【番外・パソロブレス】 "ラヴァンチュール(L'Aventure Winery)" 今しかない超お得テイスティングツアー

公開日 : 2017年03月06日
最終更新 :
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ナパのカルトワイナリー級の重厚なゲートが圧巻。 

サンフランシスコから車で3時間ちょっと、"セントラルコースト"と言われるワインの一大産地その中心の街、パソ・ロブレス(Paso Robles)にあるワイナリー『ラヴァンチュール(L'Aventure Winery)』 

どっしりとしたゲートはツアーの予約が確定するとツアー確認書とゲート暗証番号が送られてくる。  

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ゲートを通過してテイスティングルーム前、横にもう一棟新しい建物がある。 

周辺のブドウ畑は、新芽がぐんぐん大きくなっていくので今はもっと緑色になっているはず。 

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テイスティングルームの奥にケーブがありワクワクしながらツアーが始まった。

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新品のワイン樽が積まれてて、ワイン樽もいろんな会社があってフランス製だと1000ドル以上するそうで国産はもう少し安いそうだ。 余計な余談、樽はアメリカ産・フランス産しか聞いたことがないのだけどそれ以外のワイン生産国じゃ自国産の樽とかってあるんだろうか?

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ナパでは卵形(コンクリートエッグ)、豚さん(コンクリートピッグ)樽があるけど、珍しいアポロチョコ型 "コンクリアポロ" コンクリートは樽香はつかないしミネラル感は残る、最近どんどん使われてる。

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年代別品種別に整理整頓され保存されてる。

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大きな植木鉢みたいなテラコッタ製の樽もあったでぇ。 これ初めてみた。 昔々は "壺" でワイン保存してたって言っていたのを思い出した。

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掘ってる最中って珍しい光景に出くわした。

聞きそびれてしまったけどシマシマ模様は本物の地層なのかもれない。

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迷子にならない程度にチョロチョロしながらケーブ裏口に出る。 さすがに陽の光が眩しい。 何時間も陽の当たらない場所で働いてると陽の光のありがたみが分かるんだろうなと全くワインとは関係ない感想を述べてしまった。 

さて、いよいよワインティステイングにはいる。

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<<テイスティングしたワイン>>

『Estate Rose 2016』($30)シラー/グルナッシュ/プチベルド

『Optimus 2014』($54)シラー/キャボ/プチベルド

『Cote a Cote 2014』($96)グルナッシュ/モルべドラ/シラー

『Estate Cuvée 2014』($106)キャボ/シラー/プチベルド(値段の次のカタカナはブドウ品種)

4種類と一種類おまけに味見させてもらったけどおまけのワインの名前を忘れてしまった。 どれを飲んでも暖かで温暖な気候で育ったブドウの風味を感じる。 これは誰かが言っていたことの受け売りで "荒涼とした地域のブドウは口の中で一瞬キュッと引き締まる感じがして、暖かな地域で育ったブドウは最初にフワッと広がる感じがする" のだそうだ。 真に受けやすいせいかフワッと頭がそうなっちゃてるかもしれない。

3番目のコート・ア・コート(Cote a Cote)は、パソロブレスのポピュラーなブドウ品種で作られた赤ワインで覚えておくといい。

キーワード "G S M"

Grenache(グルナッシュ)

Syrah(シラー)

Morvedre(モルベドラ)

この三つがブレンドされていたら間違いなくパソ・ロブレス!

まるでテスト勉強みたいだけどGSMって各ワイナリーで必ず聞いていた。

ナパ・ソノマ地方でがお目にかかれないユニークな美味しい赤ワイン。  今思えばコート〜を買っておけばよかったと思ってるんだけどやっぱり飲み慣れているキャボ(Cabernet Sauvignon)主体のエステイトキュべ(Estate Cuvée)を購入した。 予算オーバーだったけど "旅の思い出" 旅行のキーワードなのだ。 

少し寝かせてからの方がいいらしいけど待てるかなぁ〜。

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テイスティングルームも何もかも改修したばかりまだ途中のところもある。 

今回ワイナリー巡り、テイスティング料金は少々高くてもケーブがあってクオリティーの高いワイナリーというのでラバンチュールにしてみた。 テイスティング料金はメンバー以外は85ドルとおそらくパソロブレルで最も高い、なので緊張気味で始まった。 がケーブ見学込みで20ドル、この内容ではありえないお値打ち価格。 工事が完了し完璧なおもてなしができるようになったら通常の値段になるのではないかと思う。 オーナー自らはしごに登り配線工事を手伝っている様子がとても印象的。 聞けば、フランスではワイン醸造においていろんな規制ありすぎ!ってんでボルドーワインの大御所サンテミリオンのシャトーを売っぱらって移住してきたある意味 "非凡な異端児ワインメーカー" この辺はローヌ(Rhône)スタイルが多いと言われているけど "ボルドーがローヌと出会ったワイナリー " 小冊子にもそんなことが書かれていた。 パソロブレスのワイナリー巡りには外せない場所の一つだと思うな。

サンフランシスコから気軽に行ける距離ではないので泊りがけで海岸線をドライブしながらゆっくり回るといいですよ! 出会った人皆フレンドリー、カリフォルニアの太陽いっぱい浴びてる感じの明るい人たち多し。 春休み旅行にいいかも☆

【ラヴァンチュール(L'Aventure Winery)】

住所:2815 Live Oak Rd Paso Robles, CA 93446

電話番号:1-805-227-1588

営業時間:ティスティング予約のみ毎日

ウェブサイト:http://www.aventurewine.com

今回宿泊できなかったけど、

次回は絶対泊まりたいカリフォルニア最古の"温泉付きホテル"

【パソ・ロブレス イン(Paso Robles Inn)】

住所:1103 Spring ST Saso Robles, CA 93446

電話番号:1-800-676-1713 または1-805-238-2660

WEB:https://www.pasoroblesinn.com

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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