その時手を繋いでブライダルベール、耳を澄ませば今だけの音

公開日 : 2018年02月27日
最終更新 :
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世界遺産の一つヨセミテ国立公園にはヨセミテ滝をはじめ、名もなき滝まで入れたらいったいいくつ滝があるんだと言うくらい滝がある。

滝は全てが上から下に落ちてくんで皆同じに見えてしまって、この写真だけ見ても何滝か? お分かりになりますか? ヒントは、エル・キャピタン(El Capitan)の反対側に見える滝 → それでも分からないアタシ。 答えは "花嫁の滝" と言われている『ブライダルベールフォール(Bridalveil Fall)』 落差189mあり、風に舞う滝の水が花嫁のベールに見えるからそう呼ばれている。 

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その滝に向かうために少し歩き始めると、遠くでカーンッ!とかバリンッ!とかヅドォーン!とか聞いた事もないお腹に響くような重い音がしている。

低くく地響きみたいな音は、冬場の昼間しか聞こえない。

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滝の水がベールに見える? この滝の水しぶきがかかった時に手を繋いでいたカップルは結ばれるというとても有名な話があるのをご存知ですか?  クレーマー観光客がこの滝を近くで見たいと文句をつけ渋々滝まで連れて行った、濡れた石で足を滑らせたクレーマーにとっさに手を差し伸べたツアーガイドに滝の水が降りかかる。 めでたく結婚の運びとなったそーである。

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大地が裂けるような音の正体は、この氷。

氷が割れ滝壺に落ちていく、落ちた時の音。

冬の暖かい昼間にしか聞けない音、機会があったら耳を澄まして聞いてみて。 

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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