ワイン製造販売のお店へ行って来ました!(イタリア ラツィオ州ローマ郊外)

公開日 : 2019年10月26日
最終更新 :
筆者 : Erica

イタリア、日常のワイン文化に触れる!

先日、義父とともにラツィオ州のチェッキーナ市という小さな町にある、ワインの製造販売をしているお店にお家の日常食卓に並ぶワインを購入しに行って来ました。

ブドウ畑に囲まれたこの一帯には大きい会社だけでなく、自宅の土地で自分たちが飲む為のワインのブドウを栽培しているところもたくさんあります。

実際、私たちのご近所さんもこの近くに大きな畑があり、もうすぐ収穫の時期を迎えるとのことです。

やはり、ワイン好きなイタリア人の生活らしいですね。

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新参者の私ですが旦那の実家のワインはいつもここで調達しています。

とても美味しい上に、値段も良心的です。

昼食、夕食ともにこのワインが並び、義父はコップ1杯ほどを注ぎ毎日飲む習慣があります。

料理によってはお水は合わないというのが理由だそうですが。

こんな大きいボトルにワインをいっぱい注ぎ込んでもらいます。

まずは、瓶の洗浄。

ワインを美味しいまま保存するには欠かせない工程です。

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この大きな樽に入っているワインをボトルに詰めてもらいます。

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私が日本人だと話をすると日本へも輸出していると京都のある会社さんの名前を教えてくれました。

こんな小さい町のワインが日本の京都にも行っているなんて少し驚きです。

そのおかげで、日本の私に色々とワインのことを話してくださりました。

お店には数種類のワインが販売されていてどれも比較的お手頃です。

常連さんもかなり多いようで、入ってくるお客さんはみんな顔見知りのようなアットホームの雰囲気でした。

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ワインで作ったお菓子、チャンペリーニ(cambillini)も並んでいて、次回購入したいと密か計画を進行中です。

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お店から外に出ると製造工程も見ることができます。

ここはブドウの身を絞り、果汁を出していることろだとのこと。

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そして近所でワインのブドウを育ててる方も、余分に収穫できたものなどを持って売りにくるようです。

これは糖分を計っている様子ですが、糖分が高ければ高いほど高価な値がつくというシステムのようです。

(もちろん、どんなワインを作っているかにもよると思いますが)

自分の家のために作ったブドウを余ったら買い取ってくれるという、両者にとってもいいシステムです。

無駄がないです!

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そして、その後トラックの荷台をひっくり返して中のブドウたちを一気に搬入。

おじさんのトラックの運転テクニックもすごかったです。

荷台の動きを全て読んだ上でも運転でした。

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ここだけではなく、イタリアにはこのような場所がたくさんあり、日々美味しい、新しいワインに出会えます。

知り合いも数人ワインにちなんだ仕事をしています。

ワインがイタリア人の生活にどれだけ密着しているかを感じることができます。

日本では基本ワインは購入したり、レストランで飲んだりというイメージですがイタリアでは家で作ったり、近所の人にもらったり、と

結構庶民的な一面を持つものでもあります。

こんなイタリアの生活の様子を見ることができ、とても有意義な1日が過ごせました。

日々の様子を綴った、ブログも是非ご覧ください!

筆者

イタリア特派員

Erica

ローマ郊外在住です。イタリアの小さな町が好きで、時間を見つけ色々と探検しています。

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