルミニ駅にもほど近いサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂は、ローマの四大聖堂の一つでもある大変重要な聖堂です。ローマでは、この聖堂は、ローマ教皇リベリウスが、356年に夢の中で「これから雪が降る場所に聖堂を建てなさい。」とマリア様からのお告げを聞いたことに由来した"雪の奇跡"というイベントが、8月5日の夜に行われることで知られています。毎年この日には、聖堂の前に雪が降るのです!

参考記事:

2017年8月31日号 真夏に降るロマンチックな雪!毎年8月5日は"雪の奇跡"-サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂 こちら

大きな聖堂は通常は地上から見上げる形になりますが、聖堂の真向かいにある建物の屋上からは、眼前に迫る聖堂と周辺のパノラマが楽しめます。それでは写真でご紹介しましょう!

S.M.M.1.jpg

↑ 夕暮れ時の素晴らしい夕焼けです。

さて、パノラマが楽しめる場所ですが、聖堂の真正面の建物には、4つ星ホテルのメチェナーテ・パレス・ホテルが入っています。そのホテルの屋上にはレストラン"La Terrazza dei Papi(法王達のテラス)"があり、こちらから見ると、まるで聖堂が目の前に迫って来るかの様な眺望を楽しめます。レストランは、宿泊者でなくても利用が出来ます。

S.M.M.2.jpg

↑ ホテルの屋上レストランは、このピンク色の建物の一番上に見える白いルーフがかかっている部分です。

S.M.M.3.jpg

↑ サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の内部です。

一般的にはローマ教皇シクストゥス3世(在位:432~440年)により献堂されたとされていますが、正確には少し遡った教皇リべリウスの時代(在位:352~366年)に起源を持つ、大変長い歴史のある聖堂です。

S.M.M.4.jpg

↑ 聖堂の中には、教皇シクストゥス3世の時代の古代のモザイクが多く残っています。

S.M.M.5.jpg

↑ これらは絵の様に見えますが、一つ一つが小さな石片のモザイクで出来ています。

S.M.M.6.jpg

↑ 広場にあった聖母子像が目の高さで現れます。マリア様がのっているこの円柱は、フォロ・ロマーノのマクセンティウス帝(在位:306~312年)のバジリカに8本あった円柱の最後の生き残りの1本であり、17世紀の初めに教皇パウルス5世によりこの場所に整備されました。地上からはとても小さく見えた聖母子像が、ここからは手が届きそうです。

S.M.M.7.jpg

↑ 屋上レストランからは360度のパノラマが楽しめます。訪れ方は、ホテルの入口(カルロ・アルベルト通り3番)から入り、レセプションの人にレストランへの行き方か、パノラマを見たい旨を尋ねてみて下さい。レストランの営業は18時30分~23時ですが、時間外でも、特別テラスの掃除やメンテナンス等が入っていない限り、入れて見せてくれます。レストランがオープンする少し前の時間帯であれば、ほぼ確実に見学することが出来ます。

S.M.M.8.jpg

インフォメーション:

名称    Mecenate Palace Hotel(メチェナーテ・パレス・ホテル)

住所    Via Carlo Alberto 3, Roma

電話    06-44702024

ホームページ  こちら

筆者

イタリア特派員

阿部 美寿穂

ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。