サンフランシスコ夜間外出禁止令 ミネアポリスの事件

公開日 : 2020年06月01日
最終更新 :
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▲パウエル駅周辺

土曜日の午後、友人が「人が集まっているのはなぜ?」とコメント付きで送ってきてくれました。

そのときは、結びつきませんでしたし、上空にはヘリが飛んでいたのもなぜだろうと思いました。土曜日の夜は、就寝する10時頃もまだ、上空にヘリのホバリングの音が聞こえていました。ご存知の方も大勢いらっしゃると思いますが、木曜日ミネソタ州のミネアポリスで手錠をかけられた状態のジョージ・フロイドさんが、警察官に首を膝で押し付けられ息ができずに亡くなった事件。"肌の色による差別"とアメリカ中西部を中心にプロテストが起こっています。スマホからの生々しい撮影は、「息ができない(I can't breathe)」の声も合わせて一気に拡散しました。

日曜日、テレビで全米の各都市でプロテストや暴動・略奪のニュースが流れていて、オークランドやサンノゼの様子が生々しく報道されていました。ベイブリッジの対岸イーストベイのオークランド(Oakland)は、人口約44万人の港湾都市で1990年代から人口が急激に増え始め、そして人口の約3割がアフリカン・アメリカン。今回のような事件が起きると敏感に反応する地域です。

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▲ユニオンスクエアのカフェ

小さいカフェのフェンスも剥がされたようになっていて、昨夜の暴動のすさまじさを感じます。過去に見たことのないほど荒れ果てたユニオンスクエア界隈です。

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▲ブティック前

こちらは、大手アパレルメーカーのブティック。よく見てみるとガラスがありませんでした。店内には裸のマネキンが転がっていて、セキュリティの方がどこかに連絡しているようでした。

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▲ゴミ箱

歩いていて、化繊か石油製品のようなものが焦げてる臭いがしたと思ったら、ゴミ箱が焦げて何かが溶けていました。

サンフランシスコは、日曜日の夜から夜間外出禁止令が発令されましたので、

夜8:00〜朝5:00までは外に出ないでください!

もちろん事態が収束するまで続くとのこと。

今は、夜8時はまだ明るいのでうっかり散歩に行こうと考えてしまいそうですが、出ないでください。

取り急ぎですが、もし何かの用事でサンフランシスコにいらっしゃる方がいるかもしれないので、お知らせでした。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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