武蔵野うどんの名店「こくや」

公開日 : 2021年04月22日
最終更新 :
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先日、埼玉県飯能市にある、武蔵野うどんの名店「こくや」へ行ってきました。

飯能地域はかつて、小麦の栽培が盛んだったため、多くの家庭で地粉を用いた手打ちうどんを食べる習慣がありました。その習慣は現在も引き継がれ、市内のいたるところにうどん屋さんがあります。

今回紹介する「こくや」は、江戸末期から代々受け継がれ、現在で6代目。常に行列が絶えず、地域の方々に愛されているうどん屋さんです。私の前に並んでいた方は、「ここのうどんは飯能の味! 結婚したあとも、実家に帰ってくると食べたくなる」とおっしゃっていました。いまでは、多くのメディアで話題になり、遠方からの観光客もたくさん訪れています。

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この建物自体は昭和2年に建てられたのだとか。おばあちゃんちに遊びに来たような温かい雰囲気の店内は、子供からお年寄りまで、さまざまな年代の方でにぎわっています。

メニューは"もり、かけ、たぬき、きつね、月見"などありますが、今回注文したのは、一番人気の「肉つゆうどん」。サイズは、小・並・大・特の4種類。麺の量は多めだと前情報を入手していたので、並を注文して、小2の子供とシェアすることにしました。かき揚げやイカの天ぷら、トッピングとして生卵や大根おろしも注文できます。

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いざテーブルに運ばれてくると、麺の多さにあらためて驚き! なんと、並で約400gもあるんだとか。カツオとサバ節で煮だしたつゆは、香り豊かで食欲をかきたてます。しかも、豚肉やシイタケ、ネギなど、具だくさん! うどんを入れるとあふれそうなので、まずは具からいただきました。つゆは、子供のぶんとして、まったく同じものを別途注文できましたよ。

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麺は、コシしっかりめのつるんと食感。一般的に「武蔵野うどん」はコシが強く、太くてゴツゴツした食感だと言われていますが、「こくや」のうどんは、食べやすいように麺も若干細め。"コシもありつつ喉越しも楽しめるように打っている"のだとか。

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かき揚げは、4等分にカットされて運ばれてきました。食べやすくて、つゆのなじみ具合も抜群! "カットする"というひと手間に、店主の心遣いを感じた瞬間でした。

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途中から大根おろしをいれて味変! 麺に絡みつき、大根の辛みが加わってさらにおいしい! 食べ終わったあとは"釜湯"を入れて、最後の一滴までおいしくいただけます。

食べ終わると、お腹いっぱいなのに「また明日も食べたい!」と思ってしまうほど、やみつきになる味! うどんが大好きな方にはもちろんのこと、"そば派"な方にも絶対に食べてほしい一品です。

「こくや」の基本情報

・住所: 埼玉県飯能市八幡町6-9

・電話番号: 042-972-3215

・営業時間: 11:00~14:10(L.O.)

・定休日: 日曜・祝日

・アクセス: 西武池袋線飯能駅から徒歩で約8分

・駐車場: 店舗横7台分

2021年4月現在の情報です。

筆者

特派員

Benisei Rinka

川越在住、二児の母です。テーマパーク、グルメ、イベント、子連れ旅、女子旅など守備範囲広めです。

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