ジャパネスク展 Legion of Honor

公開日 : 2010年12月22日
最終更新 :
雨の考える人.jpg

冷たい雨の日の西洋美術館、中庭。

ロダンの考える人。  寒そうです。

<ジャパネスク展>

来年、1月9日まで開催中。  ようやく見に行く事ができました。

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ショップは、必ずチェックします。  『浮世絵』モチーフは、アメリカ人には人気のようです。  写真の奇麗な本もあり、ちょっとしたプレゼントが、見つかります。

何はともあれ、展示会場へ。  ジャパネスクと言うと漫画を、先に思い出してしまいますが、北斎,広重‥‥。 木版画からリトグラフの作品を展示しています。

日本の版画制作のビデオが上映されていました。  数年前、版画の実演にいらした摺師さんによく似てらっしゃる。  「色の数だけ板がある。」 と説明してくださっていましたが、同じような板が沢山ありました。  木片とノミでの微調整をする様子を見て、首を横に振るアメリカの方達,印象的でした。 

富士山がずらりと展示。  色がとても鮮やかで、この風景は、素敵にジャパネスクです。

以前、美術に詳しい方が、「日本美術は、西洋とは違う遠近法で、必ずしも左右対称でなく、中心が真ん中とは限らず、構図、構成が西洋の人には新鮮に見える。」  と教えてもらった事を思い出し、改めて鑑賞すると納得。

「なるほどぉねぇ〜。」うなずきながら進んでいきました。

ヘンリー・リビエラの作品登場。

エッフェル塔をモチーフにした36景のリトグラフ。  ロートレックのポスターも同じ手法。  クレヨンで描いたみたいな線が特徴的。  ほんわか暖かくなるような優しい画風です。 また、エッフェル塔自体が、絵になる建造物ですものね。

ゴールデンゲートブリッジ = サンフランシスコ。  エッフェル塔 = パリ。

訪れていなくても容易に想像できます。

作品案内に、構図の似た浮世絵が添えてありますので、より分かりやすくなっています。

影響を受けたという事は、真似っこなのかもしれないけれど、ここから自分の持ち味として発展させていってる訳だから、"発展的創造力" って才能ですよね。

と気がついたのが、ロートレックのポスターに描かれているテーブルの線が、"斜め" に絵を上下に切っちゃうようにひいています。 常設展のどれかテーブルの線を見てみると "水平" にひいています。  この違いが、影響を受けているかどうか。  なのだそうです。

才はなくてもお腹は空きます。 

カフェに行きましたら、"Fukushima"  ラーメンがメニューに! 喜多方ではない。

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スモークサーモン、ゆで卵、青梗菜、カボチャ、人参、もやし、かまぼこ、インゲン、リンゴ、素揚げの椎茸、ネギと11種類の具入り。  スモークサーモンの入ったラーメンは初めて、そしてスライスしたリンゴは、さわやかな酸味がよいアクセント。  スープは、うどんスープを思わせる和風。 これは "アイデァ料理"  

喰いっぷりの良さ?にキッチンからシェフコート着た若いお兄さんが 「どう?」 と聞きに来た。  ちょっと恥ずかしかった。

www.legionofhonor.org

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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