ロックダウン開始から1ヵ月、再開に向けての知事の言葉に沸き返る

公開日 : 2020年04月19日
最終更新 :
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▲ロックダウン開始から4週目のフェリービルのマーケット

今週(4月17日)で、ロックダウン開始から1ヵ月が経ちます。以来スーパーには食料品や生活用品を買う長い行列ができています。金曜日からはサンフランシスコ(感染者数1058名、死者数20名)や、ソノマ(感染者数180名、死者数2名)、マリン(感染者数187名、死者数10名)、コントラ・コスタ(感染者数648名、死者数19名)、アラメダ(感染者数1006名、死者数140名)、サンマテオ(感染者数797名、死者数28名)などの各カウンティでは、公共の場ではマスク着用要請が出ました。なので外出するときのマスクはマストになりました。興味深いのはカリフォルニア州内でも3番目、ベイエリアで最も感染者数、亡くなった方が多いサンタクララカウンティー(感染者数1870名、死者数73名)では、マスクについては特に発令されていないことです。

再開に向けての最終的な判断は、各州知事に委ねられますが、14日間新規感染の確認が減少していること、医療従事者に対しての検査と安全が確保されていること、企業に対しては在宅勤務を推奨しつつ、レストランはテーブルの数を減らすなどの距離を保つ、スポーツジムの一部再開があげれています。次の段階では学校の再開、不要不急ではない旅行(移動)が可能になり、高齢者施設や病院の訪問規制が緩められるという流れ。しかし、これにはマスク、ソーシャル・ディスタンス、消毒、検温などがしっかりできていなければなりません。

ニューサムカリフォルニア知事もチラリと子供たちの学校のことも気にしてる様子(4人のお子さんのお父さんでもあるので、SF市長時代からイクメンパパで知られていました)。ただし、判断を誤るわけにはいかない「コンセントを早く抜き過ぎてもいけない」と例えをうまく使って州民の理解を求めてます。

それでも、トンネルの終わりが見えかけた週末のファーマーズマーケットは、ロックダウン以来の(おそらく)最高の人出でしたよ。

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▲で今週は、お巡りさんがたくさんいた

マスク着用につき、この日のお客さんの9割がマスク着用してましたが、それでも100%じゃない。そんな人たちの取り締まりなのか? お巡りさんがたくさんいました。

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▲花を買うお巡りさん

カリフォルニア州(ベイエリア)の再開の目処は、ともかくとして大統領の言葉はうれしかったんでしょうね。この日はお花屋さんが大にぎわいでした。ロックダウンの最初の週は、ほとんど誰もお花屋さんに立ち寄ることはなかったのです。本当に誰もブーケを持ってる人はいませんでした。買い物カゴには"食料"のみという状態だったのですが、今週は違っていました!

巡回中のお巡りさんもお花買ってるし曇り空とはいえ、知事の言葉で心は晴天になった週末でした。

やはり、出口のないトンネルはない!

もう少し我慢しましょう、頑張りましょう!

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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