トルコの幻の食べ物『クルカイマック』
こんにちは!
今回は、いまのトルコではなかなか手にはいらない『幻の食べ物』をご紹介したいと思います。
トルコ人の中でも知らない人が多く、知る人ぞ知る食べ物ともされています。
とても作るのが難しく、気候と場所が合う一部の地域でしか作ることが出来ないため、
生産量はとても少なく、なかなか一般的に食することができないのが特徴です。
その食材とは、『クルカイマック(乾燥カイマック)』という食べ物です。
簡単に言うと、カイマックを乾燥させたものです。
(これだけじゃ分かりにくいですよね。。。)(カイマックの説明は下にあります。)
食感は、パリッとしていて一口含むと濃厚なミルクの味とともに、ほんのりした甘さと香ばしさが
なんとも言えない絶妙なバランスで口の中に広がります。
食べ方は、朝ごはんにパンにはさんで食べたり、デザートと一緒に食べたり、
小腹が空いた際に一口サイズで口に含んだりして、その濃厚さを味わって食べるようです。
??そもそもカイマックとは??
クロテッドクリームのような濃厚でほんのり甘みがある口当たりが優しいクリームのことで、
パンにつけて食べたりデザートの上にのけて食べたりします。
口に広がる柔らかな口溶け感は病みつきになります。
個人的には日本ではなかなか巡り会えない味なので、とっても好きなトルコ食材のひとつです。
どこもスーパーマーケットでも手にはいります。(日本円約250円)
レストランでも朝食メニューを注文すると、蜂蜜に添えてでてきます。単品でも注文可能です。
??カイマックはどうやって作るの???
一般家庭ではなかなか作れませんが、羊や牛を飼っている農家や工場ではもちろん作ることができます。
羊や牛のミルクを沸騰させた後、平たい浅い鍋にミルクを移し、そのまま数時間弱火でじっくり沸騰させ続けます。
長時間弱火で沸騰させ続けると、ミルクの脂肪分がどんどん上に溜まってきます。
日常的なことで例えると分かりやすいのは、ミルクを温めると上に薄い膜ができると思いますが、
その膜を厚めにしたのがカイマックのことです。
そして、その水分を含んでいる状態のカイマックを、2、3日乾燥させるとクルカイマックになります。
クルカイマックを作れる場所は乾燥した地域で、なおかつ日照条件の良い所に限られています。
トルコではアナトリア東部がとても適していると言われています。
アナトリア東部では、まだクルカイマックを作っている村々があると言われています。
クルイカッマクは昔からとても貴重な食材とされて来たので、
金=クルカイマック(!!)と言われたこともこともあったそうです。(ビックリですね!)
トルコへいらした方も絶品のカイマックをぜひ試して欲しいと思いますが、
もし超ラッキーなチャンスがあったらクルカイマックもぜひ試して頂けたらと思います。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。