【リトルサイゴン地区】コロナ禍で変わった現金商売からクレジットカード利用可能へ

公開日 : 2021年04月26日
最終更新 :
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▲リトルサイゴン地区

ユニオンスクエアとシビックセンターの中間に位置する"リトルサイゴン地区"は、ラーキン通りを中心にアジア系レストランが並ぶB級グルメ街です。ハイエンドなレストランとは縁遠いかもしれませんが、ダウンタウンエリアにありながら家賃が比較的安い場所なので、近年レストランの進出が著しいエリアです。

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▲Openしていた行きつけのベトナム麺屋さん

シビックセンターのファーマーズマーケットの帰り、ようやく店内飲食(Dine-in)が復活したベトナム料理(ベトナム麺屋さん)店の「HO2000」に行こうと思い、ラーキン通りを歩いていたら目の前に、3人のサンダルばきでくわえタバコのお兄ちゃんたちが、何やらしゃべりながら「Hai Ky Mi Gia/Chinese Cuisine麺家・海記」に入っていきました。この店、食べに来るお客の7割が男性でPHO2000のような女子ウケはしないよう。店の入口には、"OPEN FOR TAKE-OUT"と書いてありますが、お兄ちゃんたちは入っていきました。後にくっついていったら、店内で飲食可能だったんです。端っこのテーブルを案内され、コロナ前と変わらずメニューをポッと置いていき、少し薄い烏龍茶が出てきました。

ググってみても、インドアダイニング(店内飲食)については、アップデートされていませんでした。ワクチン接種が進むにつれてレストランを含め経済活動はどんどんポストコロナに向かってシフトしています。実際行ってみたら開いていた! なんてことが最近多いです。アップデートが間に合っていないのですが、お店としては、人数制限がまだあること、やはりお客さんへの対応がきちんとできないかもしれないこと、また、小規模の飲食店は、コロナ禍でも支えてなじみのお客さんに還元的な対応をしたいなど......実際こういった地元重視のビジネスを続けているお店はなんとか凌いでいて、最後はいかに地域に密着した商売が大切であるかがわかります。

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▲きれいになっていた店内^ ^

とにかくコロナでずっとフォーを諦めていたので、1年以上ぶりにベトナム麺にありつけて、なんか感動。パンデミック中でもスープ系ヌードルはデリバリー可能ですが、のびちゃうんじゃないかとオーダーしたことがありませんでした。しかし、スープと麺と具を分けてくれたり、デリバリーをふまえて麺の固さを工夫していたり、おいしく食べたという声はよく聞き、本当にレストランやシェフの努力に頭が下がります。

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▲シーフードフォー

シーフードの幅広ライスヌードル($12)

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▲ビーフ($12)幅広ライスヌードル

あまり、頼んだことはないですが、フォーといえばビーフ。意外とさっぱりしているので、食べやすいです。

官庁街に近いのでコロナ前は、公務員の方(おもにアジア系)や、近くの商店の人、作業員風の人が、昼時には渾然一体となって、どこの国の言葉かしらというほどいろんな国の言葉が聞こえてくるほど、アジアのパワー炸裂のベトナム麺屋さんでしたが、テーブルも半分以下くらい。お店の方にはすみませんが、空間が広がりゆっくり落ち着いた雰囲気で食事ができました。

さて、このお店はかつて現金商売"Cash ONLY"とでかでかと書かれていたのが、デリバリービジネスをするにあたり、クレジットカードを受け付けるようになりました。これもポストコロナへ向けて、かつてのやり方とこれからの方法が変わってきているひとつの事例ですね。小さいお店はクレジットカードの手数料の関係などで現金のみがあったりしましたが、いまや主流になったアプリでオーダー、ピックアップ、デリバリーではクレジットカードじゃないと現実無理なので致し方ないかとも思います。

ファーマーズマーケットでもそうですが、かつて現金のみの店舗でも。アップルペイ(Apple Pay)、スクエア(square)、ベンモ(Venmo)などキャッシュレスシステムを導入しないとお客さんをどんどん逃してしまうことになってしまいますね。

財布を忘れてもスマホがあれば大丈夫?

日本は、これからワクチン接種が本格的に開始されるようですね。

1日も早く皆さんが安心して旅行ができる日が、早くきますように......

【Hai Ky Mi Gia】

・住所: 707 Ellis ST San Francisco, CA

・営業日: 木~月 9:00~18:30

・定休日: 火・水

※営業時間は、変更する可能性があります

【PHO 2000】

・住所: 637 Larkin ST San Francisco,CA 94109

・営業日: 水~月 8:30~20:30

・定休日: 火

・URL: https://pho2000.net

※営業時間は、変更する可能性があります

リトルサイゴン地区は、テンダーロイン地区と隣接していますので、一部治安が心配されますので、特に暗くなってからは、十分に注意してください。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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