海外旅行・観光情報の「地球の歩き方」TOP > 特派員ブログ > ヨーロッパ  > イタリア/ローマ2特派員ブログ

イタリア/ローマ2特派員ブログ 田澤 龍太郎

イタリア・ローマ2特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


メール プリント もっと見る

夜も昼も賑わうローマの下町”トラステヴェレ地区”付近にある高さ88mのジャニコロの丘(伊語:Colle del Gianicolo)は、地元ローマっ子の散歩やローマの街を一望できる場所として親しまれています。


Panorama_Roma_6.jpg


このジャニコロの丘から見るローマの眺望は、見渡す限りこの”永遠の都”が持つ壮大な歴史を改めて感じさせてくれます。そして、夕刻時にはオレンジ色に輝く夕陽が照らし、日没後にはロマンチックな夜景を眺めることができることからそれぞれ違ったローマの顔を見届けることができます。そんなジャニコロの丘の頂にあるのが、ガルバルディ広場(伊語:Piazzale Garibaldi)で、ジュゼッペ・ガルバルディ(伊語:Giuseppe Garibaldi)の銅像が凛々しい姿で立ち向かっています。この記念碑は1849年、ここジャニコロの丘で起きたと言われるローマ大学の戦いで、そのガリバルディに率いられて命を落とした義勇兵たちを祀っていると言われています。


Piazzale Garibaldi_11.jpg


ガリバルディの銅像の下には”ROMA O MORTE”が彫られており、「ローマか死か」とローマを賭けて戦う義勇兵たちの相当な決意を感じることができます。


Piazzale Garibaldi_1.jpg


また、ガリバルディは、19世紀にイタリア統一運動を進め、イタリア王国設立に大きく貢献した国民的英雄として讃えられているだけではなく、イタリア各地を旅行すれば、彼の名前を冠したガリバルディ広場やガリバルディ通りを良く見かけることから彼の功績の偉大さを感じることができるでしょう。


Piazzale Garibaldi_3.jpg


ガリバルディ広場の頂にある展望エリアでは、正午になると大砲の音がローマの空に響き渡る瞬間を目にすることができます。この礼砲は、1847年から当時の教皇によりローマにある教会の鐘を一斉に鳴らすように合図を送ることを命じたとされ、現在もそのダイナミックな音を体感できます。


cannoneggiare_Gianicolo.jpg



⇒続きを読む"大砲が響くジャニコロの丘でローマの眺望を眺める"

2018年5月25日

ローマの中心街から南側は、かつての工業地帯としての名残があるエリアで知られていますが、その周辺には”ガルバテッラ(伊語:Garbatella)”と呼ばれる小さな村のような可愛らしい地区があります。いつ歩いても興味深いこの地区は思わず散歩が楽しくなるローマの長閑な風景に出会えることができます。


Garbatella_15.jpg


このガルバテッラ地区は、前回の特派員ブログでご紹介した5大バシリカの一つであるサン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ大聖堂(伊語:Basilica di San Paolo fuori le mura)へ繋がる巡礼の道や特に何でもない田舎の土地に公園や中庭のある3階建ての個人住宅のイギリス式庭園をモデルとした住宅街を計画的に作ろうということで1918年に産声をあげました。


Piazza Giovanni di Triora_2.jpg


当時は、ローマの海側の町オスティアからローマの街の中心を流れるテヴェレ川を通じてこの地に水を引く大がかりな計画があり、そのためにイタリア中から働きに出る労働者とその家族のために公営住宅エリアとして提供することが大きな目的だったようだ。


Garbatella_7.jpg


第一次世界大戦後は、住宅と自然が共存し人間らしく暮らせる住宅街を理想として、建築家によってコンクールが開催されるなど建築ラッシュもあり、緑で溢れる町づくりだけではなく、菜園もできるそれぞれ違った趣のある住宅や学校そして、劇場が並ぶという町づくりの計画が進められました。この計画を進めるにあたって最初の年は、この町のある中心からイタリア語で区画を意味するロット(伊語:lotto)を62区画に振り分けられ、そこからガリバテッラという地区の歴史が始まったと言われています。


Garbatella_23.jpg


そして、建築学上の解釈においても”ローマの後期バロック様式”(伊語:Barocchetto Romano)という斬新的な言葉が当時、この地から生まれています。


Garbatella_12.jpg


しかしながら、ファシズム政権の到来によりテヴェレ川を通じて水を引くという計画も中断される一方で、このガルバテッラ地区も拡大され、高層階の集合型住宅が建てられるようになった。そのことから、この地区を歩けばとガリバテッラの住民も受け入れざるを得なかったムッソリーニによるファシズムの影響も感じられることができる。


Scuola primaria C. Battisti_1.jpg



⇒続きを読む"趣のあるローマ散歩!意外なローマの風情が溢れるガルバテッラ地区"

2018年5月19日

ローマの中心街から北西に位置し、地元ローマっ子のデートスポットの一つモンテ・マリオ(伊語:Monte Mario)の麓には、オリンピックスタジアム(伊語:Stadio Olimpico)を擁するフォロ・イタリコ(Foro Italico)と呼ばれる複合スポーツ施設があります。


stadio_Olimpico.jpg


この複合スポーツ施設として広大な敷地を持つフォロ・イタリコは、1932年当時はフォロ・ムッソリーニ(伊語:Foro Mussolini)と呼ばれ、ファシスト政権の代表的な建築物としても知られています。実際に神殿などに建てられる記念碑のオベリスクやスタジアムへ向かう道のモザイク画にはドーチェ(伊語:Duce)と呼ばれる称号があり、イタリア語で国家指導者を意味し、当時、イタリア王国の国家指導者だったムッソリーニと直接的な関わりがあることが確認できる。


Stadio_Olmpico.jpg


そして、このフォロ・イタリコには、メインスタジアムのオリンピックスタジアムの傍には、圧倒的な60体の大理石像がスタジアムを囲むように並んでいる大理石スタジアム(伊語:Stadio dei Marmi)があります。オリンピックスタジアムを訪れる度にこの特異な風景に毎回、驚かされるが、この大理石スタジアムは5,280人収容で1936年に完成したとされています。


Stadio dei Marmi.jpg


メインスタジアムであり、約7万人収容の規模を持つオリンピックスタジアムは、1960年のローマオリンピックや1990年のイタリアワールドカップでも使用されただけではなく、ラグビーの代表戦や世界陸上など様々なスポーツイベントやコンサート等でも使用される由緒あるスタジアムであります。また、ローマをホームとしたトップリーグに所属する2つのチーム(ASローマとS.Sラツィオ)が共同で利用しており、ダービーとなる日はローマの街がもっとも熱狂に包まれる場所でもあります。


Calcio_italiano_10.jpg



⇒続きを読む"ローマでサッカー観戦!トップリーグ"セリエA"とオリンピックスタジアム"

2018年5月13日
2018年5月 3日
2018年4月23日
2018年4月12日
2018年4月 5日
⇒すべての記事を見る

イタリア旅行 旅スケジュール

旅行者の作る、新着!旅スケジュールをご紹介します。 ■イタリアの旅行記・口コミ「旅スケ」へ

ヨーロッパ特派員ブログ一覧

アイスランド/レイキャヴィークアイルランド/ゴールウェイイギリス/イーリーイギリス/エディンバライギリス/カーディフイギリス/ギルフォードイギリス/グラスゴーイギリス/ケンブリッジイギリス/コッツウォルズイギリス/ヒースローイギリス/ブリストルイギリス/ベルファストイギリス/ヨークイギリス/ロンドンイギリス/ロンドン2イギリス/ロンドン3イタリア/アンコーナイタリア/アンドリアイタリア/シチリア島イタリア/ジェノバイタリア/トリノイタリア/ナポリイタリア/ナポリ2イタリア/パルマイタリア/フィレンツェイタリア/ボローニャイタリア/ミラノイタリア/ミラノ2イタリア/ラ・スペツィアイタリア/ローマイタリア/ローマ2ウクライナ/オデッサエストニア/タリンオランダ/アイントホーフェンオランダ/アムステルダムオランダ/デンボスオランダ/ライデンオーストリア/ウィーンオーストリア/チロルオーストリア/リンツキプロス/ニコシアギリシャ/アテネクロアチア/コルチュラ島クロアチア/ザグレブクロアチア/ドゥブロヴニクスイス/アッペンツェルスイス/チューリヒスイス/ベルンスウェーデン/ストックホルムスペイン/イビサ島スペイン/バルセロナスペイン/バルセロナ2スペイン/バレンシアスペイン/バレンシア2スペイン/ビトリアスペイン/ビルバオスペイン/マドリッドスペイン/マドリッド2スロヴェニア/リュブリャナセルビア/ベオグラードチェコ/ブルノチェコ/プラハチェコ/プラハ2デンマーク/コペンハーゲンドイツ/ケルンドイツ/ケルン2ドイツ/シュタインバッハドイツ/デュッセルドルフドイツ/ハノーファードイツ/ハンブルクドイツ/フライブルクドイツ/フランクフルトドイツ/ベルリンドイツ/ボンドイツ/ミュンヘンドイツ/ミュンヘン2ドイツ/ミンデンドイツ/ライプツィヒドイツ/レーゲンスブルクドイツ/ワイマールノルウェー/オスロノルウェー/オスロ2ノルウェー/オスロ3ノルウェー/ベルゲンハンガリー/ブダペストフィンランド/サヴォンリンナフィンランド/トゥルクフィンランド/ヘルシンキフィンランド/レヴィ・サーリセルカフランス/アヌシーフランス/カンヌフランス/ストラスブールフランス/トゥルコアンフランス/ナルボンヌフランス/パリフランス/パリ2フランス/ボルドーフランス/マルセイユフランス/リヨンブルガリア/ソフィアブルガリア/プレヴェンベルギー/ゲントベルギー/ブリュッセルベルギー/ルーヴェンポルトガル/ポルトポルトガル/リスボンポーランド/カトビッツェマケドニア/スコピエマルタ/マルタ島モンテネグロ/ポドゴリツァヨーロッパ/バルカンラトヴィア/リーガルクセンブルク/ルクセンブルクルーマニア/ブカレストロシア/モスクワ

ヨーロッパにもどる

  • 特派員プロフィール
  • ローマ2特派員

    ローマ2特派員
    田澤 龍太郎
    2012年よりイタリアの協同組合の仕組みや障がい児教育の研修のため永遠の都ローマへ。ローマ娘のイタリア人と出会い、結婚をきっかけに勉学や仕事でイタリア各地を転々としながらも最終的に愛すべき街ローマへ戻る。現在は、現地でサッカーを中心にしたスポーツ留学サポートや旅行アシスタントやコーディネーター等と現地在住の強みを活かした仕事をしながらどっぷりと濃いローマライフを満喫中。ご連絡はこちらまで是非! DISQUS ID @disqus_gTeWNI2iMi

  • リーダーに登録

地球の歩き方Web特派員募集