ローマの空を飛ぶ野生のインコ、オキナインコ
ローマを歩いていると、ハト、カラス、カモメ、スズメ、ムクドリなどの鳥類を見ることが出来ます。今日は、その他に良く見られる鳥として、日本では野鳥としてはあまり馴染みのないオキナインコ(学名:Myiopsitta monachus)の撮影をして来ましたのでご紹介します。
↑ 民家のビワを器用に食べるローマのおきなちゃん。インコといってもセキセイインコのような小さなサイズではなく、30センチ近くの大きさがあります。
↑ このインコはローマではとてもポピュラーで、公園や緑地に巣を作り、いつも群れで行動します。
先日も、スペイン階段の近くで20~30匹が街路樹のヤシの木に群がっていました。美しいエメラルドグリーン色の羽をばたつかせながら、ヤシの実を楽しそうに食べているところでした。ヴィッラ・ボルゲーゼ(Villa Borghese ボルゲーゼ公園)など、"ヴィッラ"と名の付く緑豊かな公園は大抵インコ達の棲家となっているので、出会える確率が高いです。
↑ こちらはコロッセオから徒歩5分、チェリオの丘の上にあるヴィッラ・チェリモンターナ(チェリモンターナ公園)です。ぎゃーぎゃーとけたたましい鳴き声をあげて木から木を飛び回っていました。追いかけっこをしているのか、遊んでいるようでした。下の方の青い羽根も美しいです。
オキナインコは元々は南米のアルゼンチンやブラジルに生息する鳥です。モノマネがとても上手な鳥といわれ、国内でペットとして飼われていたものが逃げ出して繁殖・野生化をしたのか、その侵入経路は研究がされていますが、今日ではイタリアではほぼ全域で見ることが出来ます。
ご観光中に街路樹を見上げてみて下さい。ローマの愛らしいおきなちゃんに出会えるかもしれません!
筆者
イタリア特派員
阿部 美寿穂
ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。
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