【クラフトビール】ビアカップ金銀銅受賞"モーガンテリトリーブルーイング"に行ってきました

公開日 : 2022年08月03日
最終更新 :
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ビールのシーズン真っ盛りですね。サンフランシスコは、気候が温暖で年中ビールのシーズン、じっくり味わうエール(ALE)系が、そして郊外では、気温がもっと高いので、キリッと冷えたラガー(LAGER)系が美味しく感じます。

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5月に行われた全米一のビールイベント『ワールドビアカップ(World Beer Cup)』世界中からブルワリーが集まり、100を超えるビールのカテゴリーからそれぞれ審査し、金・銀・銅と表彰します。今年は、日本のクラフトビールも大健闘していました。そして先日ベイエリアで受賞したブルワリーを紹介しましたが、そこで金銀銅と受賞していたブルワリーがありました。まだ未体験のブルワリーがだったので、サンフランシスコから車で1時間ちょっと、ヨセミテ国立公園に行く途中にあるトレーシー(Tracy)という町にある『モーガンテリトリーブルーイング(Morgen Territory Brewing)』に行ってきました。

過去記事5月10日

【保存版・ワールドビアカップ2022】

https://tokuhain.arukikata.co.jp/san_francisco/2022/05/2022_1.html

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みんなが友達になれるタップルーム

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訪れた日が平日だったので、タップルームには2組ほど、あとはスタッフが何やらデータを打ち込み作業中でした。カウンターに案内してもいビアカップの話をして、早速テイスティング開始。

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今回インディアンペールエール(IPA)から6種類(4oz≒120ml)チョイスしてもらったフライト(11ドル)

① Mortorboat In(West Coast IPA)

② Dad Jokes(IPA)

③ Moon Time(Hazy IPA)

④ Fresh Fruit(Hazy IPA)

⑤ Hop Tomic(Double IPA)

⑥ 6th Anniversary(IPA/imperial Double)6周年記念の限定醸造

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①〜⑥まで、軽やかなウエストコーストIPAから始まり、スタンダードなIPA,途中フルーティーなヘイジーIPAでブレイク。そしてパワフルなホップたっぷりのダブルIPA。最後は限定醸造で締める...王道的なテイスティングの順番です。ビールのティスティングも軽いものから始めるといいですよ。

ちなみにグラス(473ml/USパイント)だと1杯6ドルになります。

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壁には今年受賞した金銀銅のパネルが飾ってあり、なんだか感動しました。ヨセミテに行く時、通り過ぎている町にこんな素晴らしいビールを作っていたなんて、まだまだ探検不足です。テイスティングしている途中、周囲がとても賑やかなっていたのに気がつきました。カウンターは満席、小さいテーブルもいっぱい、立って飲んでる人もいて世間話をしていました。そして明らかに何処かから来た私たちに声かけてくれ、ブルワリーのオープン記念で毎年5月13日、ここでパーティーやるから来年は来るといいよ、美味いビールたっぷり飲めるよ!って教えてくれました。(来年7th Anniversary)ビアラバー同士意気投合、楽しいテイスティングでした。

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タップルームのカウンター以外に、テーブルもありグループで楽しむ時はここがいいと思います。棚には、麦芽のロースト具合のサンプルが置いてあります。この麦芽でこんな色のビールができるよぉ〜なんてビール談義してたりするかもしれません。現在ビールの種類(スタイルと言います)は、150以上あり、乾燥温度からローストの時間、ホップ種類や割合など作り手のこだわりを聞いているとオタクの世界です(苦笑)まぁそんな事よりいかに"美味い"ビールを作って、飲んでと、ビールは料理の世界ととても似ています。

さて、メニューボードにもありましたが、"セルツアー(Seltzer)"2019年頃から人気急上昇のアルコールが入った炭酸水(厳密にはハードセルツアー)ですが、やはりここにもありました。この人気もはや大手企業でさえ作り始めて、1970年代のライトビールブーム以来のカテゴリー誕生とまで言われています。コロナ禍で家飲みの機会が増え、低カロリーでフレーバーが楽しめるし、アルーコールもビールくらいと一気にファンが増えています。徐々に日本でも浸透しているので、機会があったらお試しください♡

【Morgan Territory Brewing】

住所:1885 N MacArthur Dr, Tracy, CA 95376

Tel:209-834-8664

オープン:月〜木14:00〜21:00 金〜日12:00〜21:00

休み:感謝祭・クリスマス

URL:https://morganterritorybrewing.com

ブルワリー周辺は倉庫街

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余談ですが、ここに辿りつくにはちょっと不安になっちゃいますよ。トレーシーという場所は、大陸縦断道路

国道5号線(I-5)と、一大消費地のベイリアを結ぶ580号線が交差する場所で、西海岸屈指の物流拠点です。トレーシー=物流倉庫というイメージ。大手スーパー、アマゾン、巨大飲料メーカーの倉庫が点在。モーガンテリトリーブルーイングもそんな倉庫街の一角にあります。本当にここにタップルームがあるのかしらんと思わず電話してしまったほどでした。倉庫の番号がそのまま番地と言う倉庫街ならではの住所でした。

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Cheers!

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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