行楽シーズン間近ヨセミテ国立公園マリポサグローブを歩く

公開日 : 2018年09月02日
最終更新 :
1421MariposaPlaza - 1.jpg

2年越しの改修工事で今年6月にリオープンしたけど、直後に周辺の山火事の影響にあってしまったヨセミテ公園南側に位置する観光地『マリポサ・グローブ(Mariposa Grove)』

綺麗になったマリポサグローブに行ってきた。 

『マリポサ・グローブ・ウエルカム・プラザ(Mariposa Grove Welcome Plaza)』に車を停めそこからマリポサグローブまでは "Grove shuttle(グローブ・シャトル)" 無料のシャトルバス。 出来たばかりなんで色んなものが真新しいしギフトショップの方は初々しく働いている。

1422Freeshuttle表示 - 1.jpg

グローブシャトルは、朝8時から夜8時まで10分間隔で運行 その間は一般の車両は通れないので駐車場(無料)に停めておく(食料品は残しておかない事)

1426シャトルバス - 1.jpg

公園内のシャトルバスと同じ形。

1429シャトルバス車窓から - 1.jpg

約5分 のバス旅、車窓から見たちょっと焦げた木もあった。

1435到着 - 1.jpg

マリポサグローブ到着。

マリポサグローブを歩く

1436マリポサ看板 - 1.jpg

昔大きな木を見に来たような気がするから初めてじゃないと思うけど、バス乗り場やお手洗いなどは出来たばかりで綺麗でもし来ていたとしても全く覚えていない。 さて、歩き始め...

1439大きな木 - 1.jpg

いきなり大きな木、園内最大のジャイアントセコイア樹林の始まり この種類の木は世界一大きくなる木だ、どれもゴツくてデカくズングリして、男爵イモが木だったらこんな木のなるんじゃないかと想像した。

1440ドッグウッド - 1.jpg

春には白い花を咲かせていた北アメリカ西海岸のネイティヴプランツ "パシフィック・ドッグ(Pacific Dogwood/白いハナミズキ)" 花びらが付いたまま種ができてる。

1442fallenmorarch撮影している人 - 1.jpg

どれだけデカい木が撮影している人の比較でわかるね。

約300年前に倒れたジャイアントセコイア "倒れた国王" 『フォーリン・モナーク(Fallen Monarch)』

1443fallenmonarck正面 - 1.jpg

国王さまの正面から失礼致します。

ジャイアントセコイアは腐食しにくい木なので時を経てもしっかり残ってる。

さしずめ木のミイラみたいなもんだ。

1444拡大 - 1.jpg

近くで撮影してみた、木だか何だか分からなかった。

1445トレイルコース表示 - 1.jpg

ここでマリポサグローブの終点『Wawona pointまで5.5㎞(3.4miles)』と表示があった。

1時間半はかかるらしいので次回。 というかあっさり

『グリズリー・ジャイアント(Grizzly Giant)0.96km』 に向かった。

1459バチェラー - 1.jpg

その前に現れるのが 『バチェラー&スリー・グレース(bachelor & Three Graces)』 "独身男と三人の淑女" 一本だけ少し離れてるけど4本が密集状態で生えてる。 実際この4本の木、根っこは相当からみあってて、一本がダメになったら他の木もダメになるようで、頑張れ独身男の木(bachelor)!

1507ジャイアント - 1.jpg

見えてきた『グリズリー・ジャイアント(grizzly Giant)』 デカい熊の木らしく、思わず口をあんぐり開けて見上げた。

1508grizzly - 1.jpg

樹齢1990〜2400年、高さ約64m、直径約9m、最も太い枝の直径が2m。

ヨセミテ国立公園最大の大きさのジャイアントセコイア(世界で25番目にデカい)

1509grizzly正面 - 1.jpg

正面からでは全体が映らないし、困った木だ。

1513トンネルツリーへ - 1.jpg

そして『カリフォルニア・トンネル・ツリー(California Tunnel Tree)』の表示に従い

1514到着 - 1.jpg

歩く事数分、到着。

1515CAtunneltree- 1.jpg

トンネルはくぐってみないとね。 くぐってみた。 パンフレットで見るより可愛いトンネルだった。 さてこのトンネルツリーは、1895年に馬車でも通れるくらい大きな木という観光目的でトンネルをつくった。 もちろん今や押しも押されもせぬマリポサグローブの観光名所だ。 しかし、今は亡き 『ワオナ・トンネル・ツリー(Wawona tunnel Tree)』の事もちょこっとね。

1881年ジャイアントセコイア樹林(マリポサグローブ)にお客を呼び込もうと、火事による傷のあった一本のジャイアントセコイアにトンネルを掘って観光名所にしようと "ワオナトンネルツリー" が完成した。 馬車や車が確かに通れるし、バックに記念写真を撮ったり人気者の木になった。 しかし最初から少し傾いてはいたけど、くり抜きすぎた穴が大きすぎたのが原因で少しずつ傾きが大きくなってきた。 1969年傾きと雪の重さが原因でワオナトンネルツリーは倒壊。 樹齢2300年だったそうだ。 

今、生きてる木をくり抜いて観光名所にしようなんて言ったら、反他者続出は必至だけど、その昔は観光客を観光客を呼ぶ為に色んな事をやっていた訳だ。 

1516Sap樹液 - 1.jpg

トンネルの中入ってみよう、赤いねっとりとした 

"樹液"

この木も生きてる...。

1517Shuttlebus表示 - 1.jpg

よっしゃ!

『Shuttle Bus Arrival Area 1.3(シャトルバス乗り場まで約2.1㎞)』

帰りは下り坂で楽だわさ。

1558シャトルバスエリア - 1.jpg

トロトロ歩きながら30分弱でバス乗り場到着したよ。

マリポサグローブ散策の最も初心者向けがこのコース。 歩くのも普通のスニーカーで大丈夫だし、トレッキング用ストックもなくても大丈夫だと思うけど、トレッキング用シューズやストック持っている人もいた。 シャトルバス乗り場には給水所もあるけど途中には見当たらなかった。 日差し予防もお忘れなく、何事も備えあれば憂いなし山の天気は侮れないっす。

秋の行楽シーズンもまじかヨセミテ公園オープンして本当よかった。

https://www.nps.gov/yose/planyourvisit/mg.htm

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。