イタリアのマンマの味 トマトソースで煮るタコ料理！

先日、イタリアのシチリア島出身のお母さん（マンマ）が、家庭で簡単に作れるタコ料理を紹介してくれました。筆者の友人の母親でもあるこちらのお母さんなのですが、今から60年前の14歳の時に、当時通っていたシチリア島の公立中学校で作文コンクールがあり、「日本について」という作文で優秀賞をもらったそうです。「私ってなんだか小さい頃からずっと日本が気になっているみたい。でも結局一度も日本には行けなかったわ！もうチャンスはないかしらね？でもあなたが（イタリアに）来てくれたからいいわ！」という面白い方です。

イタリアでは「タコのサンタ・ルチア風（Polpo alla Luciana）」と呼ばれる簡単でおいしい一品です。

↑　まずは、お魚屋さんやスーパーで、タコを買ってきます。タコはどんな大きさのものでも大丈夫です。今回は小さなものを購入しました。その他に必要な材料は、ミニトマト、トマトソース（トマトピューレ）、ニンニク、オリーブの実、ケイパー、イタリアンパセリ、オリーブオイルです。このお料理にかかる調理時間は、1時間弱です。ほとんどの時間が煮るだけの料理ですので、その間に読書など、別の用事も十分にすることができます。

↑　このような小さなタコを購入しました。「タコのサンタ・ルチア風」は、ナポリのサンタ・ルチア湾からきています。ナポリのあるカンパニア州の伝統的な料理で、そのレシピは古代に起源を持っています。昔ながらの調理法では、タコは陶器の入れ物で煮て出されるのですが、普通の鍋や圧力鍋でも作ることができます。筆者達は、深さのあるフライパンで作りました。

↑　作り方は簡単です。ひと言でまとめますと、先に鍋に入れてよく火を通したタコに、トマトソースとその他の材料を合わせて煮るだけです。このお母さんは、ミニトマトもたくさん加えて煮ました。それぞれの家庭に、それぞれのお料理のレシピがあります。

このお品だけでもお腹がいっぱいになりますので、トーストしたパンを添えたり、少し野菜のおかずを一緒に出したりするだけでごちそうになります。冷凍して保存することもできます。簡単に作れますので、お試しください！