【パノラマ街道395号線】裏ヨセミテの町リーバイニングとモノ湖

公開日 : 2020年08月01日
最終更新 :
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▲ヨセミテ国立公園タイオガパス入口

ヨセミテ国立公園のタイオガロード(120号線)は確か全米1標高の高いところにある国道。ヨセミテ公園の『タイオガパス入口(Tioga Pass Entrance)』の標高は3031mの高山地帯(Alpine Zone)なのをうっかり忘れてしまうのは、それまでがなだらかな道路だからです。高山地帯は、天気も変わりやすく、高山病になる人もいるので注意してくださいね。

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▲下り坂

ここからシェラネバダ山脈を一気に、1000メートルを下るドライブは、公園内の優しい景色とは全く変り、削られ生々しくゴッツイ山肌。言っちゃ悪いけど、お化粧した顔と素顔のシェラネバダって感じです。

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▲荒々しい山肌

タイオガパス入口は、冬場の11月から5月まで閉鎖され、この山間の道(120号線)も冬場は閉鎖になるので、夏場だけの風景です。道路の反対側の野性的な山肌は、積もった雪が春の雪解けと共に沢から流れているのが容易に想像できます。傾斜もきついのでドライブは注意が必要です。

20分くらいで一気に降りてくるので耳もちょっと痛い><

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▲モノ湖

一本道なので迷う事なく、途中、ちょっと写真撮ったりして見えてきたのが、モノレイク(Mono Lake)と395号線。"パノラマ街道"と言われるんですが、サンフランシスコから見るとシェラネバダの反対側になるので"裏ヨセミテ"という人もいます。395号線は景色も綺麗だし、沿線は意外と見所があり、"B級観光街道"ですから、ドライブにはお勧めですよ

リーバイニング

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▲ランチタイム

お腹が空いたんで、麓の町人口200人ちょっとの『リーバイニング(Lee Vining)』でランチ休憩で、アメリカンダイニングの395号線に面した『ナイスリーズ(Nicely's)』に行きました。

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▲パネルメニュー

コロナ前の半分のテーブル数になってテーブルの間が広く、ソーシャルディタンシングはきちんと守られてました。お昼頃なので持ち帰りのお客さんやダイニングで食事の人もいました。

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▲ヨセミテのビール

『ヨセミテ・ペール・エール($4.75)』は、癖もなくて、まろやかなです。重いけど、車ならお土産にいいかもしれませんね。『マンモスブリュワリー(Mammoth Brewing Co/MBC )

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▲本日のランチ

『フィッシュパテバーガー&クラムチャウダー($8.50)』と『フィッシュ&チップス($10.50)』迷ったんですが、結局クラムチャウダーとサンドイッチになり、予想以上に美味しかったですよ。

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▲定番のバーガー

『ハンバーガー($10.95)』アメリカを代表する普通のバーガーです。やっぱり頼んでみたくなったのですが、ハンバーガー美味しいってアメリカ国内旅行には重要な事でこれ美味しくないともうがっかり、シンプルながらお店側も力が入るメニューです→ハンバーガーが美味しいところは地元民で賑わう。

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▲後ろにあったバー

町の人たちの憩いの場になっているであろうバーもありました。小さいけどギフトショップもあるし、お店の方も親切でした。

リーバイニングは、395号線で通過点になる町なので覚えておくといいです。

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▲モノマーケット

何でも揃う『モノ・マーケット(Mono Market)』も覚えておくといいですよ。

【Nicely's】

住所:21-61 4th ST Lee Vining, 93541

電話番号:760-647-6477

営業時間:毎日7:00〜21:00

コロナの影響で時間変更の可能性あり

URL:N/A

*訪問時は店内で飲食できましたが、状況が変わっている可能性があります*

モノレイク

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▲モノレイクトゥーファー州立自然保護区

サンフランシスコ・フィッシャーマンズワーフのカモメはサワードウを食べますが、モノ湖では、カモメはハエを食べてます。と聞きました。クジラが大きな口を開けプランクトンを食べるシーンを見たことある人は(私たちもそうです)口を開けて空飛んでいるのか想像しました。こりゃ見たことないから是非見てみようと、『モノレイクトゥーファー州立自然保護区(Mono Lake Tufa State Natinal reserve)』に寄りました。

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▲オールドマリーナ

あの湖こそ、塩という意味"モノ(mono)"→消しゴムみたい名前なので覚えやすい。カモメがいっぱい飛んでいるのかと思ったたんですが、見えません。

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▲ビジターセンター

コロナの影響でビジターセンター休館中でした。が、カモメがハエを食べる様子を見に早速湖岸へ向かいました。

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▲湖岸

表面は乾いていましたが、足を一歩踏み入れるとゆっくり沈んでいきます。沈む前に次の一歩を踏みます。これを繰り返して進むんですが、戻れなくなってしまったらどうしようと足がすくんでしまうので3歩くらいで止めました。大小いろんな大きさの足跡が周りにありました。体重軽かったらよかったんですけど...場所によってはかなりぬかるんでますよ。

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▲湖岸その2

近づきますとね、岸には黒いトリミングが見えますが、アレが"ハエ"です。鳥肌が立つくらい怖い数のハエです。カモメはそれをクチバシですくうように食べるんですけど、当然ハエは逃げます。カモメが近づくとその黒いトリミングは無くなります。虫が嫌いな人が見たら倒れちゃうじゃないかと心配になるくらいの光景なので、虫(ハエ)苦手な人は、気をつけてくださいね。飛びながら食べてるわけではありませんでした。

>>>今回はいかなかったけど、『トゥーファー・タワー(Tufa Tower)』

モノ湖の南側に何とも奇妙な岩があるそうなんです。湖水に含まれる石灰分が固まってできた塔のような岩だそうですが、1940年代にLAの水源として取水した影響で、水位が下がって現れた柱みたいな形した岩です。後で寄りましょうなんて言ってたんですが、結局行けず...面白そうな岩なので機会があったら見てみてくださいね。

*LAの取水に関しては、一般人が市を相手とって裁判になり勝訴したんですが、一年後その方は、何故か亡くなってしまいました*

まだまだ、先行き不透明な毎日ですが、安心して旅行ができる日が来たら、是非いらしてみてくださいね。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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