【ハッピーホリデー】クリスマスツリーとChanukah(ハヌカ)が並ぶ

公開日 : 2020年12月18日
最終更新 :
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▲ユニオンスクエア

日一日と、冬らしく寒くなってきたサンフランシスコです。気がつけば来週はクリスマスですよ。

ちょうど1週間前の夕方、ユニオンスクエアで「ハッピー・ハヌカー!」ってキャンドルの点灯式をしていたんですが、昨年までこんな立派なセレモニーやってたっけ?って思いました。ところで、"ハヌカ(Hanukkah/Chanukah)"って聞いたことありますか? ハニカとも言うんですが、12月のカレンダーのだいたいクリスマスの近くに記されています。

本によればユダヤ教の年中行事のひとつで、紀元前にマカバイ戦争という戦いがあって、そのときエルサレム神殿を奪回した戦勝記念だそうでです。遡ればクリスマスより歴史は長いわけです。ユダヤ教の人たちはクリスマスツリーを飾りません。イルミネーションでクリスマスツリーのない家は、ユダヤ教の人かもしれないと教わったことがあります。8日間続くハヌカですが、なんと子供たちは毎日プレゼントがもらえるらしいですよ。なぜ8日間かといえば、戦のときロウソクのオイルが1日ぶんしかなかったのですが、なんと8日間燃え続けたという奇跡が起きたことから、ハヌカ・キャンドルは、8本灯すんだそうです。細かくいえば種火をつけるキャンドルがあるので合計9本です。また、その期間は毎日オイルを使った料理が出ます。"揚げポテトパンケーキ"が伝統的な食べ物のようです。1日1回フレンチフライ? いけるかも私

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▲ウォルグリーン

近所のウォルグリーン(Walgreensのウェブサイト)でも、ハヌカコーナーを設けてました。棚の一番下の棚に"ハヌカ・キャンドル"がありますね。また、"ドレイドル(Dradle)"という日本のコマみたいなおもちゃで遊んだりするんだそうですが、勝った子は"金貨の形のチョコレート"がもらえるんだそうです。商売のセンス抜群のユダヤの人たち、チョコとはいえ勝ったら金貨ってさすが^ ^

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2020年のハヌカは、12月10日〜12月18日。

ユダヤ教は、月の満ち欠けに基づくカレンダー"ルナ・カレンダー"を使うので、毎年日にちが違いますが、おおむねクリスマス頃になるんです。月齢表を見ると、12月14日が新月でその前後5日間ってことになるんでしょうかね(勝手に憶測)昔の日本の暦も月だったから親近感わくし、イスラム教のラマダンなんかも月の満ち欠けなので、ルナ・カレンダーって興味深いですね。

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▲ジェリー・ベリー

ジェリー・ベリーも"Happy Chanukah"

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▲中身

ブルー&ホワイトで、おしゃれなジェリー・ベリーです。クリスマスはレッド&グリーンにゴールドが定番ですが、ハヌカはシルバーをあしらいます。とっても対照的です。

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▲今年の風刺カード

ホリデーシーズンの一大行事は"カード書き"。いまはメールやSNSで済ませちゃう人もいっぱいいるけど、日本の年賀状と同じで年に1回の手書きもまた楽しいもの、枚数が多いとたいへんな作業ですけどね。アメリカはいろんな宗教の人がいるので、あまりクリスマス・カードとは言わず、"グリーティング・カード(Greeting Card)"と言っています。個人的なお付き合いなら多めにみてもらえますが、オフィシャルな場合は、注意が必要ですね。カードに書いてある言葉がく"Happy Holiday's"" Season's Greetings"と書いてあれば、オールマイティどの宗教でもOK。

挨拶の定形文「来年もいい年になりますように......」がズシっっっときます。私は謙虚に「来年は普通の年にもどりますように......」と書いてしまいました。

USPS(US Postal Service/合衆国郵便公社)の郵便配達スケジュールは、48州内の配達、クリスマスまでに届かせたいという方は明日(19日)まで投函してくださいね(アラスカ・ハワイはエクスプレス21日まで)

USPS Shipping Deadline(こちら

つまり明日は郵便局が1年で最も忙しい日になります。

局員の皆さん頑張ってください!

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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