なるほど、オーパスワン (Opus One) がうける訳

公開日 : 2018年01月16日
最終更新 :
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昨日、オーパスワン (Opus One)に行ってきた。

兼ねてからご一緒したいと願っていたワインのエキスパートEX氏の案内。

何故Opusなのか? なるほど〜あらためてオーパスワンが受ける訳の見聞き話。

opusプライス - 1.jpg

の前に先ずは、一杯。

2014 Opus One by the Glass $50 Bottle $320

2012 Opus One by the Glass $65

Overture by the Glass $25 Bottle $130

テイスティングは完全予約制。 先にテイスティング料金を払い、だいたいは屋上部分で風景を眺めながら堪能する。

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29号線の方の写真ばかりじゃいつもと同じなので、北側の畑。 畑の途中に引っこ抜かれたブドウの木が綺麗に積み重ねられていた。 「畑の間の緑の草が生えてる部分にブドウの木だけど、木の寿命で引き抜かれたのか?それとも病気なのか? 寿命だったらいいですけどね」とあった。 実は4年ほど前にごく一部の畑で病気が発生し、木を全て引き抜き草や豆の種を植えたりを繰り返し、土壌回復に4年を費やし昨年新しい苗木を植えた畑がある。 見るとまだ本当に赤ちゃんみたい心許ないヒョロヒョロだった。

opus新しいテイスティングルーム - 1.jpg

おっと〜何やら工事中。 新しいティスティングルームになるそうで、完成までに多分一年くらいかかるだろうとの事。

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「ちょっと待った!!」 と真面目に$$$$が浮かんでしまった。 ちょっとでもこぼれちゃったらそれ何ドルよ。  冷静になり色を見るとまだ若々しいティーンエイジャーカラーこれからの成長が楽しみな年頃2014。 グラスをくるりと360度回転させグラスを立ててワインの流れをみる(涙というらしい)それと合わせて香りを確認。 軽〜く青い香り(ピーマンって言うんですかね)一口飲んでみる。

グラスから生き生きした香り、まるでシルクがサラッと喉を通っていった、美味絶賛。

たかがOpusされどOpus、ナパに来たらやはり立ち寄りたいワイナリーだ。 しかし、なんでOpusなんや? なんで皆こぞって買っていくんや? と言うのが疑問。  有名だからもわかる、有名人がOpusの話をしたら人気が出たとか、中には投資目的の人もいるけど、基本 "有名" で "美味しい" からが人気の秘密。 美味しい...どんなに高くてもザラザラ渋くて雑味ばかりで口に合わなければ買わないよね。 

このOpus Oneは、 ボルドー5品種 カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、プチ・ベルド、マルベックからなるボルドースタイルのブレンドワイン。 この5品種から毎年60通りのブレンドを作りティスティングを何度も繰り返す。 最も良いものがその年のOpus Oneとなる。 つまり毎年ブレンド比率が違い味も当然違ってくる。 日本は、香りが良くスッと入り込む "喉越し" の良いのが好まれるとか、実はOpusもこのス〜っと鼻腔に香りが通り抜けしかしかすかに香りが残り、舌の付け根にタンニン分が残らないのが特徴のようで、日本人が美味しいと感じるテイストにマッチしていると言う。 確かに有名だけど美味しく飲め、誰に贈っても決して滑らない一本が、このオーパスワン・交響曲第1番だ。

opus畑 - 1.jpg

ワイナリー、畑を見てどれだけ手入れされているか観察してみよう。 微妙な違いだけど、生産者がどれだけブドウに気を使っているか手入れされてるか、畑をみると想像できる。   

日照時間に恵まれているカリフォルニアワインカントリーは比較的安定供給ができるのは幸いだ。 でも2011年は天候は雨が多く市場に出回っている量がすごく少ないと言う話もある。 投資目的ならレアな2011年が狙い目なのかと勝手に目論んでしまった。

【Opus One】

住所:7900 ST Helena HWY Oakville, CA 94562

電話番号:707-944-9442

ティスティング時間:毎日10:00〜16:00

日本語オフィシャルサイト:https://jp.opusonewinery.com

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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