検査証明書について体験談(サンフランシスコ空港)

公開日 : 2021年05月16日
最終更新 :
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▲エアトレインより

皆さんに今回ご紹介できること、こんなに嬉しいことはありません。

聞きしに勝る日本政府の水際対策厳格化で、綱渡りのような体験をした出発前から72時間。

あくまでも私個人の体験ですが、

夏休みを控え、日本に行く方、日本へ帰られる方の参考になれば幸いです。

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▲クリニックには移動の案内板

空港で検査するまでの経緯。

私は、ベイエリアにいたる所ある無料の検査サイトで、口の中を拭う方法(Oral Swab)で検査、24時間後に結果が出るのでそれを基に、医療機関で検査証明書を記入してもらう事になっていました。出発当日の朝8時、医療機関から電話があり、検査方法が"Oral Swab"と記載されており、お医者さんから「(オーラルでは)拒否される可能性が高い」と言われました。リスクのある書類にサインしていいのだろうか?という事です。中には自己責任で入国チャレンジする人もいるそうで、判断を迫られました。頭が真っ白になりました。

ただ万が一に備え、サンフランシスコ空港内の検査サイトにも予約をしていました。緊急用に飛び込み(Walk-in)の検査もあり、その日中に証明書を出してくれます。予約といっても枠をとっておく程度でしたが、出発当日の段階で証明書はもらえてなかったのでお昼に予約(予約枠)をしていました。

 リスクは追いたくないので、空港内クリニックで検査して証明書出してもらった方がいいと判断しました。*クリニックと思っていったら検査サイトは別の場所*

空港検査サイトでは

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▲アイル6

検査サイトは、国際線出発ターミナル3階、アイル6チケットカウンター(International Terminal3F, Aisle 6 ticket counter in the Edwin M. Lee International Departures Hall)で、ちょうどロビー真ん中になります(ANAチェックインカウンターの隣)

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▲受付

検査証明書には、パスポートの情報が必要なので持参してください。念の為に飛行機の便名、チケット予約番号も用意しておいてください。その日の出国なら忘れることはないと思います。

流れとしては、飛行機のチェックインと同じ。カウンターで予約の確認番号か、名前を言います。私は事前予約をしていたので、カウンターで個人情報の入力時間は省けました。

鼻咽頭ぬぐい液の検体で、核酸増幅検査(LAMP法・NEAR法)二つの検査法で、陰性と診断され、検査サイトの日本政府指定のフォームで作成。受付から書類作成まで40分ほどでした。このサイトは日本はじめ各国の指定フォームを持っています。空港に行く前に先生が証明書記入の際のチェックポイントを教えてくれたので参考にしてください(記入漏れははじかれます)

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①受付年月日

②パスポート番号とパスポートどおりの名前生年月日国籍

③採取検体

④検査方法

⑤結果:陰性であること

⑥結果が判明した日・検体採取日時"何時何分までを必ず記入"

⑦クリニックの"スタンプ"

⑧お医者さんのサイン

空港の検査サイトのスタッフも、4月19日以降水際対策が厳格化されたことは、きちんと把握していました。記入例は、勤務している日本人スタッフと再確認していくので、念の為共有させて欲しいと言われ喜んで共有させていただきました。

さて、気になるお値段ですが、Dignity-GoHealth Urgent Care(サイト)検査料は261ドルです。保険でカバーできる部分あるかもしれないので後日申請してみたらと言われました。アメリカは健康保険は個人で違いますので、必ずしも戻ってくるとは限りませんが、後日申請してみようと思います。

【Dignity-GoHealth SFO】

URL:https://www.gohealthuc.com/bayarea/san-francisco-international-airport-covid-19-testing

場所:国際線ターミナル3階、アイル6チケットカウンター

オープン時間:月〜金8:45〜16:45 土・日8:15〜15:45

*予約なしの場合は先着順なので、予約はあった方がいいです。

*支払い方法はメジャーなクレジットカード。

*ラボのライセンスのコピーもついてます。

検査を終えて、いろんな噂とかを考えてみた

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▲NH107

出発当日に起こったこのとんでもない出来事でしたが、乗り切れました。NH107羽田行きのドリームライナーを眺めながら、何が良くてどこが悪かったか考えてみました。

 3月頃に日本に行ったケースで検査・証明書の話を聞くと、本来の検査とは違っていたけど、ラッキーにも入国できたと言う噂がありました。

 無料の検査サイトでもきちんと検査する場所とそうじゃないサイトも存在し、医療機関にはある程度情報共有されているようです。厳格化されてからは、どこの検査サイトなのか確認する医療機関もあります。 また"唾液"じゃなければダメと言う謳っている検査機関もあるようですが、きちんと採取できていればどちらでも大丈夫との事。日本の事情を把握している医療機関で検査すれば安心です。

有料だと300〜400ドルが相場と噂されていますが、同じフライトだった方の話では、サンノゼ空港では200ドル以下(証明書別)。サンフランシスコ空港は証明書付きで261ドル。

 少しでも安くと無料の検査サイトで検査すると思わぬ落とし穴があるかもしれませんね。では有料なら大丈夫かと言えば、日本の検査がどれだけ厳格なのか把握しているかどうかは重要です。空港の検査場では、"strict(厳格な)"と言う言葉を使っていましたので、日本の今の状況が分かっているんだと安心しました。チェックインの時、サラリとどこで検査したか聞かれました。

チェックインの際、ある方の書類に記入漏れがあるとの事で係員がどこかに電話をしていました。この日の搭乗者20人くらいでしたが、ゲートにその方がいたかは見つけられませんでした(いたのかもしれませんが...)

という事で、今は14日間の隔離期間中です。今年は梅雨入りがすごく早いと言っていましたが、湿度のある空気の匂いは日本に帰ってきたと実感。

この体験談はあくまでも私の体験に基づき、また行った方(中にはダメだったと言う人もいたんですが)の話も交えて紹介しました。隔離期間中に羽田空港での検査の様子などまとめてみたいです。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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