トルコブルーとサンゴ(赤)色が美しく彩るイズニックタイル

公開日 : 2017年04月13日
最終更新 :

みなさん、トルコの美しいタイルの存在をご存知ですか。

イスタンブールのトプカプ宮殿の壁や、ブルーモスクのドーム内や窓にも使用されている

トルコで最も美しく技術が高いとされているのが、そう、イズニックタイルなのです。

イズニックタイルの他に、ブルサタイルやキュタヒヤタイルも有名ですが、

タイルの絵の美しさ、色の技法や質ではイズニックタイルが最も伝統的と言われています。

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写真では分かり難いかもしれませんが、色付けされる色の部分がプクッと浮き上がるのがイズニックタイルの美しい特徴です。

ブルサ市の中に存在するイズニックは、穏やかな気候と質の良い粘土に恵まれ、

釜業が盛んであったため14世紀頃から陶器が作られるようになりました。

白地の美しさを生かし、トルコブルー(ターコイズブルー)や、赤、青や緑などの鮮やかな色を使い、

16世紀には最盛期を迎え、イスタンブールを中心とする宮廷社会で発展し、

モスクや宮殿にも多く使用されるようになったと言われています。

トルコに住み始めてからずっとイズニックタイルの存在が気になっていたため、

本場の陶器を目にしたく、イズニックへ行ってきました。

イズニックの街の中に入るとすぐにいくつかのお店が見つかります。

街の中には100以上のお店があると言われています。

今回は、店先に可愛らしい陶器のキーホルダーが沢山並ぶSEVDIL CINI & SERAMIKというお店に入ってみました。

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お店の中には, 色鮮やかなお皿、水差し、花瓶、小物入れ、壁掛けの絵などが並び、

エキゾッチクな雰囲気に、一気に16世紀のトルコのお店に来たような気分になります。

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陶器の絵柄の中でも多いのが、チューリップ柄です。チューリップの意味はアッラーの神様で、

トルコではとても神聖な花とされています。バラは預言者ムハンマドを表しています。

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使うのもよし、飾るのもよし、トルコへ訪れた際にはぜひ手にしていただきたいイズニックタイルの陶器製品。

お土産にも喜ばれるのはないでしょうか。

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陶器作家でもあるDincerさんが、お好みの作品を優しく見つけてくれますよ♩

*イズニックの情報*

イスタンブールの郊外アナトリア半島北西部のイズニク湖西岸に位置する地方都市です。

イスタンブールから日帰り観光ができます。

車で約3時間。電車、フェリー、ミニバスに乗り継いで約3時間半。

アヤソフィア、ジャーミー、イズニック湖、陶器市場など見所多々あります。

お店の情報

店舗名 SEVDIL CINI & SERAMIK

営業時間 9:30〜20:00(不定休)

住所 M.Celebi Mah. Maltepe Cd. No:12 Iznik / BURSA

Tel 0224 757 524

(商品価格)(1TL=35円 2017年4月現在)

キーホルダー 5TL〜、ブレスレット、ネックレス10TL〜、花瓶30TL〜、壁掛け絵35TL〜、お皿40TL〜

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