【SF MOMA】ディエゴ・リベラの壁画修復作業が圧巻すぎる〜2023年

公開日 : 2021年07月02日
最終更新 :
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▲サンフランシスコ近代美術館

コロナ禍には閉館していたサンフランシスコ近代美術館(SF MOMA)が、ベイエリア在住者向けに無料の日があったので、予約をとって行ってみました(8月5日・9月2日午後4時から無料サイト

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▲エントランス

1995年オープンのMOMAは、ベイエリア住民には大変人気のミュージアムです。学校の校外学習の場によく行くところで、建築関係者の視察場所にもなっています。「MOMAといえばN.Yでしょ!」ってNYから来た人に揶揄されてもサンフランシスコにとってMOMAはここなんです。そして2013年6月から、マリオ・ボッタ(Mario Botta)氏のデザインを生かし3年の歳月をかけて拡張工事をして2016年5月14日に再開。コロナ禍で閉鎖に追い込まれたものの今年3月21日にリオープンしました。

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▲人気のフロア5階

展示物も興味深いのですが、ミュージアムの5階はドーム中央にある天窓にあるフェンス状の橋(Oculus Bridge)を渡るための待ち時間が45分。この橋は一階までの吹き抜けになっているので、高所恐怖症の方は根性試し的な場所です。

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▲アウトドア

カフェがオープンしてる時は、ここで気持ちよくお茶してたのですが、残念ながらまだオープンしていませんでしたカフェ5(Cafe5/混んでなくて穴場サイト

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▲常設展示室

何を見たらいいか?迷ったら、先ずは、チケットカウンターのある2階正面の常設展示(Walter & Elise Haas Gallery)来てみよう。比較的お馴染みのある人気アーティストの作品が展示してあるのでエントリーにもいいかもしれません。

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▲ブリッジ渡る人たち

今回は待ち時間が長く断念しましたが、次回必ずリベンジしたいです。

天窓からの採光の取り入れ方や柱の影やライティングの陰影のとり方も本当に素敵で、ここで写真を撮ると自分がフォトグラファーになった気にさせるミュージアムです。

べイエリアに住んでいる方達のフリーディー。タイミングが合えば寄ってみてください。木曜日は、夕方から入場料半額になったり、ミュージアムのイベントがある曜日なので木曜日はミュージアム要チェックですよ。

【SF Museum of Modern Art】

住所:151 3rd ST San Francisco,CA 94103

オープン時間と休館日(ミュージアムストア)

金〜月:10:00〜17:00(11:00〜17:00)

火・水:休館日

木:13:00〜20:00(11:00〜20:00)

カフェは休業中

*時間等は変更の可能性あります

重さ30トン・圧巻の公開修復作業中

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▲作業中

メキシコが誇る偉大なアーティストのディエゴ・リベラ(Diego Rivera)の代表作の一つで、今までサンフランシスコシティーカレッジ(SFCC)内にあったアメリカの団結を現した『Pan American Unity(1940)』が、6月28日から、MOMAのパブリックスペース1階(Robert Family Gallery)で公開修復工事をしています(完成予定2023年夏)

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▲室内プール級の作品

幅約7mx高さ約23m、学校にある25mを想像してくださいね。とにかく、大きいのに驚きます。10枚のパネルからできている奥さんで同じく超有名アーティストのフリーダ・カーロ(Frida Kahlo)も描かれています。非常に特徴のある顔立ちなのでどんな顔してるかご存知の方もいると思いますが、リベラとフリーダが並んで描かれているフリーダの作品が2階にありますので、観てみてください。

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▲外からもみえます

作業も終わり、後から付けを始めます。

サンフランシスコに縁の深いディエゴリベラ、修復作業はしばらく続きます。実際に作業をしている所を見るのもとても珍しいので、近くを通ったら、覗いてみようと思います。(市内に主要な壁画が、SFアートインスティテュート、シティークラブ、コイトタワーにあり、この作品だけは見る機会がなかったので近くに来てくれてちょっと嬉し)

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ハワード通りからは作業しているのが覗けます。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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