Urban Tavern  〜コブサラダ誕生秘話〜  @ヒルトンホテル

公開日 : 2013年07月24日
最終更新 :
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ユニオンSQ・ヒルトンホテル内、

ガストロパブ 『URBAN TAVERN』

ランチとディナーサービスの間は、いわゆる "アイドルタイム" と呼ばれ、お客さんも少ないのでレストランによっては、その時間帯は一旦閉めてしまう事もあるのですけど、運良く開いてました。

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私達も夕食前だったので、"URBAN COBB SALAD(アーバンコブサラダ)" と白ワインを頼みました。

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よく耳にする 『Cobb Salad(コブサラダ)』 ユニークな名前のサラダですが、レタス、アボカド、トマト、鶏(七面鳥)胸肉、固ゆで卵、カリカリベーコン、ブルーチーズ、これを混ぜ合わせて、フレンチドレッシング(ヴィネグレット)をかけて出来たサラダです。

誕生の地は、1926年創業ロスアンジェルス老舗レストラン "ブラウン・ダービー" 1929年ハリウッド店が、オープンしました。  そこであり合わせ野菜で作ったサラダです。  最初に食べたのは、映画館の経営者シド・グローマンさんでした。  歯の治療であまり噛む事が出来なかったシドさん、オーナーのボブ・コブさんが特別に 「野菜を食べやすく細かく切るように、」と厨房に指示。  エグゼクティブシェフ自ら "チョップ、チョップ" しサラダを作りました。  またもうヒトツ説もあり、これは、夜中近くまで食事の時間もなかったオーナーが、残り物の野菜と一切れの鶏胸肉でシェフにササッと作ってもらった。  丁度来店中だったグローマンズ・チャイニーズ・シアターの経営者にも試食してもらった。  かなり美味しかったらしく翌日もやってきて "そのサラダ" を注文した。  評判が評判を呼んでついに店の "シグネチャーディッシュ『コブサラダ』" になりました。  

カリフォルニアの豊かな大地の食材をふんだんに使ったサラダは、西海岸から全米へ! アッと言う間に広まり、ものの本では今や世界中でコブサラダが食べられているそうです。

アーバンターバンのコブサラダは、ロメインレタス、ラディッチオ(赤い肉厚の葉)、さっぱりした生ハム、濃厚なブルーチーズ、黒オリーブ、アボカド&トマトをメルローヴィネグレットソースで和えた豪快な一皿14ドル。  このお店は、100マイル(約160km)以内の食材を使っていて調理されているので鮮度はお墨付き☆  

ついでに、Tarvern(ターバン)もお酒の種類の多いお店でよく使われている単語ですが、"酒場" の意味です。  本家イギリスではあまり使われなくなった英単語だそうですが、アメリカ英語の古語では、"旅籠(昔の宿屋)" の意味もあるそうで、アーバンな "旅籠・酒場"  うまく店名を付けたものです。

毎日朝6時から夜10時半まで営業してます。    

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http://www.urbantavernsf.com

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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