2011年3大出来事 etc‥

公開日 : 2011年12月22日
最終更新 :

今年は、未曾有の大惨事から将来の不安を抱えたまま、年が暮れようとしています。  しかし、忘れかけた絆が、スマホでドンドン繋がった年だったかもしれません。  そんななかで、街の3大出来事、

3月11日の地震

スティーブ・ジョブズ氏亡くなる

新しい市長さん

<USGSアメリカ地質調査研究所 M8.9→M9.0>

東北地方を襲った地震、ほぼ同じ緯度に住む私達。  津波の心配で太平洋側の幹線道路が一時交通止めになりました。  北部の町では、津波を見に行ったまま行方不明という事もありました。  日本の新聞ではあり得ないかもしれない生々しい写真も掲載され、いくら真実とは言え胸が張り裂けそうなつらい場面もありました。  領事館を通じて募金をし、総領事殿からお礼状を受け取った時、どんな状況でも "礼節を重んじる日本人" だと安らぎました。  言葉、肌の色、宗教・思想に関係なくいろんな人た達が手を差し伸べてくれた事は感謝しきれない。 ⇒ 「ありがとうサンフランシスコ」 という気持ち。  SFだけじゃないけれど‥。

原発に関しては、即カリフォルニアの原発は、大丈夫と知らされましたが、8月東部では67年ぶりだそうですが、M5.8の地震。  2基の原発が緊急停止したというニュース。  おそらく3月の大地震がなければ "速報" として流れなかったのでは?  

<10月16日は何の日?>

サンフランシスコから車で一時間ちょっと南、シリコンバレーの街の一つクパティーノ。よい学区でもあり、日本の駐在員さん達も多く住んでいる。  アップルの本社があり、至る所にリンゴの看板がある。  つまりアップルのオフィスばかり?

8月に引退を表明したスティーブ・ジョブズ氏。  10月5日のニュース速報。  これもサンフランシスコだけでなくて世界中が "まさか!" 

jobs君1601.JPG

時期が、ハロウィーンの頃だったので、このようなジャック・オ・ランタンもありました。  彼の奥様はスタンフォード大出身の方で、結婚式はヨセミテのアワニーホテルで、新作発表の時は、サンフランシスコ・ソーマ地区で、と何かと身近な天才。  自家用ジェットで日本に行った時、お土産の手裏剣が金属探知機に反応、一悶着 「俺の飛行機を俺がハイジャックするとでも思っているのか!!!」 京都はお気に入りの街だったようですね。

カリフォルニア州は10月16日を、『スティーブ・ジョブズの日』 と決めました。

IMG_1367.JPG

<やっぱりこの方>

映画俳優みたいな前市長ギャバン・ニューサム氏が、カリフォルニア州副知事になった事で、一年間暫定市長として務めていたエド・リー氏を含め、16人の立候補者が登録した今回の市長選挙。  6月のプライドパレードでも各立候補(予定)者が、オープンカーに乗ってパレード参加。  『かなり "政治色の濃いパレード" だった。』 と地元紙もコメント。  選挙有権者登録の16%が中国系アメリカ人の全米屈指のリベラル都市サンフランシスコ。  中国系アメリカ人市長が誕生しました。  当確直後 「これからは、我々が変えていく。」 の言葉。

Mayor2030.JPG

女子ワールドカップサッカーの決勝戦 『アメリカ対ナデシコジャパン』 の様子は、パブリックビューイングで、この広場で観戦しましたが、周囲は "敵ばかり" でガッツポーズもささやかだった‥。

<etc‥>

6月までケーブルカー・カリフォルニア線が大規模な補修工事で、途中パウエル2路線も補修で運休した日が3日間、動く歴史的建造物が一時姿を消しました。  乾季に入っても雨が降ったりした事で、今年のヨセミテの滝は枯れる事なく冬を迎えられました。  去年は声をからしてまで応援し続けたジャイアンツ今年は苦戦。  しかし、隣のオークランドにはゴジラが現れ、イチロー対決を楽しみにコロシアムに足を運んだ日本の方達。  ジェリービーンは、ゴジラをどう評価するのでしょうか?  そうかと思えば、お猿のシーザーが、金門橋を目指し、「占拠せよ。」 と我こそは99%の人達が、ジャスティン・ハーマン・プラザでピケを張った。  さすがに連邦準備銀行前は、すぐにフェンスが張り巡らされ今は静かになっています。  1%の人たち御用達?の高級デパートは感謝祭以降の売り上げは、昨年同様、案外好調のよう。

Cable Car1641.JPG

ゆく年は、いろいろありました。

くる年は、いい事がいろいろありますように。

(お題・2011年3大ニュース)

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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