様似・北海道特派員 新着記事
こんにちは。様似町のSです。
久しぶりの記事の更新です・・・。
様似町も涼しい夏が終わり、肌寒い季節になってきました。
今回は秋鮭定置網漁の様子をご紹介したいと思います!
(有)マルヤ海産さんの定置網漁船に乗船させていただき、漁の様子を撮影しました。
秋鮭は9月から11月にかけて海に定置網という漁法で漁を行います。
この日の出港はAM4:30でした。
(まだ外は真っ暗です・・・。)
事前に海の中へ入れておいた網を、船員の皆さん総出で引き揚げます。
この日は4つの網を引き揚げ、約3t弱の鮭が獲れました!!
獲れた鮭の一部は、船上で生きたまま活〆処理を行います。
獲れてすぐ活〆処理を行うことで、臭みがなく新鮮さを保つことが出来るのです。
鮭のオスとメスの見分け方もちゃんと教えてもらいました。
(見分け方を知りたい方は記事の最後のURLからYoutubeをご覧ください)
港についてからは移動して、獲れたての鮭を使った「ちゃんちゃん焼き」といくら丼をごちそうになりました!
「ちゃんちゃん焼き」は北海道の郷土料理の1つで、鮭などの魚や野菜を味噌などで味付けして、焼いた料理です。
大きな鉄板で焼くと味噌の香ばしい香りが食欲をそそります。
記事を作るため写真を見直していたらお腹がすいてきました・・・。
それはさておき。
私は様似町出身で海のあるまちでずっと育ってきましたが、実は魚料理があまり得意ではないんです・・・。
ただ、今回の「ちゃんちゃん焼き」は先に紹介した活〆処理をした秋鮭を使って作ったものなのですが、
普通の鮭とは全然違いました・・・。まったく臭みがなかったので、魚料理が苦手な私でもとても美味しくいただくことが出来ました!
早起きはとても辛かったのですが、船酔いもあまりすること無く、間近で漁の様子を見ることができ、とても良い経験になりました!
また漁の詳しい様子は様似町公式Youtubeチャンネルにアップしておりますので、ぜひそちらも見ていただければ嬉しいです!
URL:https://www.youtube.com/watch?v=hbxP6oA3aQQ
様似町地域おこし協力隊の徳重です。生まれは鹿児島ですがひょんなことから5年ほど前に様似町の隣の浦河町に流れ着きました。2年半ほど浦河町で生活したのち東京に戻ったのですが今春から縁あって様似町で活動させてもらうことになりました。様似町はまだ住んで2ヵ月の初心者ですが少しだけレポートさせていただきます。
日本全国でCOVID-19でさまざまな影響が出ています。外出自粛の影響で外食産業が大きなダメージを受けていることにともない農林水産業の生産物が売れなくなってしまい農林水産業の方が困っています。ここ様似町でも魚の出荷量が減ってしまい漁師さんたちが困っています。そこで今回は、漁師さんに代わって様似町の海産物を3つ紹介させていただこうと思います。
まずは「春ウニ」!
全国的にはウニは6月~8月が旬だとされていますが、ここ様似町では春が旬となっております。今年度はCOVID-19の影響で中止になってしまいましたが毎年5月にはウニ祭りが行われて多くの観光客が訪れBBQなどを楽しみます。様似町冬島地区の「冬島のウニ」といえば知る人ぞ知る高級食材で普段は高級料亭などでしか食べることができないそうです。今春は特別に春ウニファンクラブモニター会員さまに数量限定でお送りさせていただきましたが大好評でした。
作業を手伝ったあと漁師さんのご厚意でわけていただきました。役得です(^^)/
うに丼にしていただきました(^^♪
次に「ホッキ貝」!
様似町では今春ホッキ貝とつぶ貝と白貝をセットにして数量限定で販売しました。梱包作業や発送作業を手伝いましたがホッキ貝のデカさにたまげました。
実はこのホッキ貝「抱卵ホッキ貝」という産卵期のホッキ貝で中には卵が詰まっています。
「バターソテーにして食べるとうまい!」と地元の漁師さんが言っていたので食べてみましたが絶品でした。
最後に「白貝」!
個人的にはこれが一番好きかもしれないです。先月、浦河町と共同でサクラマスと白貝をセットで販売したのですが「白貝がおいしかった」という声が非常に多かったのでホッキ貝を販売する際も白貝と一緒に貝づくしセットで販売しました。ホッキ貝の漁のついでにとれる貝のようで海に捨てることもあるらしいです。「酒蒸しにするといいよ」と漁師さんに教えてもらったのでやってみましたがこれまた絶品でした。浦河町のシェフも「内地の人には白貝評判いいんだわ」と言ってましたのでこちらに来る機会がありましたらぜひ食べていただきたいです。
今春はCOVID-19にともない市場が停滞し困っていた漁師さんへの支援の一環として普段はなかなかお届けできない殻付きウニや抱卵ホッキ貝などを産地直送で消費者さまへお送りすることができました。最近は一尾一尾の魚を船上でていねいに締めて食卓へ直売する漁師さんも少しずつですが増えてきています。様似町でも今後そのような取り組みを行う漁師さんが出てくるかもしれませんね。
そうそう。様似町といえば忘れてはいけないアポイ岳!
様似町全域はアポイ岳世界ジオパークとしてUNESCOに認定されていて希少な高山植物などその豊かな自然は世界的にも有名なものとなっていますが地質学者さんたちの間では「カンラン岩」で有名となっているようです。アポイ岳を構成するカンラン岩は日本のような地震や火山活動が活発なプレートとプレートが接する地動帯でしばしば見られる岩石です。通常は地下深くのマントルから地表に上がってくる過程で水分と反応して「蛇紋岩」という別の岩石になってしまうことが多いのですがアポイ岳ではほとんど変質することなく地上に現れています(参考:アポイ岳ジオパーク公式サイト:https://www.apoi-geopark.jp/)。このようなカンラン岩を地表で観察できる場所は世界的にも希少で、カンラン岩の研究者で様似町を知らない人はいないとまで言われています。
このカンラン岩ですが様似の豊かな海の幸にも関係があるのではないかと一部では言われています。アポイ岳ふもとの幌満川の下流は雨が降っても山からの泥水で濁ることは少ないらしいです。表面がカンラン岩に覆われたアポイ岳からの水が流れ込む幌満川では土砂の流入が少なく雨が降っても下流に泥水が流れ込むことが少ないようです。そのようなキレイな川からの水やカンラン岩から染み出た水に含まれる大量のミネラル分などが影響し様似の昆布は品質がよいといっている研究者もいるようです。昆布や昆布を食べる魚介類それを食べる大型の魚介類などの食物連鎖のサイクルのスタートはアポイ岳からの恵みなのかもしれませんね。
海、山、川と豊かな自然に囲まれ、それらの恵みをいただくことができる様似町に一度お越しになってはいかかでしょうか?
様似町体験住宅近くの様似LABOでお待ちしております(^^)/
こんにちは! 特派員のOです。
今日は様似町特産のサケ、お米について紹介をしたいと思います。
前回のN君が、サケの放流について紹介をしました。
さて、放流されたサケはどこでどう過ごしているのでしょうか。様似近海を何年も泳いでいるのか? どこまで行くんだ? みんな元気で生き抜くのか?
食べることは多いけれど、サケの「生き様」については意外に知らないことが多いかもしれません。
稚魚たちは、5日ほどかけて海まで出ます。海へ出るとオホーツク海を目指しますが、そこにたどり着くまでのあいだに、多くの稚魚が息絶えてしまいます。この小さな体で大海原を生き抜くのはたいへんです。
そこを越えたら、ベーリング海(ロシアの海域)とアラスカ湾(アメリカの海域)を行き来して、3~5年経つと、再び北海道へ戻ってきます。
大人になって戻ってくるサケはどれくらいでしょうか?
3%です。100匹のうち3匹が過酷な旅を生き抜いて戻ってくるんですね。食卓に並んでるサケは、サケの旅を戦い抜いた精鋭たちだったんですね。
様似町は、漁業・農業が盛んな町です。今日ご紹介したサケ以外にも、特定栽培米「アポイ米」が生産されています。
今は田植えの時期、今日は晴天、田植えも行われていました。
農家の方々が総出で、今日は3haの田んぼに苗を植えました。秋の収穫まで、手間をかけて、天気と戦い、ていねいに育てていきます。
今回は、様似のサケ・お米を使った丼ものをご紹介したいと思います。
サケフライタルタル丼!
おいしい丼ものは、いくつもあります。サケいくら丼は王道です。文句なしでおいしいです。でも、なかなか家で作るのことはないかも……。
生ものが苦手な方も、サケフライだとおいしく魚を食べられるかと思います。ガツンと濃いめのタレでご飯がすすむ!
以下、作り方です。
作り方【2人分】
ごはん…どんぶりに好きなだけ
サケ切り身…100gを2切れ
塩…少々
小麦粉…適量
卵…1個
(タレ)
醤油…大さじ2
酢…大さじ2
みりん…大さじ2
砂糖…大さじ1
(タルタルソース)
ゆで卵…2個
玉ねぎ…50g
マヨネーズ…大さじ3
練りからし…小さじ1
ブラックペッパー…適量
①タルタルソースを作る。みじん切りにしたゆで卵と玉ねぎ、マヨネーズ、練りからし、ブラックペッパーを入れ、混ぜる
②醤油、酢、みりん、砂糖を鍋に入れ、火にかける。水分が飛び、とろとろになるくらいまで。
③サケの切り身に塩を振り、小麦粉をまぶし卵にくぐらせ、油で約3分揚げる。
④サケが揚がったら②のタレを絡める。
⑤どんぶりにごはんをよそい、サケフライを乗せ、タルタルソースをかけてできあがり!
様似のおいしい食材を使ったメニューでした。試してみてください!