オルセー美術館@デ・ヤング美術館!

公開日 : 2010年07月18日
最終更新 :
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フランス・オルセー美術館から絵画が、沢山やって来ました。  場所は、ゴールデンゲートパーク内、デ・ヤング美術館。  オルセー美術館が1986年にオープンして今回改装工事の関係で、印象派、後期印象派の絵画展を2回に分けて開催です。  北米で、唯一の開催場所となります。

印象派の絵画は、様々な形でいろいろな場所で見かけます。  何といっても色使いがきれいで明るく、何を描いているか理解しやすいので、大好きなのですが、印象派とは何なのでしょう、調べてみると。

19世紀後半、フランスからアメリカ、日本に普及した芸術活動で、1874年、複数の画家による私的な個展から始まった。  その始まりは‥

ある絵描きさんが、一般のモデルさんのスッポンポンの絵 ”裸婦” を描きました。  当時、聖書や神話の中での裸婦像が一般的だったのが、目からウロコ! カウンターカルチャー的作品が表れました。  当然、主流派は、非難囂々。  しかし、賛同の声もあがり、反主流派が、自分たちの作品を発表しようとなった訳です。 →政治の話みたい。

”印象派” という呼び方は、その個展でモネの作品名からつきました。

また、ほぼ同時期に1867年、パリ万博。  日本が初めて参加した万博です。  日本の工芸品が大変人気を呼び、印象派の方達に強い影響を与えました。 →骨董好きの方には有名な話。

夏休み中でもあり、この展覧会、とにかく大盛況です。  時折、入場制限として、30分毎の入場時間付き券になっています。  待っている間は、常設展示を見学したり、中庭見ながらカフェでお茶を飲んだりするといいですよ。  私は、30分待ちでしたが、午前中は、比較的空いているそうです。

『ビーナスの誕生』から始まり、『笛を吹く少年』『ゆりかご』『バテニョールのアトリエ』『ダンス教室』『サンラザール駅』『モントギュエル通り、1878年6月30日の祭典』『グレイと黒、、母の肖像』『ブランコ』etc‥  しっかり数えてないけど百点以上展示。  モネ、ルノアール、マネ、ドガといった画家を含め36名のアーティスト。

この頃の絵画は、大変人気があるので、見た事のある、聞いた事のある作品がいっぱいあります。  絵の特徴からも、会場全体が明るく、華やかな雰囲気です。  とても心地よい展覧会です。

『印象派の始まり、オルセー美術館からの名作展』が、9月6日まで開催。

『バン・ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ等後期印象派展(オルセー美術館より)』が、9月25日〜2011年1月18日まで開催予定。

今回は、展示されている絵画の ”絵葉書の本” を買いました。  9ドル95セント。

次回は、9月末、後期印象派展に行ってみよう。

リージョン・オブ・オナー美術館でも『パリの印象派』の展覧会が、9月26日まで開催中。

「デ・ヤング美術館」公式サイト(英語) 

http://www.deyoungmuseum.org/

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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