博物館級レア車が勢ぞろいラリーニッポン記念イベント

公開日 : 2018年10月30日
最終更新 :
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7月にお話した

まだまだ先の事と思っていたら、今日29日『マリーナグリーンパーク(Marina Green Park)』を11時にモントレーに向けて出発とあったので、とりあえず駆けつけて来た。あの時お会いしたカッチョいいカップルに会えるかなぁ〜と心配だったけど、嬉しい事に覚えててくれてた感動のハグハグ再会。

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ずらり並んでいるのは、1974年12月以前に作られたオリジナル(レプリカではいけない) 中には1929年世界大恐慌の年にできた車も参加している。 車のオーナーより古い車がきちんと手入れをする事で80年も90年も走るって凄い、クラッシックなデザインがまた斬新なで一台一台紹介したいくらい。

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いろんな人が写真撮ってた 1957ベンツSLR190 は、2台しか生産されたおらず、もう一台はベンツの博物館にあるんだって、そんなん乗って本当にいいかい?と思ってしまうわ。

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ブレーキ、ランプ、クラクションが作動するかイベント主催者側のインスペクションに合格もらわないと公道は走れない。 エンジンルームを開けてきちんと検査を受けてるがパコッと完全に取り外し式、ボンネットは脇に置いてあったっ! 話によれば、戦前は車がひっくり返った際には人が外に放り出されてしまうがそれによって怪我を軽くしようというのでシートベルトは無い。 今とは真逆の考え方。 ただ横転した際はそのボンネットも外れちゃうのでそれで怪我をしてしまう。 そこでカーベルト(Car Belt)という細いベルトで押さえておく。 手前のグリーンのジャガー(Jaguer)のボンネットに革製のベルトが付いているのがお判りですか?  

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これはボンネットが横向きに開く、初めて見た。 そしてエンジンも汚れひとつ無く線がいっぱいあっていかにも"エンジン" 構造はシンプルでいじくりたくなるらしいですよ。 ただ、ここに参加している車はどれも博物館級な車なので専門のお抱えメカニックがいじくるそうです。そもそも車の発想は、馬車にエンジン付けたものなのだと昔聞いた事があったが、それがよく表されてるデザインの車もあってなかなか興味深い。 自動運転車のテスト走行しているサンフランシスコで馬車の進化形が優雅に走っているというのもまた面白い。 そんでついでに言うと参加している車にレース用の車もある。 レース用の車はコースを走るので走り始めたら止まらない、一般道を走る場合は信号などで止まらないといけないが、そう言う構造になっていないのでその辺がどの車でラリーをするか考えるところらしい(自宅には10台以上保有して方がほとんどなんだってマジっすか!!) 

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出発前に腹ごしらえ、フェリービルにある『デリカ(Delica)』の美しく美味しいお弁当はオーナー自らデリバリーだった。 珍しい車ばかりとすごく楽しそうに各車を覗き込んでいた。 

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一台ずつ車種とドライバーさんを紹介しながらレッドカーペットを通りラリースタート。 先ずはゴールデンゲートブリッジを往復だ。 出発前のブリーフィングで走行中の注意がいくつかあったが、車線が日本とは反対なので一般道は対向車があり判断しやすいけど郊外の方は対向車が少なく運転しやすいが、一瞬どっち走行してるか迷ってしまう事があるので気をつけてと言っていた。 そうなんです、アタシも経験あるんだけど、一時帰国中車を運転していて気がついたら真ん中走ってた経験がある。 参加されてる方は車の運転に慣れている方ばかりなだけに、ふとした事で錯覚してしまう事がある様だ。 また今回のコースはガソリンスタンドが少ないので早めに給油をする様にとあった。 クラッシックカーは燃費の問題(3〜7l/kらしい)がる、そしてひょっとしてアメリカで初給油体験の方もいるだろう。

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日本から32台、初参加3台、現地参加7台がサンフランシスコからモントレーの 『クエィルロッジ(Quail Lodge & Golf Club)』 まで自分(車)のペースでドライブ。 7月に天気を心配していたけどとりあえず大丈夫そうだ、日本から持ってきた車がオープンカーなのでそれが心配だった訳だ。

日本を元気にする応援プロジェクト

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人類の守るべき大切な文化遺産・世界遺産を人類が生み出した文明の最高傑作の作品のクラッシックカーで、人と地域と心をつないで日本の良さも再発見しようとユニークでマニアにはたまらない応援プロジェクトがラリーニッポン今年は10年目。 偶然の出会いから記念のイベントに立ち会えた。 日本からコンテナに一台ずつ収められ、船で揺られて1ヶ月弱太平洋を越えてやってきた超お宝レア車も見ちゃった。 仕事柄車の話になる事がよくあるのだけど良いものを拝見させてもらった。 走行距離約1000キロ(620マイル)このラリー11月2日にサンフランシスコに戻って来る。

お気をつけて行ってらっしゃい、またサンフランシスコで会いましょ!!

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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