イタリア生活の様子:新型コロナウイルスの移動制限から約1ヵ月

公開日 : 2020年04月06日
最終更新 :
筆者 : Erica

皆さん、こんにちは。

お元気でしょうか?

世界中で猛威をふるう新型コロナウイルス。

イタリアでは現在も移動制限が発令中です

2020年3月11日の全土移動制限から約1ヵ月が経とうとしています。

日本では多くのメディアでイタリアの医療現場のたいへんな状況や、感染が拡大したいへんになっているというニュースが飛び交っているかと思います。

本日は、ここローマ(郊外)の一般的な生活について書いてみようと思います。

どんな感じで生活しているかあくまでも私の周りの人々の状況を元に書いていますので、当てはまらないと感じる方もいらっしゃるかと思いますが、ご容赦願います。

1.買い物はできるだけ行かないようにある程度まとめて購入します。

買い物に行けるのは各家庭1名です。

マスクや手袋を装備していきます(手袋はほとんどのスーパーで入口に設置されています)。

人と人の間隔を保つための入場制限が設けられており、番号札などで順番に入ります。

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回数はできるだけ減らし、ひとりでの買い物ではありますが食糧不足の心配はありません。

2. モッツアレラチーズ、ピザ用のベーキングバウダーが品切れになっていることがよくあります。

ピザが好きなイタリア人はピザ屋さんにいけないので自宅でピザを作る家庭も少なくありません。

そのため、ピザの材料となるモッツアレラチーズとベーキングパウダーがなかなか見つからないこともあります。

イタリアらしいです。

pizza a monp.jpg

 ※ちなみにお菓子作りなどする人も増えています。

3.自宅でエクササイズ

運動不足になりがちな隔離生活。

普段あまり自宅で運動をしない人も、時間を決めて体を少しでも動かす人が増えています。

4.テレビ電話でアペリティボ

友人と出かけることができないので、テレビ電話でビールやワインを片手に夕食前など少し時間を作って、友人や離れて暮らす家族たちとおしゃべりしながら時間を共有します。

5.一緒に暮らす家族や同居人とは程よい距離感を掴みつつあります。

いくら仲がいい人同士でもずっと家の中にいると喧嘩をするタイミングも増えてきます。

家の中ではそれぞれ同じ空間にいても違うことをしてみたりと、ある程度の距離感を保つようになります。

6.知らない人とでも話すようになります。

人と話す機会を逃したくない今日この頃。

たまたま窓から見えた人と目が合えば、知らない人とでも「元気?」などと声をかけ合います。

フレンドリーな国民性のおかげでこの会話だけでも楽しみのひとつとなります。

7.鳥の声や、自然の声に耳を傾けます。

普段、車などの騒音などで聞こえなかった鳥の声がよく聞こえるようになります。

きれいな鳥が鳴いていると、窓を開けてさえずりに耳を傾けてみるなどとても穏やかな気持ちになれることを知ります。

細かくあげればきりがないですが、ここイタリアの私の周辺の生活はこのような状況です。

もちろん外出がしたくて仕方ない人もいるかとは思いますが、それなりにこの状況を受け入れ慣れてきているように思われます。

日本もたいへんな時期ではありますがそれぞれができることをして、この時期を乗り越えていきましょう!

筆者

イタリア特派員

Erica

ローマ郊外在住です。イタリアの小さな町が好きで、時間を見つけ色々と探検しています。

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