ホエールウォッチング 大海原体験で分かった事

公開日 : 2019年11月28日
最終更新 :
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さて、予約していたホエールウォッチングツアーの話。

9:30から受付開始 ピア39のツアー申し込み窓口前に集合。

10時ピア39ゲートBから出航で、もし空き席があれば当日でも可能だけど、この日は満席だった。

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10:00ちょい過ぎ 乗船開始、水族館の裏手から細い桟橋を歩く。 

波も穏やかだし全員ワクワクしながら表情も明るい。

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デッキで自分の場所を確保し、湾内航行中は安全の為の諸注意やスタッフの紹介、ベイクルーズみたいに少し観光船...皆真剣に案内を聞きながら沖合17マイル(約27Km)まで出る。 

出航から40分、マリンヘッドランドも沖合からは見たこともなく遙か昔この海峡は咸臨丸も通ったのかと思うと感慨深い。

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この辺りまで来るとスマホのマップも"アメリカ合衆国 北太平洋" と表示された。 

確かサンフランシスコ出航すると早れば2時間くらいで携帯通じなくなると聞いた事があるが、太平洋を渡る人たちにしてみればここはまだまだ沖合いとは言えない距離だ。 

そんな近くまで鯨が来てるんだから本当に近くまできてる。 早く鯨の居場所を知らせる "潮を吹く様子(Whale Blowingとか言っていた)" を早く確認したいものだ。 船上で方向(角度)はアナログ時計の時間のように言う、12時が真っ正面、6時が真後ろ、3時の方向は右、9時は左となる。 

途中、船は2度ほどエンジンを弱めスタッフが大きな網を持って何かをすくった。 割れた風船とビニール袋。 鯨は海水ごと餌となるプランクトンを摂取するのでビニールも一緒に飲み込んでしまう、航行中見つけたら拾うのも我々の役目と案内人は言う。

「2時の方向(右斜め前)に黒いものが見えますが、サンフランシスコ湾に向かってる貨物船です」とか「5時の方向(右斜め後)にアザラシの群れがいます」とか言う。 その度全員ミーアキャットみたいにその方向に顔を向けるわけだ。

... 一人二人とトイレに向かい始める。

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ツアーの案内には、食べ物・飲み物・ジンジャーキャンディーなどを用意した方がいいとあった。 3時間ほどなのでお昼もかかるしスナックや水・ジュースを持ってきてる人がほとんどだった。 まさかビールを持ち込んでるとビックリ! 持ってきちゃいけない項目にアルコール類は記載がなかったのを思い出した。 

何箇所かで船上パーティが始まった、鯨はもういいらしい。

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"梅干し" 日本人の知恵、船酔いした友人を救う趙〜酸っぱい食べ物。 

梅干し文化のないお国ではその代わりに "ジンジャー(生姜)"

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ジャンジャーと言えばお寿司についてくる "ガリ" を持参した。

飲み物に "ジンジャーエール" を持ってきている人もいた。

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ツアー中いろんな人にあげた "トレジョのジンジャーキャンディ(ソフトタイプで99¢)" 

生姜の風味豊かで美味しからもう一つ頂戴って言ってきた子供もいた。

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キャビン内はぐったりした人達が増えてきた。

甚だ失礼かと思うけど、大事なおトイレ

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綺麗だ。いろんな人が使って割にはとっても綺麗だ。

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気がつけば、船首はサンフランシスコに向かっていた。

海鳥たちの休憩所、ちょっと不気味な謎の支柱が現れた。 説明を聞き逃してしまったけど湾の外に出て支柱の存在を知った。

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街一番の高級住宅地シークリフも見えてきた。 あの家のリビングからは太平洋と向こう岸マリンヘッドランド、角度によってはゴールデンゲートブリッジが見える絶景な場所。 故ロビン・ウィリアムスさんの家族内で最後まで相続争いになった家がここ。

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13:40下船 あっという間の3時間半だった。

今日船から確認できた鳥17種類、3種類のアシカ、クラゲ。 残念ながら鯨を見ることはできなかった。

毎年、二万頭の鯨がアラスカからメキシコ間を回遊し繁殖活動をしている。 表れずじまいでちょっと残念だったが、外海に出てみると、穏やかだったとは言え意外にうねりがあって正直かなり皆ビビってた、そこに鯨が現れたらひっくり返るんじゃないかとも思った。 二度三度の大きなうねりがカウンターパンチでおトイレに向かい始める人もいた、船酔いした人は3割弱、船のスタッフは親切に介護してくれていた。 そして海洋動物リサーチも兼ねていて観光目的だけではないのも分かった。 あまりお勧めできないが "船に酔う前にビールで酔っぱらう手段もあるのか?!"と驚きもあり,

本来の鯨を眺めるツアー以外ではなかな面白かった。 見れなかっただけに "是非" とは言いにくいけど大海原体験はいいものだった。 春からはもう少し時間の短いツアーもあるのでそれは気軽でいいかも。

当日席が空いていたら参加可能だけど、週末だけのツアーなのでできれば予約した方がいいよ。

【San Francisco Whale Tour】

住所:Pier 39 窓口10:00〜18:00

電話番号:415-706-7364

参加したツアー:Grey Whale Watching

ツアー日時:11月〜3月の金・土・日

費用:$59

URL:https://sanfranciscowhaletours.com

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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