【大分県】九州の知られざる"蛍の郷"

公開日 : 2020年06月01日
最終更新 :

大分県佐伯市は、番匠川という九州屈指の清流があります。

最上流地域の本匠(ほんじょう)では西日本最大級の蛍の里として昔から人気のスポットです。

ここ数年の大雨などの自然災害により、その数が減りつつありましたが、近年少しずつ数が戻り始めています。

また、本匠地域以外にも蛍の生息密度の多い場所はいくつもあり、新型コロナウイルスの影響で、密を避けたい方にもおすすめのポイントがありますのでいくつかご紹介したいと思います。

※現状、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、隣接県への移動など引き続き自粛を呼びかけるケースも多くあります。ほたる鑑賞の際は、その時期の状況で判断していただきお越しください。
お越しになれない場合も、来年度以降、収束してからお越しいただくための情報として見ていただけると幸いです。

①宇目地域 まずは、わが家から徒歩10歩の小川から♪

蛍というよりは、星に目がいってしまいますね......笑
川幅は2m程度なのですが、多いときは4、50匹ほど乱舞します♪

②宇目地域 ととろのバス停

こちらは、バス停の手前100mほどの渕あたりに、多いときは7、80匹が乱舞します♪

③宇目地域 河内地区

こちらは、200〜300匹が乱舞します♪
(集落の奥の奥......にある小川なので、ぜひこの場所を知っている方と訪れてみてください)

④宇目地域 藤河内渓谷

こちらは、藤河内渓谷のキャンプ場に宿泊しながら楽しむことができます♪
山中には陸に棲む姫蛍もいます♪

⑤佐伯地域 木立

こちらは姫蛍の宝庫♪
民地であるがゆえの規制もありますが、管理が行き届いたすばらしい場所です。
*今年(2020年)は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため立入禁止となっています。

⑥佐伯地域 城山

お米粒ほどの小さな姫蛍が先週10匹ほど確認できました♪
もっとたくさんいる場所があるかもしれないので今後調査したいです。

こんな感じで、ムササビも観察できます♪

この時期の大分県佐伯市は、そのほかにもいたるところで蛍が出現します。
高校の側溝を流れる小川、住宅と山の間、意外と近くに自然の神秘を感じることができます♪

こんな風に手に取れるほど近くに感じることができます♪

最後に、西日本一といわれる数十万の蛍が飛び交っていた本匠地域の蛍を

現在でも、こんなにたくさんの蛍を見ることができます。
*写真は2017〜2020にかけて撮影したものです。

これだけたくさんの蛍がいるということは、きれいな山と川がたくさん残っているということ。
きれいな山と川が残っているということは、豊富な恵みが海へと流れ込み、多様性豊かな海が広がっているということ。


佐伯の魅力の指標のひとつともいえる蛍の数が、今後も増えていくよう。そして多くの方に佐伯の自然のすばらしさを認知していただき、マナーを守って遊びに来ていただければと思います♪

蛍の時期が過ぎても佐伯の夜の自然は楽しいですよ♪

2020年5月中旬頃の自宅前
2020年5月中旬頃の自宅前

では、佐伯市でお待ちしています!!

(記者・工藤克史)

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。