急な病気はここ。あのザッカバーグ病院は○○病棟! 

公開日 : 2016年09月30日
最終更新 :
玄関-m - 1.jpg

『セントフランシス記念病院(St Francis Memorial Hospital)』は、私のかかりつけのお医者さん(ホームドクター)がいる。 自分の加入している保険のネットワーク内でどの先生がいいか自分で選べるのだけど、最も優しそうな表情の先生を選んで早10年近く。 そしてこの病院は救急対応もしてくれる病院だ。

受付-m - 1.jpg

ここは、外来受付だ。 

どんな場合でも前もって予約していな限り "急病" じゃなくても先ずはERに行くことになる。 怪我の場合は予約はありえないが春に骨折した時、いきなりERに行ったのでは "救急割増し" があるんじゃいかと恐れ、先ずホームドクターに連絡をし今すぐ予約をしたいと強引に出た。 内科医ではレントゲンはないからこっちからレントゲン科に連絡をしておくので行ってくださいとの事、レントゲン科からER処置室にたどり着いた。 

ここでポイントは誰からのオーダーでERに向かうか?私が直接行くのとお医者からの指示とでは、スタートラインが違うので診察までの時間も違ってくる。  

自力で病院に来た場合は外来受付に行くわけだけど「保険書(カード)を見せてください」と必ず確認される。 自分の保険あるいは旅行保険書を提示すればいい。 セントフランシス記念病院は海外旅行保険も適応するので旅行で急病の場合はここになることが多い。 旅行保険で診察を受けた場合、一旦自分で払って後で返金となったりするみたいだけど、セントフランシス記念病院の場合、保険会社の方で負担してくれるようだ。 救急車で搬送された場合はブッシュ通りの入り口から処置室へストレッチャーでGO。 

救急車を呼ぶという経験はそう滅多にないが、911ではオペレーターは症状を聞くなり救急隊が到着するまで話し続ける。 なのでもし電話することになってしまったら、絶対に電話を切らないように! 救急車の音を受話器を通じて聞いてそれで彼らの役目は終了する。 そこからは救急隊の仕事だ。 その場で応急処置で済む(安く済む)か、救急車で搬送(もちろん有料)は全て救急隊の判断になる。(救急搬送約1000ドル)   

処置室1-m - 1.jpg

レントゲン撮影してER処置室で結果待ち。 想定内の怪我と判断されか処置室の皆さん対応に逼迫しは表情なし、記念に写真とか撮ったり、州に短期間の身障者用保険について話してくれたり、労災認定についても教えてもらってやや井戸端会議的は雰囲気。 観察してみるとサイズ別に色分けされてあって整理整頓が行き届いている。 頻繁に掃除の人も回ってきてた。 仕方ないことだけど見事に全て使い捨てだ。 もったいない、仕方がない、もったいない、仕方がないそんなことを繰り返し思ってた。

処置室2-m - 1.jpg

実は最初にこのベッドにどうぞと言われてけど、深刻な患者さんが来ると部屋が足りなくなるだろうからと自らソファに異動を願い出た私は明らかに救命救急24の見過ぎだ。 ERというテレビドラマも結構観てた。 数分後ここに叫びながら女性が運ばれてきた。 足に釘の刺さったままの人だった、やっぱりここはER!

painscale-m - 1.jpg

"ペインスケール(Pain Scale)" 痛みの度合いを数字で表す。  彼女の痛みは間違いなく10、よく言われることだけど、アジア人は欧米人に比べて痛みに強いと言われている。  

唖然と見ていた私に「まだ、こっちに来てるから程度は軽いのよ、腕が取れたとかもっと酷い場合は "トラウマセンター(Trauma Center)" に行くのよ」と教えてくれた。「トラウマTRAUMA?」って確か心的障害。 怖い体験とかでそれに囚われてしまってそれでPTSDになってしまう事もあるアレですか?(自分なりの解釈)何故そんなセンターに腕が取れた人が担ぎ込まれるの?心のケアは怪我を治してからなんじゃない?これがアメリカの医療なのかすごく不思議だったんで「どうして腕が取れた人がトラウマに行くの?」と聞いてしまった。 今度は向こうが愕然としてた。

zackerburghospital-m - 1.jpg

そう、ここがそのもっと酷い怪我の場合運ばれる所、ザッカバーグ外傷専門病棟だ。 この名前どこかで聞いたことあるぞ〜そうです、facebookのCEOマー クザッカーバーグ氏です。 奥様のプリシラさんはUCSFを卒業していることもありサンフランシスコゼネラルホスピタルに75億ドル($75millon)寄付をしサンフランシス総合病院(San Francisco General Hospital)に新病棟を建設。 

事故などで大怪我をした場合(酷ければ酷いほど)この病院に担ぎ込まれる。 今年開業したばかりで最新設備で最先端の治療が受けられる。 あまり お世話になりたくない場所だけど。 『Zackerberg San Francisco General Hospital And TRAUMA CENTER』 

"トラウマ(Trauma)" て身体的外傷の医学用語でもあった!!

また一つ単語を覚えた、ケガや病気すると知らない単語がわんさか出てくる。 

英単語1-s - 1.jpg

医学英単語アプリその1

英単語2-s - 1.jpg
英単語3-s - 1.jpg

一般的な英単語ならこれで十分かと...

【セントフランシス記念病院】

http://www.dignityhealth.org/saintfrancis/

<救急>https://www.dignityhealth.org/saintfrancis/medical-services/emergency-care

住所:900 Hyde ST San Francisco, CA 94109

電話番号:1-415-353-6000

24時間オープン

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。