【保存版トレジョワイン】お家でワインの1000円前後の極みの3本

公開日 : 2021年02月20日
最終更新 :
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▲御用達トレジョ

何だかんんだでコロナ生活が一年続いてますよね。ワクチンの接種が各地で始まっていますが、マスク着用(連邦の法律)に、ソーシャルディスタンス、"密"にならないように引き続き気をつけています。

さて今回は、トレーダージョーズで買える"お家でワイン"の紹介です。

値段はB級でも中身は一押し3本

元々は、LAのコンビニだったトレーダージョーズ(通称:トレジョ)は、手頃な値段でクオリティの高いしかも楽しいものがいっぱいのグロサリーストア。その一つが、2002年発売以来人気となっているワイン"Two Buck Chuck($1.99ワイン)"発売当初はあまりの人気で、ナパのワイナリーが文句を言ったという逸話まである、それくらい安くて美味しいワインなんです。一瞬$2.49と値上がりし、姿を消したのですが、再び登場赤・白・ロゼ合計5種類、最も手に取りやすい場所に並んでいます。

それ以外にも、カリフォルニアのトレジョはお手頃ワインが多いんですよ。

ベイエリア在住者と日本にお住まいのワイン通の方達(ワインの師匠)が、10ドル前後のコスパに優れたおすすめワインを教えてくれて、その中の特にお勧めの3本

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▲Josh&Spiral

ワインコーナー棚は、お値段にあわせお高いワインはお高い位置に置いています。10ドル前後だと、ワインコーナーのちょうど真ん中くらいお客さんの目の高さくらいにありますね。

『ジョシュ・カベルネソーベニオン(Josh Cab)(サイト)』$12.99と、『スパイラル・カベルネソーベニオン(Spiral Cab)』$11.99は、ちょうど目の高さ。

*実は、買いに行った日はスパイラルが売り切れ、入荷日に行ったら今度はジョシュが売り切れてました。お揃いの写真撮るのに三回行った。

スパイラル・カベルネ(日本での参考価格マイワインサイトこちら)ワインの一大産地ナパ(Napa,CA)のワインです。

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▲本家Joseph Carr

ジョシュ(Josh Cellars)は、サンフランシスコから車で北に2時間弱、メンドシーノカウンティー(Mendocino Co)の入り口、ホップランド(Hopland, CA)にあります。小さながら優秀なワイナリーがありるエリアです。ジョシュのロゼも日本食にぴったりでこちらもお勧め。(ホップランドワイントレイルこちら

同じ作り手(同じワイナリー)『ジョセフ・カー・カベルネソーベニオン(Joseph Carr Cab)』$21.99で、本家は倍の価格です。

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▲一押し

サンフランシスコとLAの間、気候の温暖さがしっかり現れいるのが、パソ・ロブレス(Paso Robles)

『コーベリア・カベルネソーベニオン(Corvelia Cab)』$9.99は、ボトルを持って先ず驚くのがその重さ!ひょっとしたらボトル代だけで10ドルするんじゃないかと思うほどです、そして瓶底のくぼみの深い事!長期熟成できるワイン並み(100ドル以上)です。「あなたならこのワインに幾ら払いますか?」の質問に60ドルと答えた専門家もいた。関係者一同これが10ドルはワインメーカーに申し訳ないと結論。アルコール%も14.1%、ジャムのような濃厚な堂々とした一本。☆一押し☆

パソ・ロブレスはお手頃で美味しいワインが目白押しですが、最近は人気が出てきたおかげで値段も上昇中、美味くて安いうちに堪能しましょう。

パソ・ロブレスのワイナリーアライアンスで検索(こちら

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▲極みの3本

お篭り生活での、ささやかな楽しみ、"お家 de ワイン"

さて、今度は本当は3桁するワインが驚きの値段そんなワインの探し方、誰でも分かる方法は...

広さと値段は反比例

好きなぶどう品種はともかく、州より、かウンティー(地域)より、産地。極め付けはは"畑"これを覚えておくだけかなり違いますよ。つまりどれだけ狭い地域で作れているか?狭くなればなるほど値段は上がります⤴︎

"ワインは広さと値段が反比例"

カリフォルニア州の場合、ラベルに"カリフォルニア"と書いていたら100%カリフォルニア州内のブドウです。が、カリフォルニア州自体日本の国土より一回り大きいわけですから、例えば青森のお米と鹿児島のお米が一緒になっているとイメージしやすいかも(お米屋さんの受け売り)。次に、ラベルに"◯△□カウンティー"と書いてある場合は、75%がそのかウンティー内で収穫されたブドウ。そして生産地"ブドウ栽培地域(American Viticultural Areas)通称AVA"となると85%がその地域内で収穫されたブドウ。さしずめ魚沼産コシヒカリみたいな感じですね。

ナパバレーには、Los Carneros AVA、Coombsville AVA、Wild Horse Valley AVA、Mount Veeder AVA、Oak Knoll District of Napa Valley AVA、Yountville、Stags Leap District AVA、Atlas Peak AVA、Oakville AVA、Rutherford AVA、St. Helena AVA、Spring Mountain District AVA、Chiles Valley District AVA、Diamond Mountain District AVA、Howell Mountain AVA、Calistoga AVA...16のブドウ栽培地域(AVA)がありますので、覚えておくとワイン探しの際、役に立つことがあります。          

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▲"オークビル"で20ドル以下!

ラベルには、オークビルと明記されてる。『オークビルベンチ・カベルネソーベニオン(Oakville Bench Cab)』、ユニークなワインを紹介してるワインブログ"ワインは高いのがいい事じゃない"には、ブレンドワイン(Mertage)の事が紹介されていました。こちら)ワインの輸出の仕事をしてる方もまさかトレジョに売ってるとは驚きだったようでした。Oakville AVA

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▲ラザフォードで$19.90

平均価格が100ドルと言う高級ワインの地域ラザフォード『ラザフォード・レーン・カベルネソーベニオン(Rutherford Lane Cab)』こちらもぶどう栽培地域が記載されて驚きの20ドル以下(参考"ワインは高いのがいい事じゃない"より:こちら)Rutherford AVA

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▲ナパのワイン一本の値段で2回楽しめる

Rutherford AVA・Oakville AVA、共に優れたワインを産出してる地域です。AVAだと正直100ドルを超えるが当たり前。値段的にはB級ですが、お値段以上のワインです。商品の入れ替わりが激しいトレジョ、新たなワインの掘り出し物(ワイン)あるかもしれませんね!

日米ワインのお師匠さん達、ご教授ありがとうございました。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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