International Orenge 〜4人の男達〜

公開日 : 2012年05月25日
最終更新 :
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アメリカの土木学会で 『20世紀最高傑作の橋』 に選ばれているゴールデンゲートブリッジが、5月28日75歳の誕生日を迎えます。  設計主任だったジョセフ・ストラウス像の位置も決まり、ミュニバスの広告も75周年記念仕様になっています。  まだ夏の深い霧に包まれる事は少なく "インターナショナル・オレンジ" 

ニューデール政策 の一環だったこの橋の建設。  ストラウス氏の他、3人の設計担当の様々な思いもありました。

モロー氏は、UCB建築プログラムを卒業後、パリ "エコール・デ・ボザール美術学校" に2年通いベイエリアに戻ってからは主に商業建築を手がけていて、ストラウス氏に実績を買われて 『コラボ』 となりました。  アート・デコのデザインと、目に飛び込んでくるようなオレンジ色は彼のアイディアでした。

エリス氏は、建築工学技術者・数学者でした。  建設では、構造設計を担当。  彼の同僚モイセフ氏は、吊り橋エンジニアとしてはリーダー的存在。

さて、ストラウス氏とエリス氏は、同じ建築工学エンジニアで意見交換もなかなか激しかったようですね。  *年齢的にモイセフ氏と3人は50才後半〜60才初め、最後の大仕事かもしれない気持ち、あったのでしょうか?*

ついに、エリス氏、モイヤフ氏は解雇となりました。  年齢的の少し若かった(アラフォー)モロー氏は、ひたすらデザインを描いていた(?)おかげかそのまま建設に貢献。

モロー氏がいなければ、見た目にも美しいあのデザインではなかったわけです。

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この丸い建物 "ブリッジ・ラウンドハウス" もアートデコスタイルの建築 展望台の途中にあり、目に留まる建物ですよね。

色々な人・専門家が、様々な思い・感情の中、4年半かけて完成しました☆

名誉回復‥。

2007年5月10日、エリス氏は、橋の設計建設に関わったとして正式に認められました。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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