BIG4 Lounge まぁまぁお召し上がりくださいまし 棚ぼたワイン

公開日 : 2017年12月27日
最終更新 :
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クリスマスの翌日、ノブヒルにある老舗ホテル、スカーレット・ハンティントン(The Scarlet HuntinGton)のラウンジ『ビッグ4(THE BIG 4 BAR & LOUNGE)』でピアノ演奏を聴きながら軽く一杯となった。

ビッグ4とは、大陸横断鉄道の建設に携わった4人。 雑貨商のスタンフォード、金物商のハンティントンとホプキンス、建設業者のクロッカーだ。

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ラウンジは古き良きサンフランシスコ、紳士淑女たちが集っていた頃を忍ばせる。

丘に上がってこれる人はそうスノ〜〜ビッシュ(snoooobbish)^ ^

スノッブ(snob お高くとまった)なNob Hillなのだ。(サクラメントのミュージアムではKnob Hillて書いてあったが)

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『ウエッジサラダ(Little Gem Wedge)$17』を分けて持ってきてくれた。

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何もここで『サンドイッチ(Club Sandwich$21)』頼まなくてもと思うが、腹が減っては...。 レストランのメニューも頼めるようなので見せてもらってもいい。 

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ワインリストを見せてもらったらやっぱり頼んでしまった。 『イングルヌック・ラザフォード(Inglenook Rutherford Cab 2013)』 ワインリスト価格$125

リストを見ていた時、隣の紳士が「カベルネソーベニオンを探しているならボルドーの欄を見るといい、ちょっとここのは変わった分け方しているようだ」 と教えてくれた。 ここら辺のワインリストの一般的な分け方としては、スパークリング・白・赤・ロゼ(色もだいたいこの順番)とぶどう品種で分けている場合がある。 色別は分かりやすいけど、ぶどう品種だとそれが白ブドウか黒(赤ワイン)か知ってないと違った色がきちゃって笑い話になる。 そしてフランスのワインの場合ブルゴーニュ・ボルドーなど地域の名前、その地域で栽培生産されているワインが決まっている。 ブルゴーニュの赤ワインはピノ・ノワール、白はシャルドネというように"どこどこエリア=何々ワイン"となる。 イタリア、スペイン辺りも同じく。 ボルドーはカベルネ・メルローを主体にしたブレンドとなるのでボルドーを見るように言ってくれたのだ。 

イングルヌックのカベルネって聞いただけでお高い〜イメージがあるのでそれが125ドルで飲めるんだからクリスマスだし奮発した。 そしたら隣の紳士がまた「それはグットチョイスだ(なかなかお目が高い)」とすごく褒めてくれた。

奮発した甲斐があった Cheers!

そして隣の紳士が頼んでいたのは 『ケイマス(Caymus Vineyards 2013 Cab)』

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紳士曰く、「セレクションじゃない普通の方だ」 ってちょっとはにかんだ表情だったので、サーバーの方にワイングラスをもらってイングルヌックをちょっとおすそ分け、褒めてもらったお礼。 ケイマスは幾らかとリストをコソ見したらなんと180ドルもするではないか!! そっちの方が高いじゃんあげたワイン返してくれ〜〜とちょっと思った。

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『ブレッドプディング(Bread Pudding$14)』 を食べながら...。

デザートメニューを見ていたら "シグネチャー(signature)" と書いている当店ご自慢のブレッドプディング。 当然試してみた。 甘すぎず美味しかった。

さて、ケイマスの紳士からはそのすぐ後、イングルヌックの3倍の量のワインを頂いた。 袖すり合うも多少の縁、ボトルで頼んじゃって一種類しか飲めなかったところを物々交換で楽しめた、結果オーライの棚ぼたワイン、ピアノ演奏もなかなか良くって、ちょっと社交場に来た感じがした。 

たまには重厚な調度品に囲まれいいワインを飲むのもいいもんだ、ありがとうケイマスの紳士。

バーメニューはカクテル・グラスワインのみですが「ワインリストプリーズ」ってみて見てください。 老舗らしいラインナップです。

【The Big 4 Bar & Lounge】

The Scarlet Huntington Hotel

住所:1075 California ST San Francisco, CA 94108

電話番号:415-771-1140

営業時間:毎日 6:30〜14:00 18:00〜22:00

URL:http://www.big4restaurant.com

bar menu:http://www.big4restaurant.com/wp-content/uploads/2017/04/050117-BAR.pdf

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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